ドルニエ Do26   1/100

作 安土潤吉   登場 2014年6月



ドルニエ Do26とは、どんな機体ですか?
ルフトハンザ航空の大西洋横断郵便機としてドルニエ社で開発された長距離飛行艇です。1938年初飛行。試作6機が製作されましたが第2次世界大戦開戦により軍用機に改造され使用されました。燃費の良いディーゼルエンジンの採用や、水しぶきを避けるための後部エンジンの可動機構、引込式補助フロートなど特徴の多い飛行艇です。


作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
小学生の時、笹塚の模型屋でバキュームキットの製作見本を見てその格好よさに衝撃を受け、2年前、洋書店で資料を見つけて製作を思い立ちました。製作当時、ソリッドモデル2作目だったこともあり、難度の高そうな窓の透明化はパスし、形の再現と補助フロートの可動化をテーマとしました。


良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
艇体のアウトラインは、底面の凹R形状を除いて割とよくできたと思います。主翼の形は平面図からそのまま木取したため、ガルウィングに加工した結果、エンジンナセルの位置が若干中央寄りになってしまいました。補助フロートの開閉は、アップロックは磁石、ダウンロックは磁石と虫ピンの可動ステーによる簡単な機構です。


その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
塗装とマーキングはフィクションです。現代的なスタイルのスマートな民間機なので、現代のスイス航空の塗装としてみました。ドリーは適当にでっち上げ、牽引車はトミカのトレーラーからの改造です。


○モデルデータ
機体名: ドルニエ Do26 
縮尺: 1/100 
材料: 朴
製作期間: 2012年(製作期間6カ月)

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