「笠懸まつり」「草木湖まつり」は今年も中止に 2021.6.15

来年は開催できるだろうか(写真は2019年の笠懸まつり)。

 みどり市は6月8日、8月21日(土)に予定されていた「笠懸まつり」(主催=笠懸まつり実行委員会)と、8月15日(日)に予定されたいた「草木湖まつり」(主催=草木湖まつり実行委員会)の中止を発表しました。中止は2年連続です。

 中止の理由は、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、ご来場になるお客様、各行事参加者並びに関係者の皆様の安全面を最優先に考慮」としていて、各実行委員会で開催中止を決定したということです。新型コロナウイルスの影響で祭りが中止になるのは2年連続です。

 みどり市の3大祭りのうち2つが中止となり、残る大間々祇園祭は神輿渡御と当番町(大間々7区)の山車の巡行のみを実施し、パレードや花火等のイベント、露店の出店はなしとするなど、規模を縮小して行われることになっています。

運営に不安を抱く行政区役員

 みどり市笠懸町のほとんどの行政区では区長の任期は1年、副区長を含めて3人で任に当たる区も少なくありません。新型コロナの影響で昨年度・今年度の区の行事も多くが中止になり、その場合、来年度の区長は、笠懸まつりを初め区の行事に関してほとんど経験がないまま区の運営にあたることなります。そのため、「区長になっても何をしたらいいのかわからない」と、来年度の不安を口にする役員の声も聞こえてきます。