辻永クラフト工房おすすめの、オリジナルや定番の道具などを紹介します。
オリジナル・おすすめ・定番 の 道具など
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同心円テンプレート




【特徴・使い方】
 カービングの唐草模様のデザインをするために作製した同心円定規です。花や茎などの基準線を手軽に描くことが出来ます。

 小さいテンプレで描く最小の円は直径が約21ミリ、最大の円が約91ミリです。。
 大きいテンプレで描く最小の円は直径が約24ミリ、最大の円が約101ミリです。


 まずこの画像では、同心円上に茎の流れと花を想定して、テンプレートの中で一つ違いの大きさの同心円を基準線として描きました。中心点と水平・垂直の基準点も軽く印しています。45度の基準点もテンプレートには設定しています。

 同心円テンプレートは、一つ違いの同心円を描くと花と茎のバランスをとりやすいように、円の大きさを設定しています。1枚に全ての円をおさめることはできないので、2枚に分けて製作しました。


 最初に描いた基準線を基に、花と茎と葉を書き込みました。花の大きさは、内側の円を基準にしていますが、必ずしもこの円の中に収めるように描くわけではありません。円よりも大きくなっても小さくなってもかまいません。あくまでも簡単な目安にするための基準線です。同様に、茎の流れも外の円を目安として任意の流れを作っていきます。

 人により、描きやすくするための基準線の入れ方は違いますが、使用法の一例として見てください。いろいろな工夫の余地があります。


 上の画像では、単純に花の形の外形の目安として円を描いています。花を円に合わせて描かなくてはいけないわけではありませんが、これからパターンを描き始める人などには、わかりやすい方法だと思われます。


 少し複雑にしてみましょう。同心円をいくつか描いて、それぞれを関連づけて流れを作っていきます。こうした基本の構成は、コンパスや円定規・型紙などを利用して行うことが出来ますが、同心円テンプレートは茎と花の同心円を描くと同時に、いくつかの基準点も決められるので、最初のラフ的な構成にも役に立ってくれると思います。細かい調整は、その後でじっくりと言うことも可能ですね。


 最後のこのパターンには、同心円の赤い線は書き込んでいませんが、どういう構成をになっているかわかりますね。デザインの可能性は無限だと思いますので、いろいろとお試しください。

 このページで紹介したパターンは、このページのために急ぎ描いたものですので、実際にカービングするためにじっくり描いたものではありません。したがって、ライン取りやモチーフにおかしなところがあるかもしれませんがご容赦ください。



 さて、上記のようにカービングパターンのデザイン用に特化して考案されたテンプレートですが、細かい間隔で円の直径が設定されている同心円定規ですので、カービングパターン以外の製図に利用していただくことも可能です。

 例えば、型紙の製作時に、コーナーの丸みを決める時などにも、便利に使っていただくことができます。他にも、いろいろな用途を工夫してお使いいただければと思います。

【工具の仕立て】


 断面にざらつきがあるので、附属の紙ヤスリでなめらかになるように磨きます。何かで固定して作業すると能率的です。



 円の中心・垂直線・水平線・45度の線の目安となる穴が開いています。その穴に沿ってそれぞれの基準線を引いておくと、パターンを描く時の目安に使いやすくなります。油性マジックなどで書いてください。


【注意点】
1.  たいへん丈夫な素材ですが、強く曲げたりすると破損の原因となり、また破損部は鋭角になり大変危険です。取り扱いにはご注意ください。

2.  ガラスエポキシは、寸法安定性・耐熱性・対薬品性などに優れた硬度のある素材です。金工ヤスリ・紙ヤスリなどで簡単に削ることができますが、エポキシとガラス繊維の特性上、削り粉が肌につくとかゆみが現れる時があります。お肌の弱い方やアレルギーのある方は、作業に注意が必要です。作業をする場合、手袋などを着用してください。また、お肌についた削り粉は、石けんで洗い流してください。




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