“前橋笠懸道路”の説明会行われる 2020.8.11

動画で行われた説明会。
掲示された平面図と完成イメージ図を見る参加者。

 国道50号の前橋市今井町からみどり市笠懸町鹿までを現道拡幅とバイパスにより4車線整備を行う「前橋笠懸道路」の設計説明会が、7月30日(木)・7月31日(金)・8月1日(土)のそれぞれ午後7時からと8月2日(日)の午後1時から、計4回にわたり笠懸公民館交流ホールで行われました。

 前橋笠懸道路は、前橋市今井町から伊勢崎市赤堀今井町までの約4.5kmを現道拡幅、伊勢崎市赤堀今井町から笠懸小学校前交差点までの約7.5kmをバイパス、笠懸小学校前交差点から鹿交差点前の約0.5kmを現道拡幅で4車線整備を行う総延長約12.5kmの事業です。笠懸地区内では笠懸小学校前交差点から鹿交差点前までの現道拡幅はすでに行われていて、今回はバイパス区間の約1kmの具体的な計画が示されました。

 国土交通省高崎河川国道事務所とみどり市都市計画課による今回の説明会は、地権者や隣接者、笠懸町9区・10区の住民が対象で、7月30日の説明会には45人、7月31日は23人、8月1日は12人、8月2日は20人が参加しました。当初は3月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でこの時期の開催になったということです。会場では参加者の検温をしたり、席の間隔をあけたりするなど感染対策が取られたほか、飛沫防止のためとして約30分の動画による説明だけが行われ、質疑応答の時間は設けられず、質問等はみどり市都市計画課か9区・10区の各区長を通して質問票を提出してもらい、後日高崎河川国道事務所が回答するということです。

 計画によると、前橋笠懸道路は笠懸小学校前交差点から西がバイパス区間で、同交差点からほぼ西に向かいながら盛り土で周囲より高い構造になり、百品神社の北西付近で主要地方道大間々世良田線バイパスと立体交差します。途中には横断のための2ヵ所のトンネル(横断ボックルカルバート)がつくられます。8月下旬から幅杭の設置、11月から地権者らの立ち合いによる境界の確定、令和3年11月くらいから用地交渉に入りたいとしています。高崎河川国道事務所によると完成の時期については、「用地買収もこれからの段階であるため、完成の見通しはたっていない」ということです。

 説明会会場に掲示されていて平面図と完成イメージ図は8月3日から3ヵ月間、9区公民館に掲示され、図面を見たい場合は9区または10区の区長に連絡すれば見られるということです。