ハンドレ・ページ H.P.75 マンクス   1/150

作 渡辺 守   登場 2012年11月


渡辺(守)会員の1/150シリーズ、今度は変わった英国機H.P.75マンクスです。下の写真で右が初期型、左が後期型です。

ハンドレ・ページ H.P.75 マンクス とはどんな機体ですか?
イギリス、ハンドレ・ページ社の試作設計者グスタフ・ラハマン博士により提案された無尾翼実験機。1942年9月12日の滑走試験をはじめましたが、シミー(ある速度に達するとステアリングが激しく震動する)を起こし、改修に手間取り初飛行は、1943年6月25日になりました
全幅:12.1m
全長: 5.5m

作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
本に載っていた写真(3カット)をみて、急に作りたくなりました。(一目惚れ?) 初期と後期では、細部が異なるので、両方作りました。資料があまりなく、エンジンも見えないので。風防を開け、コクピットがよく見えるようにしました。

良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
全体によくまとまっているとおもっています。後期型の手すり(?)は実際には、左にOFF SETされて(尾部を跳ね上げたとき垂直尾翼と干渉する)ついているようです。風防に取り付け用の穴を開けた後だったので、涙を飲んでそのままセンターにつけています。今回ラウンデルはマスキングを繰り返し、描いています。Pの色は白という資料があったので、白くしてしまいましたが、黄色が正しい?どなたか教えてください。

その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
プロペラは同方向回転です。エンジンが140HPと小さいので、トルク的には問題ないのでしょうか? 後部座席の出入りはどうなっているのでしょうか?尾部が上方に上がった写真があるので、後方から? 完成後、相沢氏よりいただいた資料と前期型の車輪が違っているのが判明。・・・・作りなおしました。


参考資料::ミリタリーエアクラフト2001年9月号別冊「大戦後のアメリカ・イギリス軍試作・計画機(3)」
      ネット検索(H.P.75 MANX)
      木林氏資料(Handley Page Aircraft since 19071976, C.H.BARNES Putnam & Company Ltd.)
      相沢氏資料(Aeroplane Monthly,January 1980)
         両氏の資料提供に感謝いたします。

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