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Zaurus SL-A300について

これは私自身の設定記録です。参考にしていただけることがあるのならたいへん嬉しいのですが,あくまでも自己責任でお願い致します。

本体写真

ワンタップで,ネットを認識させたNetfrontを起動(2005.9.20)
2台目のSL-A300(2005.5.13)
SL-A300のアイコンの順番(2003.10.6)
ROM1.50Jへのアップデート  (2003.6.25)
ROM1.40Jの不具合?  (2003.4.21)
ROM1.40Jへのアップデート  (2003.4.14)
VineLinux2.6 kernel 2.4.20-0vl21.1用usbdnet.oのコンパイル  (2003.4.6)
ROMアップデートとその後  (2003.3.31)
Schedule 一覧スクリプト修正  (2003.3.30)
Qpe-Mediaplayerをインストール   (2003.3.5)
Vine Linuxを使って、USB network経由でSL-A300とSL-C700との通信   (2003.1.18)
辞書をインストール・USB経由のNetFrontについて  (2003.1.13)
USB network やっと開通  (2002.12.29)
SL-A300のアップデート  (2002.12.24)
SL-A300のswap設定とC700  (2002.12.19)
軟弱な?Routingで,SL-A300をLANに参加させる  (2002.10.30)
スケジュール一覧作成スクリプトその後・専用スーツ  (2002.10.25)
スケジュール一覧作成スクリプトをアイコン登録  (2002.10.2)
samba がなぜか止まってしまう  (2002.9.29)
スケジュール表示スクリプトの一部修正  (2002.9.27)
スケジュールをブラウザで一覧表示  (2002.9.22)
ファイル転送について・terminal再起動  (2002.9.16)
コミュニケーションアダプタ,suできなかった件  (2002.9.9)
MP3のプレーヤーインストール  (2002.9.4)
リモートからrootでloginできなかった件について。  (2002.8.29)
sambaの既定アカウント  (2002.8.26)
smb.conf発見(笑)  (2002.8.25)
アカウントを作ると,ザウルスドライブか・・・  (2002.8.23)
SL-A300が手元に!!!  (2002.8.13)


ワンタップで,ネットを認識させたNetfrontを起動(2005.9.20)

Zauと母艦で統一したスケジュール管理

SL-C3000では,スケジュールのメモを標準の datebook の使用はあきらめて apache + php を使って,ブラウザ経由でイベント毎に時間とイベント名をも とに名前をつけたをファイルを作成し,内容をそのファイル内に書き込む 形式で対応することにしました。

たとえば,200509201000イベント名 といった具合いのファイルを作成します。 スケジュール一覧からこのファイルにリンクを張ることで,メモ内容も 容易に確認できます。 Linuxの母艦側でも,全く同じ方法で統一した管理をするようにしました。 これで,rsync を使って簡単に Zaurus と母艦の同期が取れることになります。

SL-A300 でも apache + php

さて,問題はSL-A300。いろいろ考えるも,やはりapache + php の使用が無難と考えて, とうとうA300にもこれをインストールさせていただきました。 その結果,思ったよりかなり軽快に動いてくれ,感動ものです。 ただし,C3000の時と同様に,そのままではインストールに失敗。 GUIでのインストールでは,「失敗」とだけ出て,理由が分かりませんでした。 そこで,CUIでインストール。

# ipkg install apache-1.3.27-php-4.2.3_0.1_arm.ipk

すると,予想通りインストール先の容量が足りない旨のメッセージを吐きました。 そこで sd カードにwwwというホルダを作り,C3000の時と同じように

# ln -s /mnt/card/www /home/www

として逃がすことで無事インストール完了。 ただし,ほかの事情もあって,sdカードからもlinkを張りたかったので, sdカードをext2-fsでフォーマットしなおしてマウントしました。 詳しくは文市さん などを参考にしてください。

