“3年越しの願い”公民館大会開催に向けて協議始まる 2021.5.11
「今度こそは!」の願いを込めて令和3年度第1回公民館大会実行委員会が4月28日(水)、大間々公民館(多世代交流館)で開かれて、今年度の開催に向けた取り組みが始まりました。みどり市公民館大会は、一昨年度、昨年度と2年続けて新型コロナウィルスの影響で中止となり、準備を進めて来た委員はもどかしさを募らせていて、「今度こそ何とか開きたい」との思いを強くしていました。
新型コロナウィルスの脅威は依然衰えていないどころか、変異ウイルスの影響もあって昨今では再び感染が拡大の傾向を見せていますが、令和3年度の公民館大会は、後回しにするとまた開けなくなる、どうすべきかは早々に話し合う必要がるとの考えから実行委員会が開かれたものです。
委員間の意見では、「この状況下では、今年度も開かない方がよい。焦る必要はなく、ワクチン接種が終わってからの検討で十分だ」「無理してリモートで開催しても、慣れない手法ではうまくいかないだろう」と開催に慎重な意見と、「公民館が閉館になっていなければ開くべきだ。オンラインによるリモートを活用するなど、やり方を工夫すれば開催は可能なのでは」「公民館に行くことが減る中で、やること自体は無駄でない。機会の消失こそが残念だ」など開催に積極的な意見、「開催するかしないかをまず決めるのではなく、この状況下で公民館では何が課題になっているのかの共通理解をまず求めていくことが大事で、その課題解決のために公民館大会を考えていくべきで、大会を打ち上げ花火のようにして開催してしまうのはどうかと思う」と折衷的な意見が出されていました。このように各種の意見が交錯し、この日は委員会としての方向性を定めることはできませんでした。
この結果、Wi-Fiが未整備でリモートに無理がある東地区の問題を含め、リモート方式での開催方法や失敗しない分かりやすい分散型リモートの仕方などを公民館サイドで研究し、次回の委員会には提案できるようにすることとし、この日の会議は終了しました。
県の新型コロナ警戒度が再度「4」に跳ね上がり、人々の交流が一段と難しい状況となる中、「公民館を何とか盛り立てたい」「公民館に思いを馳せる機会を確保したい」との実行委員の思いがどこまで実現され得るのか、その方策はどうすればいいのか、委員の苦悩はこの先も続きそうです。
次回の実行委員会は5月25日(火)が予定されています。