Street Machine Gteって


 Street Machine Gte、GtはGran tourismo、eはevoluzione、ストリートマシン・グランツーリスモ・エヴォルツォーネとなります。
 最初は車に積む目的のためだけにタルタルーガを買ったわけですが、それに乗るうちに自転車って楽しいかもと感じ、とうとう手を出してしまったホントのリカンベント、それがこの自転車です。

 Street Machine GteはHP Velotechnickという会社のツアラーです。Street MachineはクロモリフレームのGtとアルミフレームのGteがあります。

 Street Machineとの出会いは、2004年の東京国際自転車展で行われた有志の方々によるリカンベント試乗会でのことです。
 この時に、Chalenge社のMistralやBike FridayのSatRDay等の数車種に試乗させていただいたのですが、その際に白いStreet Machineがありました。
 寝そべる感じの乗車姿勢もこの日が初めてですし、下ハンドルも当然初めてで、恐る々々の試乗だったわけですが、なんとかコケル事なくコースを走ることはできました。そんな試乗でしたが、その中で一番好印象だったのがStreet Machineでした。
 試乗会ではMistralは3台に試乗させていただいたのですが、すべて乗り味が違うのには驚きました。1台に至っては、まともに走ることすらできませんでした。リカンベントってのは、セッティングによって恐ろしく乗り味の変わる代物なのでしょうね。そんなわけですから、この時良いと感じたStreet Machineもオーナーのセッティングが大きく影響していたのかもしれません。


 年が明けて、前々から行ってみようと思っていたLoro世田谷さんに行き、購入を前提に色々なリカンベントを見比べてみました。(実はこの日、タルタルーガのデザイナーの吉松さんがタルタルーガの試乗会をLoroで行われていました。いきなり浮気現場を目撃された気分?)
 実際に見比べてみるとLynxとStreet Machineがよさげな感じでした。特にLynxは上ハンドルと下ハンドルのどちらを選んでも後で交換できるので、上ハンドルにしようか下ハンドルにしようか迷っていた私には魅力的に感じました。
 でも、なんとなくなんですけど、全体のフォルムと車体の剛性がStreet Machineの方が良いように感じられたんですよ。もうこの時点でStreet Machineを買う気満々。それでも、即断はせずに、その日は店長さんに色々と質問しただけで帰りました。

 それから数日は、ネットでStreet Machineのスペック等を調べたりして、この時初めてGtとGteの二種類があることなどを知りました。その後、今度は契約するためにもう一度Loroをたずねました。

 まずGtにするかGteにするかですが、アルミフレームのほうがほんのちょっと軽いのと、Gteは久しぶりに出た新型との事なのでGteにしました。次にコンポーネントですが、ブレーキを少し良くしておきたかったので、リムブレーキからシマノのディスクブレーキに変更しました。あとは、リアキャリアをつけたぐらいですか。
 残る問題は色、Gteの基本色はシルバー(Silver Gray)とオレンジ(Dormant Orange)の2色です。青系の色にしたかったので、オーダーカラーで青色(Ultramarine blue)に変更しました。実は、この日、オレンジとシルバーなら在庫あったんですよ。でも、それなりに値段のするものですから、色ぐらいは自由に選びたいじゃないですか。
 色は店のノートPCでカラー表を見ながら決めたので、実車でどのような色になるかは予想するしかありません。おそらくテカリが入るので、実際にはもっと明るい色になるだろうと予想してUltramarine blueに決めました。
 最後に忘れてた泥除けを追加して注文完了。オーダーカラーにしたこともあって、納期は3ヶ月後ぐらいとのことでした。

 206CCの納車の時は9ヶ月も待った身です。3ヶ月なんてあってまですよ。それに、置き場所の確保もありますしね。(なんとか部屋の中に置かないと)
 まぁ、契約したのが1月中旬でしたから、3ヵ月後ってことで4月中旬、早くても4月初旬ってとこだろうと思っていたのですが、3月5日にいきなり電話がかかってきて「用意ができました」って・・・。早っ、3ヶ月どころか2ヶ月かかってないじゃないですか。


 連絡をもらった次の週末、3月13日にLoroまで受け取りに行きました。
 実はその前日、別の用件でLoroさんに顔を出していたので、自分の車体は見ていたんです。その時は色ぐらいしか確認しませんでしたけどね。(それと値段の確認も・・・。)
 色は予想通りカラー表より明るい色になっていました。ほぼ予想通りの色だったので満足です。

 各部ボルトの増し締めやワイヤー類・ブレーキ等の調整、乗車姿勢で足の位置に会うようにBB位置の調整、それに合わせてのチェーンの調整、ライトをつけるための台座の装着など色々と作業していただきました。
 リアブレーキのワイヤーは何か問題があったのか、新しいものに交換していましたし、ブレーキもかなり丹念に微調整してもらえました。正直ここまで整備していただけるとは思っていなかったので、それだけでもこの店で買ってよかったと思いますよ。

 作業が終わったあとは支払いを済ませて(大量の諭吉さんサヨウナラ)、コインパーキングから店の前まで車を移動していよいよ積み込みです。
 CCのルーフを開けて、助手席を目いっぱいまで倒したら、ゴムシートとダンボールをシートにひいて傷が付かないようにしておきます。
 Street Machineの方はどう載せるにしてもシートが邪魔になるので、シートの上半分を外しておきました。GrassHopperと同じ一体型ではないシートなので、上半分を外せば結構小さくなります。

 最初はシートとリアキャリアを外して、リアタイヤを前方に向けて横に倒して載せようと思ってたんです。ところが、リアキャリアはスイングアームを固定してるボルトで一緒に留めてるので、ボルトを外すとスイングアームも外れてしまうということです。今はプロがそばにいるから良いものの、帰ってからもう一度リアキャリアを取り付けるのはかなり大変そうなので、この案は却下。
 となると、リアキャリアを後ろに突き出すように乗せるしかないので、実際にやってみました。長さがあるのでリアタイヤがトランクの上に差し掛かるあたりまで出てしまいますが、とりあえず乗りました。ところが、フロントタイヤがシフトレバーやサイドブレーキの上にかかってしまうので、これでは運転できません。一旦降ろしてタイヤを外そうと思ったんですが、店長は載せたままコンコンって外しちゃいました。(さすがお上手)


 積み込み終わったらいつまでも路駐してるわけにはいかないので、そそくさと店をあとにしました。
 行きは高速使ったんですけど、帰りは座席からはみ出してる荷物もあるので、ちんたらと下道で帰宅。二度とやらないかもしれないので、載せてる姿を撮影。

 しかし、よく載ったよなぁ。

 車から降ろしたらタイヤとシートを取り付けて、部屋に搬入してみました。部屋の入り口はギリギリでクリア。ハンドルの幅がもう少しあったらダメだったかも。こりゃ部屋からの出し入れがちと大変だなぁ。
 いや、それ以上にこれから自転車に載る練習をしなきゃならないのか。小学生低学年以来だぞ。う、・・・がんばろ。

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