村治佳織さんの美しさは本物です 10/29
クラシックギタリストの村治佳織さんがNHK
スタジオパークにゲスト出演していました。
以前ぼくが勤めていた学校にこの人が通っていた関係で、ぼくは中学3年のデビュー当時から知っていて、インタビューをしたこともあります。当時から慎みのある大人びた雰囲気があり、まわりの生徒たちとは違った、それこそオーラを発していましたね。あの美形は両親から受け継いだもので(お父さんがまた紳士で、優しい方なのです)、それでもってあれだけの才能があれば、今の人気も当たり前という気がします。
先日、新聞に女優の綾瀬はるかに関する記事が出ていて、記者は「絶対美人」という表現を使っていたけれど、この言葉はむしろ村治さんにこそふさわしいと思います。最近は整形美人も増えているようですが、村治さんは間違いなく天然美人。内から発する美しさです。
ここ数年ぼくはこの人のCDを買っていませんが、今日、久しぶりに生演奏「主よ、人の望みの喜びよ」を聴いて、素敵なギターの音色を味わいました。
天は二物も三物も与えているなあと、村治さんを見るたびにため息をつくのです。
漬け物、再開しました 10/23
漬け物を今週、再開しました。春のランニングに続き、今度は漬け物の再開です。しかしこの二つにはまったく関連はありません。
漬け物はぬか床を毎日しっかり手入れしなくてはいけません。底と上部をていねいにひっくり返して(かき混ぜるというのではない)、新鮮さを保つ必要があります。また漬け物を続けているうちにぬか床が水っぽくなってしまうので、水を吸い取ってぬかと塩を加えなくてはいけない。以前はきっと、それを何日か怠って、そのうち床がまったくだめになったから、やめちゃったのだと思います。よく覚えていない。
まあ、でも漬け物はおいしいので、再開したいという思いはずっとあったのです。梅干しは毎年作っていますが、自分で作った方がいいですね。梅干しも漬け物も、市販は素朴さがない。つまりそれでは売れないからでしょうね。だから、売れないもののおいしさが忘れられて行くわけです。それはもったいない話だ。
日本食のある生活は、豊かです。
ところで、村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』という本を読み始めたのですが、これは面白い。漬け物とまったく関連はありませんが。
なんかおかしくないか? 10/17
テレビで連日、金融危機のことが報道されています。株価が乱高下をしている。僕はまったくの素人なので、その真相を正しく理解できません。もちろんこれが自分の生活に大きく影響しているだろうことは推測できます。
ぼくは、何年か前にニュースを見ていて気づいたことがあります。円高やら株価暴落やらいろんな報道がされるけれども、そのたびにそれがいかに危機状況であるかを、マスコミは騒ぎ立てるわけです。例えばちょっと前なら原油や小麦の価格高騰を言ってました。それが今は、ピーク時の半分の価格にまで下落している。株価暴落のおかげです。
これって、少しは喜んでいいことでしょう?でも喜べない。ガソリン代が下がったって、今度はその原因である株価の下落がやっぱりぼくたちにとって不安材料になるのです。何が起きても結局は「たいへんだ、たいへんだ」と不安をあおっているだけなのです。
だから最近はニュースもばかばかしくて以前ほど見たくなくなりました。さらに、NHK ニュースウォッチ9の田口キャスターの、台本を棒読みをするだけの下手なコメントを聞くと、ますます腹が立ってくるのであります。
環境と才能 10/9
ブログにも書きましたが、ノーベル賞物理学賞を受けた南部陽一郎氏は、ぼくの大先輩にあたる人だと言うことを知りました(詳しくはブログをご覧ください)。
小学校も同じなので、ご近所に住んでいらっしゃったようです。ぼくより35歳も上ですから、環境はだいぶ違っていたでしょうが、小学校や高校の校舎の一部は同じものだったかなと思うし、あの草っ原の空の下を走り回っていたのだろうかとか、いろいろ想像します。あそこからノーベル賞受賞者が出たなんてすごいものです。
藤原正彦さんは、偉大な学者や天才を輩出した土地を訪ね、豊かな自然環境が感性や知性を育むのに大きく寄与していることを知ったそうです。しかし、あのどうってことない福井の町を思い浮かべたとき、南部氏の才能と環境の関係はどう成り立つのか、ちょっと思いめぐらしてみたい気がします。
大人になって発見したことは、福井の土地には、ほったらかしにされているゆるい時と空間があると言うこと。何でもないけど、その「何でもなさ」が実は精神の深いところに影響を与えているのではないかと、ここ10年ほど考えるようになりました。
9月の「ごあいさつごあいさつ」
|