エア・スピード AS-31   1/150

作 渡辺 守   登場 2014年3月


エア・スピード AS-31とは、どんな機体ですか?
1936年イギリスでスピットファイアー、ハリケーンの後継機として要求された戦闘機(仕様35/35)に対して、AIRSPEED社が提案した機体(他に3社ありますがどれも不採用)。一応、座席が上下するので視界は確保されるという説明はあるけど、方向舵はないので、うまく旋回できるのか? 風洞試験では、高速ターン時に耐えがたいGが発生するため中止になったとのことです。(このブームの細さでは、引き起こし時に折れそうです)


合成写真

作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
チョット変わった飛行機が作りたくて、RFB.X114、ブガティ100Pと共に作り始めました。コクピット内部は計器板、フットバー、操縦桿(英国式の環状取っ手)、椅子とシートベルトと、手を入れてますが、風防を付けると見えなくなってしまいます。

良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
全体的な雰囲気はよく出たと思います。今回風防が曇ってしまい、汚くなってしまいました。脚はもう少し手をかけたほうがよかったと思っています。

その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
胴体ラウンデルをどこにつけるかで悩みました。作例では、ブーム上に描かれていたのですが、細すぎて実用的ではありません。機首に描くという案もあるのですが、迷った末に操縦キャビン横にしました。セロテープの上にクリアラッカーを厚めに筆塗りした上から、穴を明けたテープでマスキング、白色を吹付塗装、中央部マスキング、青色吹付、マスキングを剥がし、再度中央部マスキング、赤色吹付、マスキングを剥がし、外径を合わせたパイプで切断(塗装面のみ、セロテープ部は残す)、出来上がったラウンデルを機体にシンナーで接着という工程でしあげています。(結構手間かけてます。)

参考資料:「蛇の目の花園」岡部いさく
       ネット検索 airspeed as.31

○モデルデータ
機体名:エア・スピード AS-31   
縮尺:1/150 
材料:ポリエステル樹脂による成型
製作期間:2013年3月28日着手 2014年2月25日完成

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