一重咲や八重咲、色とりどりの芍薬が見ごろ 〜清水新沼近く 2020.5.19

芍薬の花が見ごろです。

 みどり市笠懸町鹿の鹿田山清水新沼近くに、4年前に茨城県つくば市の牡丹園を営む方から提供された1,700株の芍薬の花が開花しています。

 主要地方道69号大間々・世良田線の県立渡良瀬養護学校入口信号を大間々町方面に向かって左折し、坂道を登って行き同校を右手に見ながら進むと、左手に駐車場のある開かれた場所がすぐに見えます。3ヵ所に植えられた一重咲や八重咲、翁咲の芍薬が迎えてくれます。花弁の色も紅色、桃色、紫紅色、白と様々で、心安らぐひと時です。

 また、ここには「鹿田山フットパス」があります。フットパスとはイギリス発祥で、歩くことを楽しむ農地周辺の通路“歩行者の道”のことで、ここは菜の花畑などの農地と、チップが敷かれた遊歩道を散歩し、里山の緑を満喫できる場所となっています。NPO法人鹿田山環境保全ネットワークの新井巌雄理事長によると、参加団体は37団体、チップ敷きや草刈り、サツマイモの作付け、菜種油の販売などの活動をしていて、芍薬も定植後5年が経過し、株分けして元気な株を植え直し、その他の根は漢方業者へ販売予定だそうです。菜種油などの売り上げは同ネットワークの活動しとして活用しているとのことです。

 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はゆりの花」と言われる芍薬はボタン科ボタン属ですが、牡丹は木(樹木)、芍薬はアジア原産の多年草(草)です。