福井名産、水ようかん 1/27
29日まで新宿の京王百貨店で、福井県の物産と観光展をやっています。ぼくは土曜日に行ってきました。目的は福井名産の水ようかん。
東京などでは水ようかんは夏のお菓子。でも福井では冬季限定生産なのです。味も少し違います。ふつう羊かんは(水羊かんも)、しつこい甘さが食べた後も口の中にずっと残るのですが、これはあっさりしている。小豆と黒砂糖が主原料で、おそらくよけいな甘味料を使っていないのだと思います。紙箱のデザインも、あまりにも素朴で、一見おいしそうには見えません。しかしこれで見過ごしてしまってはもったいない。一度味わえば、はまります。
ぼくたち夫婦は福井出身なので、これが大好き。宅配便で送ってもらうこともあります。友人たちに分けると、結構好評で、みなさんご自分で電話注文しているようです。江川の水ようかんが一番おいしいので、お試しの際は、ぜひこのお店のをどうぞ。調べたけど、ホームページはありませんね。TEL0776-22-4952
展示場はものすごい人出でした。隣の石川に比べると何かと見劣りがする福井ですが、東京でふるさとの名産品をまとめて眺めてみると、福井も豊かなのだなあ、と改めて評価し直しました。
そうそう、越前そばもお薦め。福井に寄る機会があったらぜひご賞味ください。福井駅にある立ち食いの店の蕎麦は安くて(300円)、絶品です。
百人一首、ふたたび 1/23
ぼくは本を読めない手持ちぶさたな状況では、その辺の目に入るものを頭の中でスケッチしているか、何かの言葉を暗記しています。
正月からやっているのは、百人一首の暗記。去年一度覚えたのですが、さすがに中年、あっという間にほとんど忘れました。いったん関心が薄らぐと忘れるのは速い。で、
記憶力を鍛えるためにまたやっているわけです。
記憶を定着させるためには、最初に覚えてから1週間後に1回目の復習、それから2週間後に再復習、さらにその1か月後に3回目、というのが効果 的なのだそうです。でも不思議なことに、ほとんど忘れているといっても、脳のどこかにカスみたいに残っています。だから去年よりは短い時間で覚えられます。
年明けから歯医者に通っているのですが、治療を受けながら天井の蛍光灯を見つめ、歌を一生懸命覚えているというのも、尋常じゃありませんね。傍目からはわからないだろうけど。
頭の中では「君がため……」口の中では「ウィーン、ズズズズ、ガリガリ……」
いにしへの 歌を心に 刻みなば
治療の痛み しばし忘らる
……そんなことないって。
敏捷性、40歳 1/16
今やっている仕事の一つが、医学関係の人体イラスト。図版を描きながら資料の本を見ていたら、こんなことが書いてありました。「運動能力は、男性では21〜22歳ごろ、女性では16〜17歳ごろピークに達し、以後ゆるやかに低下する傾向を示す。(中略)ことに45歳以降は、5種目(反復横とび、垂直とび、握力、ジグザグドリブル、急歩)すべてで比較的大きく落ち込む傾向がうかがわれる」
ぼくは3月で47歳になります。この「45歳以降大きく落ち込む」の表現が、まるでゴシック書体のように強くぼくの目に飛び込んできました。よし、落ち込んでるかどうか、試してみようじゃないか。
ぼくは帰宅していた子どもたちを狩り出し、玄関前で、本に紹介されていた体力測定の中の反復横飛びのテストをしてみました。中1の娘「こんなとこでこんなことやるなんて、どう見たってあやしいオヤジだよ。子どもを出しにしてるでしょ」そんな言葉にめげず、実行。結果
は、データを見ると、40歳! やった!
どうだ、まだ若いだろ、と自慢したら、小4の息子「若いと言っても40歳だよ……」
その冷ややかな反応に、ぼくの喜びは一瞬にしてしぼんだのでした。
不調の時 1/13
先週末から、ジョギングを再開しました。ぼくは過去に何度も怪我やら病気でジョギングを中断して、そのままズルズルとやめていました。だから今度こそはそんなことないように、モティベーションを保っていました。実は、年末に風邪を引いていた時にも走り続けていたのですが、それが風邪を長引かせていたのかも知れない。
どんなことでも、好調を保つのも難しいけど、一度不調になったときに、そこからどう立ち直るかが意外にたいへんで、また大切なのですね。ぼくみたいな凡人だと、好調をキープするのもひと苦労だけど、ちょっと挫折をするだけですぐに意欲や戦意を失ってしまいます。
ジョギングなどは趣味の範囲だし、小さなことだけど、でもこのことはすべてに当てはまるし、最近ぼくはこういう小さなことの積み重ねを、かなり大事にしています。
スポーツやビジネスでいい仕事をしている人たちは、不調の時の過ごし方が上手なのですね。昨年のサッカーで言えば、ロナウドや高原。自分が不調でまわりの人たちが活躍している時に、何を考え、何をしたか。その違いが、結果
になって現れてくるのです。……ジョギングから話がだんだん大げさになってきたな。
ところで、ジョギング中、公園で出会ったある62歳のタクシー運転手は、60歳の誕生日記念にマラソンを始めたら、すっかりはまってしまい、それ以来走り続けて、大会にも出ているそうです。すごい。
こいつぁー春から 1/9
年末からずーっと風邪に悩まされ、外出はほとんどできませんでした。予想外のしつこさ。熱は高くないけど、咳と鼻水。治ったかな、と思っても家族同士でうつし合って、またぶり返す。あーあ、もう正月から……。
と、がっくり来ていたところ、7日、インターネットの人気サイトで、年末にたまたま応募した懸賞が当選! 一気に風邪も吹っ飛ぶ! ぼくは最近コンペもことごとく落選するし、宝くじなどはもうとっくに諦めて、買いもしません。だからこの手のモノは、なーんにも期待しないようにしているのです。応募だけしてさっさと忘れる。
そんなつもりでいると、たまに当たった時って、うれしいですよねえ。風邪と当選。こいつぁー春から、縁起が悪いのといいのと。村上龍さんが言うとおり、世の中ゼロサムってことか。
当たったのは、ジャーナリスト鳥越俊太郎さんの新刊『虚誕』(岩波書店、1800円)。糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞
(『海馬』を読んで以来、ぼくの「お気に入り」のひとつ)の中に 「あのくさ、こればい」という鳥越さんのコーナーがあるのです。これは必見サイト。この連載1000回突破を記念して企画された著書プレゼントなのです。読んだら必ず「この本が面
白い」で紹介しますね。
でも、まさか当選したのは、同姓同名の別人だったりして。
あけましておめでとうございます 1/2/03
2003年が明けました。このサイトも3回目の正月を迎えました。すごいなあ。よく続いたものだと、我ながら感心。いつも訪れて下さっている方々に心からお礼申し上げます。今年も元気にやってまいりますので、どうぞ暇なときにはのぞいて下さいね。
今年は、去年のサッカーW杯のようなビッグイベントは思い当たりませんが、みなさん一人一人のイベントがあるでしょう。ぼくにもあります。目立たなくても目立っても、それらが成功するように、日々を着実に歩んでいきましょう。健康が守られますように。
12月の「ごあいさつごあいさつ」
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