“応援自粛”のなか上州路を駆け抜ける 〜ニューイヤー駅伝 2021.1.12

6区の中間点をトップで通過する富士通の鈴木健吾選手。

 今年65回目を迎えた新春恒例の全日本実業団駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝2021 in ぐんま)が1月1日(金)、群馬県庁発着7区間100qのコースで開かれ、駅伝日本一を目指して36チームが新春の上州路を駆け抜けました。

 みどり市内では第6区のランナーが果敢な走りを見せ、桐生市役所の中継所でトップでタスキを受けた富士通の鈴木健吾選手はそのまま国道50号を駆け抜けました。

 コロナ禍の中、「沿道での応援は自粛してください」と告げる広報車が前日に市内を回るという異常な状態で迎えた大会。例年なら沿道には付近の住民が選手の通過時間を見計らって三々五々集まり、互いに新年のあいさつを交わす光景があちこちに見受けられました。しかし今年は全くの様変わりで人影はまばら、第5区の中間点となる国瑞寺前の沿道では十数人が間隔をあけて立ち、幼い子がひとり「がんばれー」と声援を送っている姿が印象的でした。

 レースは富士通が4時間48分52秒のタイムで12年ぶり3回目の優勝を果たしました。