例年より2ヵ月遅れの利用者の会総会 〜上山さんが新会長に 2020.7.21

参加者どうしの間隔を取って行われた総会。
新会長に就任した上山さん。

 みどり市笠懸公民館利用者の会の令和2年度総会が7月10日(金)、同館交流ホールで開かれ、令和元年度事業報告・決算報告、新役員の承認、令和2年度事業計画・収支予算の審議が行われました。

 利用者の会総会は、例年は5月上旬に開催されていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で笠懸公民館が休館になったことから開催が見送られていました。6月9日から利用が再開されたことから日時を調整し、ようやく開催に至りました。また、感染防止のため参加者どうしの距離を確保しなければならないことから同館で最も広い交流ホールを会場として開催されました。

 総会の出席者はサークル代表者47人、理事13人でした。委任状82を合わせて総会が成立し、笠懸地域文化協会会長の手塚忠男さんが議長を務めました。会場は用意された椅子が埋まるほど出席者でいっぱいという状況でしたが、議事では、収支予算の予備費に関して質問が出たほかは特に質疑もなく原案が承認されました。

 令和元年度事業報告では、2回の大掃除、バーベキュー大会、利用者懇談会などの事業や、9回の「いこいの広場」などを行い、3月に開催予定だったいこいの広場は新型コロナウイルスの影響で中止になったことなどが報告されました。決算報告では、利用サークルから会運営のための寄付金を募ったことや、9月に行ったバーベキュー大会の残金などについて報告されました。

 役員の改選では、平成20年度から12年間にわたり会長を務めてきた大矢英夫さんが退任し、新たに上山利夫さんが会長に就くことになりました。また、副会長は加藤工太郎さんと新井栄さんが務めることになりました。

 令和2年度事業計画・収支予算では、会の大きな事業のうち6月の大掃除は新型コロナウイルスの影響ですでに中止になり、毎年9月に行っている市民の交流を目的にしたバーベキュー大会も中止することを決めています。秋に行っている利用者懇談会や12月の大掃除については、今後のウイルス拡大状況を見定めながら開催方法などについて公民館と協議をしていくことにしています。いこいの広場も現在は休止していて、開催方法などの検討が必要になっています。

 ようやくスタートした利用者の会の活動ですが、「みどり市笠懸公民館を利用するものたちが、ふれあいと相互理解を深め、よりよい公民館運営をめざす…」という会の目的に沿ってこれまで行っていた取り組みも、新型コロナウイスルの影響で大きな変化を求められそうです。新会長の上山さんはあいさつで、「みなさんの声を公民館運営に反映しより良い公民館を目指していきたい。たくさんの声を聞かせてほしい」と話していて、このような状況だからこそ利用者どうしのつながりを大切にする姿勢を示していました。