オフィスソフトの変更で経費削減 〜みどり市 2021.3.23
![]() |
JUST Officeへの切り替えが進んでいます。 |
みどり市では令和3年に購入したパソコンのオフィスソフトをマイクロソフトの「Office」から、ジャストシステムの「JUST Office」に順次切り替えています。
事務処理に欠かせないオフィスソフトですが、ソフトを切り替えることでパソコン1台あたり3万円弱の経費削減になるとのことで、市全体では460台のパソコンがあり、5年で順次入れ替えるとすると合計で1,300万円前後の削減が見込めるとしています。
使い勝手については、表計算やワープロソフトについては若干レイアウトが変わることや画面表示が異なることによる慣れの問題があるとのことですが、日本語変換については圧倒的に優れるとのことです。ただし、データベースについては互換性に難があるようですが、データベースを使う機会はほとんどないため問題になっていないようです。
オフィスソフトにはフリー(無料)で使えるオープンソースドキュメントのものがあり、フリーのオフィスソフトに切り替えている自治体もあります。これについてはフリーのオフィスソフトはサポートが付かないため、問題があった場合に対応できる職員がいないことなどから、採用は見合わせたとのことでした。
オープンソースソフトの利用は…
オープンソースのフリーのオフィスソフトとしては代表的なものに「LibreOffice(リブレオフィス)」や「OpenOffice(オープンオフィス)」などがあり、これらを実際にインストールして評価をしたことがあります。
ソフトの中には開発が止まっているものもありますが、近年のリブレオフィスはレイアウトが大きく崩れることも少なくなり、表計算で複雑な関数やマクロを組まない一般的な業務では問題なく使えるようになってきました。JusutOfficeの導入に並行して、これらのフリーのオフィスソフトを平行使用しての評価をしてもいいように思います。問題がなければさらにコストダウンが可能になるわけですから。