次にC700の時と同じように,自動起動の設定を行います。 ただし,インストールした状態では,apacheはnobodyの権限で起動 するようになっていますが,これがA300ではrootと同じ uid 0 なので, 「root権限では起動しませんよ」とはねられます。 ですから,新規にユーザを作るなどして,そのユーザの権限で起動するように /home/www/conf/httpd.conf のなかの User と Group,ServerAdmin を変更 します。これで,無事にapacheが起動します。

ワンタップで,ネットを認識させたNetfrontを起動

これらを,netfront 経由で使い回すことになりますが,なにせ

$ qcop QPE/Network 'up()' 

を発行しないと local のサーバーでも見に行っ てくれません。これをいちいち打つのはとても面倒です。アイコン登録しても, 2度タップすることになってしまいます。

そこで1度のタップ(キー操作)で起動させるためにスクリプトで対応することにしました。 苦し紛れの方法なんで,もっと「品行方正」な手段があるのかも知れませんが,とり あえずメモっておきます。

まず,起動用のスクリプトを準備。以下は /home/QtPalmtop/bin/nf です。

#!/bin/bash
RUNNING=`ps ax | cut -d : -f 2 |cut -d " " -f 2 | egrep netfront3`
if [ -z $RUNNING ]; then
    qcop QPE/System 'execute(QString,QString)' netfront3
    sleep 4
    qcop QPE/Network 'up()'
else
    qcop QPE/System 'execute(QString,QString)' netfront3
fi

「sleep 4」で時間を稼いで,netfrontが起動してから up() させます。また二 重にup()を発行するとQtopiaにリセットがかかるようなので,はじめに既に起動 済みかどうかの判定を入れました。

ちなみに,スクリプトの属性は,忘れずに実行権限をつけておきます。

最後に,ホーム画面に /home/QtPalmtop/bin/nf を起動させるためのアイコン を配置します。この際,もともとある netfront3.desktop はそのままにして おきます。でないと,タスクバーに netfront のアイコンが現れなくなってし まうようです。(邪魔なら,ホーム画面の別なタブにでも追いやります。)

以下は,その設定ファイル /home/QtPalmtop/apps/Application/nf.desktop です。

[Desktop Entry]
Categories = 
Comment = NetFront v3.0
Exec = nf
Icon = nf_logo
MimeType = application/nf-url;application/nf-mht;text/html;video/x-mng
MimeTypeIcons = nf_bookmark;nf_memo;nf_memo;nf_memo
Name = NF-net
Type = Appli2

このアイコンをタップすると,netfront3 がネット接続を認識した状態で 起動してきます。なにか気づかない不都合が隠れている可能性はありますが, 今のところ無事に動いてくれています。

<追記>やっぱり,タスクバーのアイコンが消えない不具合が出ました。 いろいろ調査しないとまともなものにはなりそうにありません。(涙)</追記>

これで,家と職場のLinuxマシンと,SL-A300とSL-C3000のスケジュールの統一 管理が可能になりました。結局データベースも使わない単純な設計となりまし たが,簡単な分,かえっていろいろな応用ができるかなとも思っています。


2台目のSL-A300(2005.5.13)

SL-A300を使用して3年近くが経過し、SDカードのスロットの接触が悪くなってきました。これは、A300が悪い訳けではなく、私が落下の衝撃を与えたためです。音楽を聴いていると、カードの接触不良で固まったような状態になることが増えていました。そこで、以前店頭価格が下がり「そろそろ販売中止の底値?」と思った時期に予備機として購入しておいた「2代目」の出番です。以下、久しぶりにセットアップ(といっても1台目からのリストアですが)しました。

まずは、十分に充電しromアップデートです。きちんと記録はしていなかったのですが、販売終了間際の購入でも、最初のころのロットと同じrom-versionだったと思います。そこで、1.50Jにアップデートしました。次に1台目のバックアップデータからリストアします。これは同一のマシンで行うのと同じように問題なく終わりました。 次に以前のrom-updateでも手動での再設定が必要だったシンボリックリンク周りの作業を行いました。また、sshdの起動についてのkeyのパーミッションと、tinyloginのSUIDについても以前と同じ作業。そのほかの基本的な設定は、メインメモリに確保していたswap(以前rc.localで設定しておいたもの)をはじめ、起動後きちんと有効になっていました。

