206CCって


 206CCは、プジョーの人気車種である206をオープンカーにした車です。
 表面的なスペックを連ねると、大きさは、3810mm×1675mm×1380mm、重量が1210kg、エンジンは1600の直列4気筒DOHCで、最高出力は108ps、トルクは15kg-m、タイヤサイズは15インチです。スポーツカーってわけじゃないし、スペック的にはたいしたことない車ですね。

 この車の最大の特徴は、Bピラーの無いハードトップを自動的にトランク内に格納して、フルオープンとすることができることでしょう。
 布製の幌と違ってハードトップであるため、屋根を閉めている場合の静寂性や剛性感がなかなか良いです。(どうしてもガタピシ音があるけど、300万円以下のオープンカーとしては、十分だと思ってます。購入当時の標準価格は275万円)
 日本でオープンカーに乗ろうと思うと、どうしても閉めた状態のことを考慮しないといけない。夏は気温が35度を越えることもあれば、冬は氷点下にもなる。しかも梅雨や秋の長雨といった、雨の多い国です。布製の幌に雨が落ちる音ってのも良いものだけど、ハードトップなら普通の車とかわらないですからね。
 あと、防犯上も有利ですし。10円パンチは防げないけど、ナイフで幌を切り裂かれる心配は無い。(←以前、親戚の車がやられた。) ただし、保険的には幌車扱いですので、保険は不利かも。

 一応4座ですが、リアは完全に緊急時用。大人だと、乗った瞬間から泣きたくなって、10分もすれば音を上げます。
 しかも、運転席をドライビングポジションにすると、運転席とリアとの隙間が10cm程度になってしまうので、足を入れることは不可能です。実質3人までが限界って事ですね。

 私のCCは、上でも記したように1600ccのエンジンです。モデルとしては2002年モデルで、色はエーゲブルーです。
 最初のうちは、この1600ccのモデルしか正規輸入されていませんでした。後に2000ccのモデルが導入されました。1600ccは4速AT、2000ccは5速MTになります。

 1.2Tを越える車重に対して、108psの出力ですから、初期加速は悪いです。ゼロスピードからの発進で国産車についていこうとすると、3000回転から4000回転ぐらい回さないとおいていかれる。一旦加速しちゃうと問題ないんだけど。
 一応リアシートがあるから、結構風は巻き込みます。それを考えると、それほどスピードは出る必要が無いんで、ま、こんなもんで十分といえば十分です。


 CCはスペックよりも、気張らずオープンエアが楽しめる。それが最大の特徴の車だと思います。


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