マッキ M.C.72     1/170

作 渡辺 守


 1931年の「シュナイダー・トロフィー・レース」には、調整が間に合わず、トロフィを宿敵イギリスに持って行かれましたが、1933年には682km/h,1934年には709km/hという記録を打ち立てました。これは、いまだにレシプロ水上機の速度記録として破られていません。
 エンジン2機をタンデムに配置し、コントラペラの構造。冷却装置は、翼面と2つのフロートだけでは収まらず、フロート支柱にまで、組み込んでいます。この機体もS6Bと同じく7年前に手がけた機体です。
今回、主翼のラジエターは筋彫りで表現。支柱はアルミを削ったものに、筋彫り。フロートの3箇所は0.1mmのアルミ板に筋彫りしたものを埋め込みました。

手持ちの「金色」は粒子が粗く、厚くなり勝ちでアルミ素材に施した筋が消えかけています。(懸念はしていたのですが)・・・残念
主翼のラジエター表現はうまくできました。他の機体(カーチスR3Cとか)にも応用できそうです。 


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