コンチネンタル A-40とは、どんなエンジンですか?
アメリカ CONTINENTAL社の小形エンジンで、空冷、水平対向4気筒、37馬力です。
1931年から1941年のあいだで作られ、安く、低いオクタン値(73)で可動するので、人気がありました。かなり多くのバージョンがありますが、初期のバージョンではシングルイグニッション(1気筒に1点火プラグ)です。2つのシリンダーが一体に作られ吸気管も一つで、こんなところにもコストダウンの工夫がみられます。Aeronca
KC、パイパーJ -3カブ,テイラーE-2カブといった飛行機に使われています。
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作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
ARUP-S2に使われていたエンジンがA-40で、1/150で作るために資料をしらべると、結構詳しくわかり、これなら、1/25(このサイズでエンジンシリーズ作っています)でも作れると想い始めました。エンジンフィンを本物らしく見せるため一枚一枚重ねています。(フィンの厚み0.2mm)
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良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
最初に作ったシリンダーは気に入らず、結局つくりなおしました。フィンの数は実物と合わせていますが、厚みにばらつきがあるのが気になります。プロペラ軸は今回、真鍮製で、ニッケルメッキをしてみました。ただ、削ったところのエッジが効かず、拡大するとボロボロです。
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その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
データーと写真を見ながら図面を引きましたが、補機、特に発電機回りが良くわからないため、推定になってます。シリンダーヘッドのフィンは、原型は0.2mmのプラ板を0.4mm程のピッチで張り付けましたが、シリコン型で抜くにはこれが限界です。また、ポリエステルの成型品も0.2mmは取扱い強度が限界で、何回か割れてしまい往生しました。
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参考資料:ネット検索「continental A-40」画像検索
○モデルデータ
機体名:コンチネンタル A-40 エンジン
縮尺:1/25
材料:ポリエステル樹脂による成型
制作開始:1月31日 完成:3月23日