2日目は、朝食をとったら浜辺を少し散歩。その後ツアーデスクに行ってセスナの体験飛行を翌日の午前中で申し込みました。 部屋に戻ったら、いよいよ自転車で出かける用意です。ボトルに水を入れたら、500mlのペットボトルも予備として工具類と一緒に3-Wayバッグに入れます。 ホテル内をむき出し状態で運ぶのもなんなので、一旦輪行袋に入れて、ホテルを出たら、ホテル前の歩道で組み立てました。前後のパーツの固定も問題なさそうです。 輪行袋を畳んでシートバッグに取り付けたら、ヘルメットかぶって、グローブはめて、さぁ準備完了。ってことで、南に向かってこぎ始めました・・・が、1Kmも行かないうちに何か違和感が。何かガタついているような。それにブレーキの利きが悪いような。 歩道に停めてキックスタンドを降ろしたところ、なんか、キックスタンドの角度がおかしい。キックスタンドを固定するボルトが緩んでるから、車重で角度が変わっちゃったんだ。ブレーキも、ボルト緩んで、ワイヤーがたるんじやったみたい。キックスタンドをしっかりと取り付けなおして、ラジオペンチでブレーキワイヤーを引っ張って、ボルトを締めなおしたら完了です。 |
![]() ここは像を中心としたロータリーになっているので、ここで進路を東に変更。一旦大きなマリンロードって通りに出て、次は海沿いを走ることにしました。 |
![]() で、そのマリンロードを目指してたら、ポツポツと雨が降ってきちゃいました。ちょうど良くプレミアム・アウトレットのとこに差し掛かっていたので、すぐに自転車を駐車場に入れて、店内に避難しました。そしたら、一気にすごい土砂降りに。やっぱりこっちの雨は降り方が極端ですね。降りもすごいが3、40分すればすぐにあがっちゃうのも、こっちの雨の特徴って事で、軽く食事しながら雨が上がるのを待ちました。 しかし、国が変わってもおば様方のパワーはすばらしいですね。いやいや、現地のおば様方もよう食べる、よう喋る(話の内容はさっぱりわかりませんが)。食事しながら周りの人達観察するの楽しかった。 |
![]() 予定外のとこで時間を消費してしまったものの、ようやくマリンロードに到達。このマリンロードって南側に進めば確かに海沿いに行くんだけど、北側に行くと、海からどんどん離れちゃうんですよ。ってことで、当然海沿いに行ける南へ針路変更。 海沿いを走ると、やっぱり気持ち良い。視界をさえぎるものがあまり無いから、景色がすごい広く見えるんですよね。海沿いには屋根つきの休憩所にみたいなとこが点在してて、家族連れがそこで食事したりしてました。あと、数十人単位の家族連れが集まって、バーベキューやってるなんてとこがあって、路上駐車してる車なんかを避けてるうちに、この集団の中に入っちゃいました。これって何の集まりだったのか・・・。いや、話しかけられても、1割すら聞き取れないし・・・。 しかし、ほんとにこっちでは自転車ってものを見かけないんですよね。ホテル出てから見かけた自転車はたった1台のMTBのみ。そもそも歩いてる人もほとんど見かけない。まぁ、ホテル周辺では日本人がわんさと歩いてましたが。 そんな状態なので、誰かに声をかけられるのはこういった、人が集まってるところに突入してしまったときぐらいと、それ以外には、バイクに乗ってライダー達が、信号待ちしてるときに話しかけてきたりって時ぐらいですか。 でも、英語わからないんです。「その自転車は何だ?」とか「どこから来た?」とかぐらいなら、なんとかわかったんですが、それ以上突っ込まれても、答えるどころか、何を言われてるのかも、まるでわかんない。いやもぉ愛想笑いバンザイ? |
![]() しかし、これ何の目的で作られたものなんだろ。駐車場の端に等間隔でいくつも作られてる。中はコンクリートがベンチ状に成型してあるだけだし。とにかく雨がやむまでは動けないんで、ここでまたしばし休憩。退避した場所が退避した場所だけにやることがなくて暇。やはり30分ほどで雨はやんだから良いけど、1時間とか待たされたら辛かったろうなぁ。 |
