再び!!警戒度「4」 またもや市有施設が休館・貸館休止に 2021.5.11

“貸館の休止”を掲示(笠懸公民館)。

 新型コロナウイスル新規感染者の拡大傾向が現れたことなどから、群馬県は5月4日(火)から全県で警戒度を「4」に引き上げました。これに伴いみどり市でも多くの社会教育施設や体育施設を5月7日(金)から休館にすることを決めました。3月9日にそれまで休館していたのを再開してわずか2か月で再び休館という事態になりました。

 群馬県は、5月1日から新型コロナウイルスに関する警戒度を「2」から「3」に引き上げたばかりですが、連休前の4月28日から新規感染者数が50人を超え、80人を超える日が続くなどしたことなどから警戒度を5月4日から全県で「4」に引き上げました。これに伴ってみどり市も市の施設の対応状況を改め、公民館や博物館などの社会教育施設、温泉施設や老人憩いの家などの福祉施設、体育館などのスポーツ施設などを5月7日(金)から休館や貸館の利用休止にすることを決めたものです。警戒度「4」は5月21日(金)までとされています。

 →みどり市の主な施設の警戒度別対応状況一覧(警戒度4)

 笠懸公民館は、5月7日(金)から貸館の利用休止になり、職員は5月6日から利用の予約をしていた団体に連絡を行うなどの対応を行い、5月7日には知らずに来た人はなかったということです。しかし、警戒度「4」の期限とされている5月21日以後には、5月25日に公民館大会実行委員会が、5月27日には利用者の会総会などが予定されていて、中山館長は「やっと今年度の活動が動き始めてきたので、(警戒度「4」が)延長にならなければいいのですが」と心配そうでした。予約の変更などの窓口業務は行っていて、印刷機の利用はできるということです。

 笠懸図書館は引き続き開館はするものの、警戒度が引き上げられた5月4日(火)から開館時間短縮(午前10時〜午後5時)、貸出返却のみ、滞在時間30分まで、新聞雑誌閲覧コーナーと学習室は使用不可、という対応をとっています。森館長は「利用制限があるとやはり利用する人が減ってしまいます。この機会に電子図書館(2月16日開館)をぜひ使ってみてほしい」と話していました。

 全国で感染拡大に歯止めがかからない新型コロナウイルス。人のちょっとした気のゆるみにつけ込むのか、なかなか一筋縄ではいかない相手のようです。