笠懸東小の関係団体長らが通学路安全の要望書を提出 2021.3.30

区長・PTA会長が須藤市長に要望書手渡しました。

 笠懸東小学校の通学区のみどり市笠懸町1区の川島三男区長、2区の早川毅区長、3区の赤石太郎区長、同校PTAの鈴木浩司会長の4人は3月12日(金)、須藤昭男市長を訪れ通学路の安全確保に関する要望書を提出しました。

 この要望書の主な内容は、阿左美バイパスの阿左美アンダーの早期供用開始とまなび橋西の歩道橋存続、移設された阿左美駅から100mほど新桐生駅側にある踏切の安全確保などが主なものです。

 阿左美アンダーは児童240人が通学に利用していましたが、現在は工事中のため拡幅工事が進む交差点を横断していて、安全確保が不十分なことを挙げています。歩道橋については、小学生や幼稚園児などが利用していて、地域住民にとっても重要な施設だとして存続を強く求めています。踏切については、幅が狭いうえ踏切と県道との距離が少ないことから、車両が一時停止するスペースの確保ができないだけでなく、踏切内への閉じ込め事故の懸念もあるとしています。

 これらの要望の多くは県土木や東武鉄道と関連があり、市独自では解決ができないところです。阿左美バイパス工事が浮上していた10年ほど前にも、地域住民が通学路の安全を考える会を設立し、当時の市長や教育長、建設課職員らも席について議論が交わされた経緯があります。このことを記憶する関係者は少なくなりましたが、当時懸念されたことがらが解決しないまま現在に至っていて、関係団体への積極的な働きかけも含めて、あらためて子どもの安全に対する市の本腰を入れた取り組みが求められます。