新任職員を迎え新年度がスタート 〜笠懸公民館 2021.4.20

新任の高橋梨華さん。

 みどり市職員の人事異動で、笠懸公民館では田村翼さんが4月から生活環境課へ異動となり、代わって新規採用の高橋梨華さんが着任となりました。

 高橋さんは、大学を卒業したての初々しさが漂う若き女性です。インタビューでは、なぜ馴染みの薄いみどり市を職場に選んだのかは聞き逃しましたが、「地域のことを知っていけたらと思う」と話し、今では自宅のある前橋から休みの日にも笠懸の地に足を延ばしているとのこと。社会教育の現場人として地域のことを知ろうとする姿勢を見せています。「公民館は、市民の方とつながりができて、お話ができて、楽しい職場です」とも語り、職場での働き甲斐を見出しつつあるようです。加えて、「サークルにも呼んでほしい」と話し、サークル活動の実情を知っていこうとする積極的な姿勢も示していました。

 そんな彼女を中山館長は、「一日も早く公民館に慣れ、がんばってほしい」とこれからに期待を込めて話します。これまで公民館職員は短期間に異動してしまうことが恒例のようになっていましたが、願わくばしばらくは留まって、彼女には利用者にとって頼れる職員になってほしいものです。

 公民館では事務分掌も決まり、実務が動き出しました。昨年度がコロナ禍で多くの事業は中止に追い込まれて消化不良、実績を積むことができずにいたことから、今年度の事業は多くが昨年度を踏襲するものになっています。事務の分掌も、田村さんが異動となったことからその事務を新人の高橋さんが引き継ぐこと以外はほぼこれまで通りとなっています。ただ、Wi-Fiが導入され、オンライン化やIT化を進めることから、新規事業としてサークル活動などをホームページ(HP)上の動画などで広く市民に紹介し、サークルの活性化に寄与したいとして、その分野を館報担当の野さんが担うことになりました。

 以上をまとめると、公運審、公民館大会、利用者の会などが副館長の小室さんの担当となり、高齢者教室、地域文化祭、お母さんと一緒教室、笠懸地域文化協会などは真下さんが担当。館報、HPによる情報発信、地区公民館連絡協議会、こどもまつり、子育連などは野さんが担当。青少年学級、市民講座、学び支援事業、婦人会などは高橋さんが担当することとなりました。

 こうして職員体制も整ったことから、「新年度、いざ出発!」となりたいところでしたが、またもや新型コロナウイルスが全国で猛威を振るい始めていて‟第4波“との声も聞かれています。「いつ休館になるか分からない」との悪い記憶が脳裏をかすめますが、たんなる杞憂に終わることを願うのみです。公民館からも公運審に「新型コロナウィルス禍における公民館活動について」が諮問され現在答申作業中ですが、悩ましいコロナとの戦いは今年度も続きそうです。一日も早く職員も利用者も一丸となって、のびのびと活動できる状態に復活してほしいものです。