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![]() アフガン砦はスペインが占領した際に作ったものだそうです。でもなぜかライオンズクラブの日本語の碑がありました。 アフガン砦を後にしたら、今度はショッピングモールを目指します。(取引先の人へのお土産探し) DFSギャラリア、プレミアム・アウトレット、Kマート、マイクロネシア・モール、ザ・プラザ辺りが買い物の定番らしいのですが、DFSギャラリアとザ・プラザは宿泊してるホテルのすぐそばでいつでも行けます。プレミアム・アウトレットは既に行きました。ということで、残りのKマートとマイクロネシア・モールに行くことに。 マリンロードまで戻ったら、今度は北上。ホントは他の道を走りたかったんですが、これが一番楽そうなルートだったので・・・。 Kマートもマイクロネシア・モールも一本道をひたすら走れば良いだけです。バンバン横を走り抜けてく車と、滑りやすい濡れた路面と、看板等の障害物にちょっと苦労しながら走るとKマートが見えてきました。(こっちの路面は砕いたサンゴを混ぜてる場合があって、そういったところは非常に滑りやすいんだそうな) プレミアムアウトレットにあった駐輪に使える柵は、ここでは見当たらないので、立ち木にケーブルロックで固定して店内に。 Kマートは言ってみれば、無茶苦茶大きなスーパー。ジャスコとかイトーヨーカ堂のもっとワイルドなヤツって感じで、食料品やら衣料やら電化製品やらがボンっ!ボンっ!!ボンっ!!!って並べれれてます。しかし、なんで洗剤みたいな容器で洗剤みたいな色した飲み物や、バケツサイズのアイスやらを普通の顔して買っていくんだろう。ってか、こっちの食品って着色しすぎだって。原色系で食べ物を染めるなよ。お菓子を手に持っただけで手に色が付くってのは異常な気がするぞ。 と、ハワイやらグァムに来ていつも感じることを思いながら、店内を物色、土産を買うのは明日でよいのでめぼしいものを探すだけ。チャモロ族の顔が大きくプリントされたTシャツがインパクトあって良いなぁ。これ、友人への土産にしよう。 Kマートでは水とお菓子を少し買っただけで外に出て、次はマイクロネシア・モールへ。Kマートとマイクロネシア・モールはあまり離れていないので、すぐに付いたのですが、もう少しでマイクロネシア・モールってとこで、またもや雨。今回も本降りになる前に店内に滑り込むことができましたよ。運が良いのか悪いのか・・・。 マイクロネシア・モールは二階建てで、中心部に吹き抜けになってる円形状の広場があって、その周りにぐるっと通路が、さらにその通路から外側へまっすぐな通路が伸びていて、そこに色々な店舗が配置されているといった感じになっています。 広場や通路には自動車(全部日産車でした)が展示されていました。その当時はまだ日本では販売されていなかったZロードスターなんかもありました。どの車も手垢がべったり付いてたのは展示としてはどうかと・・・。もう少し磨いてあげようよ。 しかし、色々と店が入ってて、色々見るのに結構時間かかったけど、一番楽しかったのが本屋とおもちゃ屋だったってのは自分でもなんともまぁ。 マイクロネシア・モールで思ったよりも時間を使ってしまったので、暗くならないうちにホテルに戻ることにしました。 ホテルのある海沿いの道に出るのに結構長い下り坂を降りることになるんだけど、ここがまた楽しいというか、怖いというか・・・。こがなくても普通に40km/h以上の速度になるのよね。タイヤがロックしない程度に後輪のブレーキかけてなきゃ30km/h台に落ちやしない。路面状態が良くないから40km/hオーバーは怖いって。停車するために前輪ブレーキまで併用して、あんなに気を使ってブレーキ操作したのは初めてでしたよ。 