開講科目名 /Course |
ことばと文学Ⅰ/Language and Literature I |
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時間割コード /Course Code |
30560 |
共通科目コード /Common Course Code |
CAS-FC1741L1 |
学部/大学院 /Undergraduate/Graduate |
学部前期課程/Undergraduate (Junior Div.) |
開講所属 /Course Offered by |
教養学部(前期課程)/College of Arts and Sciences (Junior Division) |
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year S1/S1 |
曜限 /Day, Period |
水/Wed 1 |
開講区分 /semester offered |
S/S |
単位数 /Credits |
2.0 |
備考 /Notes |
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科目区分 /Course Group |
基礎科目 人文科学 |
対象クラス /Applicable Classes |
1年 文科 2年 文科 |
講義題目 /Subtitle |
コルシカ語学概論/Intruduzzione à a linguistica corsa | ||||||||||||||||||||||||||||
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授業の目標、概要 /Course Objectives/ Overview |
EUにおける≪国家≫という単位の相対化によって、国家の公用語ではない地域言語 (lingue regionali) がいっそう着目されるようになってきている。コルシカ島で話されているコルシカ語 (lingua corsa) もそのひとつである。この科目では、コルシカ語を対象とする言語学、すなわち「コルシカ語学」(linguistica corsa) の基本的な知見を概観するとともに、一部の時間をもちいてコルシカ語を学習する。ただし、 語学技能の科目ではないので、コルシカ語の習得は副次的な課題である。人文科学の 基礎科目ではあるが、総花的な入門講義では満足しない意欲的なかたがたを対象として、特定の分野に直接案内することにより、ひるがえって研究の道 すじの一例を知っていただくことをめざす。 | ||||||||||||||||||||||||||||
授業のキーワード /Keywords |
コルシカ語、ロマンス諸語、言語地理学、方言学、音韻論、併用公用語制 | ||||||||||||||||||||||||||||
授業計画 /Schedule |
下記は予定している講義部分の内容を形式的に13回に割りあてたものである。以下には記載していないが、実際には講義と平行して、上記「概要」にしるし
たとおり、コルシカ語学習もすすめてゆく。コルシカ語学習の題材としては、コルシカ大学作成の教材、≪Impara u corsu≫(
https://www.interromania.com/
)をもちいる。当該教材は音声もふくめてインターネットで参照可能であるので、語学学習に関しては授業内でとりあげる範囲だけでなく、
各自においてさらに進めてくださることを歓迎する。 1/ 導入・概要 2/ 系統・分布・話者人口 3/ 島内諸方言の分布ならびに分類方法 4/ コルシカ語の歴史 5/ フランス領コルシカにおける二言語併用 6/ 欧州統合と地域言語の再興 7/ 多規範的言語 lingua pulinomica 8/ 子音弱化 lenizione cunsunantica 9/ 子音弱化の島内分布 10/ 母音交替 svucalatura (apofonia)、ならびに他のロマンス諸語にみられる母音転移 metafonia との比較 11/ 併用公用語制 cuufficialità 12/ 事例研究:未来諸時制について 13/ まとめ |
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授業の方法 /Teaching Methods |
講義形式(コルシカ語学の概観)、演習形式(コルシカ語の学習)をとりまぜておこなう。 | ||||||||||||||||||||||||||||
成績評価方法 /Grade Evaluation |
期末提出課題への評価をもとに、必要に応じて平常点を加味する。 | ||||||||||||||||||||||||||||
教科書 /Required Textbook |
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参考書 /Reference Book |
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ガイダンス有無 /Guidance |
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履修上の注意・準備学習等(予習、復習) /Notes on Taking the Course/Assignments / Instructions for Preparation and Review |
必要不可欠な授業外学習については明示するが、それだけにあき足らず、貪欲に学んでほしい。 | ||||||||||||||||||||||||||||
学習上のアドバイス /Advice for Prospective Students |
ロマンス諸語のいずれか(フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、カタルーニャ語、ルーマニア語、ロマンシュ語、ガリシア語、サルディー ニャ語など)を過去または同時に学習していることがのぞましい。 | ||||||||||||||||||||||||||||
授業使用言語 /Language Used in Class |
日本語、その他 | ||||||||||||||||||||||||||||
関連ホームページ /Course-Related Websites |
http://www.ne.jp/asahi/watanabe/junya/ | ||||||||||||||||||||||||||||
LMS連携有無 /LMS link or not |
LMS連携有/Link | ||||||||||||||||||||||||||||
実務経験のある教員による授業科目 /Course conducted by instructor with practical work experience |
該当科目でない/Course not applicable | ||||||||||||||||||||||||||||
実務経験と授業科目の関連性 /Relationship between instructor's practical work experience and the course |
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授業実施形態 /Course delivery modalities |
対面・オンライン併用型A(総時間数の半数以上を対面で実施)/Hybrid Type A(Face-to-face/Online): Conduct classes in-person 50% or more of the total hours of the course |