九四式一号水偵(妙高搭載機)   1/150

作 渡辺 守



合成写真

九四式2号水偵(無線操縦実験機)とはどんな機体ですか?
大日本帝国海軍機で、川西七試水上偵察機として開発され、昭和9年5月26日に正式採用。

作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
九四水偵をエンジン違いで2機づつ作りました。「瑞星」を積んだ、二号水偵の塗装はわりとすんなり決まったのですが、一号水偵のほうはなかなか決まりませんでした。
それでも、1機は「那智」搭載機と決めたのですが、もう1機をどうするか悩みました。銀ベースの塗装で、かつ派手な機体にしたく、参考例は「愛宕」搭載機の九○水偵だったのですが、「那智」と姉妹艦の「妙高」搭載機に決めました。

良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
カタパルトの台座が高いので見栄えがよくなりました。その後九五水偵の「妙高」搭載機の写真が手に入りましたが、写真から判断するとフロートの黄色線は「妙高」には無いのが正解のようです

その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
「妙高」のカタパルトは昭和10年夏の改装前は「2号1型」で改装後は2号5型なので、2号3型に搭載された状態は「妙高」ではないと言うことになります。呉式二号三型の後部にゴンドラみたいになっているところが操縦室です。改2はこれが、最後部に配置され、ゴンドラ状の部分はなくなります。「メウカウ」は「ミョウコウ」の旧かな使いです。

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