ということで、時間がかかった割には距離はたいして走らなかったグァムでの初サイクリングもホテルに戻って無事終了。 結論から言うと、ここはMTBじゃなきゃツライよ。今回はできるだけ坂の少ないルートを選んだけど、それでも結構きつい坂が何箇所かあったし、とにかく路面状態が悪いからタイヤ取られるんだよね。でもアレだけきれいな海岸線をタルタルーガで走れたのは、ほんとに気持ちよかった。それだけでも持ってきたかいがあったってもんです。 翌日は、午前中にセスナの体験飛行を入れてあって、これが意外と時間かかって終わった頃には2時過ぎになってしまいました。ってことで、タルタルーガの出番はなし。結局2日目しか乗れませんでした。 |
![]() 使用するセスナは、4人乗り。主操縦席、副操縦席どちらからでも操縦できるように改造してある機体です。その主操縦席に座ることになるんですけど、乗ってみると結構狭いの。なんか古い軽自動車にでも乗ったみたい。 横にプロが乗ってるので、管制塔とのやり取りや滑走路までの誘導は全部お任せ。滑走路までの誘導が終わると、そこからはいよいよ自分で操縦桿を握ることになります。スロットルをいっぱいいっぱいまで引いて加速を開始。路面から意外と強い振動が伝わってきてちょっとびっくり。ある程度まで加速すると、「はい、操縦桿引いて」って指示が来るので、言われるままに操縦桿を引くと、ふっと路面からの振動がなくなって離陸したことがわかります。 離陸した後は計器を気にしながら、指示された高度にあげて、指示された目印に向かって機種を向けるようにします。で、ここまでやると、ようやく緊張が抜けるんですよ。後で聞くと、この間、すっごい楽しそうな顔してたみたいです。本人は無茶苦茶緊張してたんですが・・・。 |
![]() 旋回する時とかに、「こんなもんかな?」って操縦桿倒してると、横から「はい、もっと切って」って、機体結構傾いてるのにぃ。「大丈夫、大丈夫」って言われるままに更に倒すと、えーと、横の窓からほぼ真下が見えてるのはどういうことでしょう? 飛行機ってあんなに倒しても大丈夫なんですね。(そりゃ横で昇降陀の微調整やってくれてますからねぇ。そうじゃなきゃ危ないって) それと、途中で一回着陸、そのまま再加速してもう一度離陸したんで、離陸も着陸も2回やったのですが、この離着陸が楽しい。離陸の「あ、浮いた」って感覚と、着陸のすっごい緊張感。特に着陸は楽しい。 着陸のために滑走路へ機体を誘導していく間に、高度を落としつつ滑走路に対して平行になるようにするのが意外と難しい。それができたらすぐに着陸のためにスロットルを少し戻してから高度をどんどん落として、滑走路が目の前に迫ると操縦桿を引いて機体を水平に。この時点でほとんど滑走路が見えなくなるんで、滑走路からどのくらい上にいるのかが感覚的につかめなくなっちゃうんです。そんな状態でスロットルを更に戻して減速すると高度が更に落ちるんで、操縦桿を引いて機種を少し上にあげてると、トスンと衝撃があって着陸完了。(2回目は操縦桿の引きが足りなくてドスンになっちゃいましたが) 体験飛行、機会があったらもう一度やってみたいな。 さて、体験飛行の後は、特にこれた行ったイベントもなく、買い物したり散歩したりバーベキューしたり後輩の部屋でゲームしたりと細々としてるうちに3日目も終わり、4日目の帰国となりました。 出国の際には飛行機が予定されていたものではなくて座席数が減ってしまったなんて事があった程度で特に問題もなく。あ、タルタルーガがX線検査装置に入らなくて呼び出されたりはしましたけど・・・。まぁ、問題なしって事で・・・。 なんか重い思いして持ってった割にはあんまり乗れなかったりしたわけですけど、それこそこんな機会でもない限り海外に持って行こうなんて考えないだろうから、ま、面白い体験だったとはいえるんじゃないかなぁ。二度やるかどうかは別としてね。 |