デジカメが壊れた!  6/12
 愛用していたデジカメが壊れました。先週の土曜日のこと。電源を入れて撮影しようとしても、液晶画面には何も現れない。シャッターを切ってもやっぱり真っ暗。ときどき思い出したように写ることもあったけれど、そのうち電池も切れて、ウンとスンとも動かなくなりました。夕方にカメラ店へ持っていったら、「基盤のCCDがダメになっていますね」。ウソだろーっ! 落としたわけでも、ぶつけたわけでもないのに。
 唐突な最期という印象でしたが、実はちょうど1週間前の土曜日に前兆がありました。息子の運動会を撮影していたら、画面が露出オーバーのように過度に明るくなっていたのです。「今日はすごく晴れてるからこんな風になっちゃうんだ」とノーテンキに考えていたのですが、今までそんなことはなかったのです。そうか、あの時からすでに始まっていたのか……。
 ニコンのCoolPix880。7年ほど使っていたはずなのですが(ゆうべ調べたら、まる6年でした)、カメラ屋の店員さんは「7年使えばそういう故障はあり得ますね」。リチウム電池も「これを使うデジカメは今はほとんど製造されなくなっているんです」さらにメディアのコンパクトフラッシュも主流じゃなくなっている。
 故障が基盤部分だから、修理代は高くつくとのこと。費用を聞いていたら、修理をするくらいならもう少しお金を足せば、もっと性能がよくてコンパクトな新品が買えてしまうことがわかりました。年中金欠のぼくとしてはめちゃくちゃ痛い出費なんだけど、デジカメがないと仕事にも差し支えるから、結局新品を買うことにしました。今度はパナソニックのLumix。浜崎あゆみが出てるCMの製品です。
 それにしても10年はもって欲しいと思ってました。デジタル機器はデリケートと言うことなのでしょうか。3年もすれば世の中のデジタル環境はすっかり変わっていて
、自分のが使えたとしても周辺機器やソフトに対応できなくなるし(今使っているコンピュータもそうです)、ITは基本的に自分の思いとは無関係に命を終える使い捨てなのだなあ。まあ、このデジカメも結構使ってたから思い残すことはないか、としみじみ感慨にひたってしまい、そんな自分がやっぱりつくづくアナログなんだと思ったのでした。

ミス・ユニバースはミス・マックバーガー  6/7
 先週、ミス・ユニバースで日本代表の森理世さんという人が選ばれました。去年は別の人が2位入賞だったし、日本人が2年連続で活躍しているのは立派なもの。
 正直なところ、ミス・ユニバースにはほとんど興味がないのですが、今回ふと気づいたことがありました。インターネットでニュースを知ったとき、ついでにオフィシャルサイトを検索してみたところ、そこに次のような表現を発見したのです。
 Miss Japan Riyo Mori
 ミス日本の森理世さん……何か不思議な感じがしました。日本代表という表現ならまだわかるけど、ミス日本と言うのはどこか違っているんじゃないの。
 で、普段関心を払わないこのコンテストについて、この時は考えたんですよ。いろんな国から候補が集まっているけれど、それはそれぞれの国の「文化」を代表しているのではなく、言ってしまえば、どの国で作るマックハンバーガーが一番おいしいか、というコンテストのようなものじゃないかと。欧米の価値基準で。
 日本人の目から見て美しいと思う日本女性の美、ってありますよね。
それはあのミス・ユニバースではありません。

鳥獣戯画がやってくる  6/2
 サントリー美術館で、今年の11月にあの鳥獣人物戯画の展覧会が行われるようです。これはすごい! 娘がおととい学校行事の美術鑑賞会で国立新美術館へ「モネ展」を見に行ったのですが(これまた何としても行きたい展覧会のひとつ)、そこにおいてあった鳥獣戯画展のチラシを持って帰ってくれたのです。
 きのうぼくは高田馬場へ出かける用事があったので、チケットを買おうと「チケットぴあ」に寄ったら、店員がコンピュータで検索をして「まだなさそうですね」との返事。帰宅してインターネットでサントリー美術館のホームページを開いたら、なんと入館料未定となっていました。あれれれ、チラシには料金がはっきり書いてあるのに。どうなってるんだと思って、美術館に直接電話で問い合わせてみました。そしたらチケットは「10月には発売になると思います」ということでした。
 そうだよな。展覧会が始まるのは11月。そんなに急ぐ必要はないんだ。……どうも気ばかりはやってしまったようで。ま、とにかく展覧会ではあの絶妙の筆遣いをぜひこの目で確かめてみたいと思ってるんですよ。

月の「ごあいさつごあいさつ」