次に、ホーム画面でのアイコンの順番を、以前のシンボリックリンクを使った方法ではなく、/home/root/Settings/itemorder.confを書き換えることで変更しました。「Oh! PDA web log」さん(http://oh-pda.cocolog-nifty.com/tobi/slzaurus/)を参考にさせていただきました。 シンボリックリンクを使う方法より、設定後の再起動はいくらか早いと感じます。

母艦のLinuxをVine3.1にアップしましたが、usbnet関係は問題なく使えています(SL-C3000のpatchも必要なくなりました)。その他に目新しいことは特になにもしていませんが、ピカぴかなのはそれなりに気持ちが良いものですね。この2代目もあと3年くらい頑張ってもらおうかな。でも、母艦やC3000との連携、仕事での要求をきちんと分析して、どういう使い方がベストなのかをじっくり検討してみたいと思っています。とくに、C3000にモバイル通信の環境が整ったのでどうしてもそちらの出番が増えそうですし。


SL-A300のアイコンの順番(2003.10.6)

HOME画面スナップショット

今更の感じがしますが、SL-A300のアイコンの並びについてです。PIMとして大活躍してくれているSL-A300ですが、ホーム画面のアイコンの並びが固定されているため、良く使うアプリの切り替えをタップ無しで行う場合とても面倒です。実際出先などでは、左手だけで操作したいことも多いものです。「キー設定」を使うことも考えられますが、キーの機能が限定されるのは、あまり嬉しくありません。SL-C700からは、Home画面のアイコンの順番を設定できるようになりましたが、SL-A300では(私の知る限り)カレンダーやToDo、アドレスなど組み込み済みソフトについてはアイコンの順番は固定されています。その後自分でインストールしたものは、組み込みアプリの後に名前順で並びますが。

そこで、(以前はあきらめていたのですが)ホーム画面のアイコンの並びがなんとかならないかと考え、とりあえずなんとかなったのでメモしておきます。ただし、同じことをされる人は、くれぐれも自己責任でお願いしますね。それから、設定後の再起動になぜかやたら時間がかかること、加えてToDoなど、下記の要領で手を加えた組み込みアプリはメニューが英語表示になってしまいます(解決しました。下記追記参照)。この発想で、自由にホーム画面のレイアウトを変更する(といっても名前順ですが)ユーティリティもできそうです。

<追記:2005.1.2>アイコンの順番の変更については Oh! PDA web logさん(http://oh-pda.cocolog-nifty.com/tobi/slzaurus/)の方法がどう見てもまともそうです。自分はまだ試してはいませんが,とても参考になると思います。</追記>

ということで、実際の設定です。まずは、変更したいアプリケーションへのシンボリックリンクを作ります。ここではToDoを例に書きますが、ほかのアプリでも同様です。Terminalを起動するか、telnetなどでリモートからでもよいですので、とにかくコンソールを立ち上げます。以降はrootの権限で作業します。(root以外のユーザーを設定している人なんてあまりいないかも(笑))
そこで

# cd /home/QtPalmtop/bin
# ln -s  /usr/QtPalmtop.rom/bin/todolist mytodolist

として、実行ファイルの実体にmytodolistという名前でシンボリックリンクを張ります。もともとある/home/QtPalmtop/bin/todolistもこれと同じ実体を指すシンボリックリンクですが、リンク名によって、組み込みアプリと判断しているようなので、リンクの名前を変えて騙すわけです。
  次にTabManagerがインストールしてあれば、起動してToDoのメニューを編集できる状態にし、Execの項目をtodolistからmytodolistに変更します。TabManagerをインストールしていない場合は、/home/QtPalmtop/apps/Applications/todo.desktopのExecの項目を、エディタを使って直接次のように編集してください。(他の項目はそのままで)

Exec = mytodolist

最後に再起動をかけます。上にも書いたとおり、ブート完了までやたら時間がかかります。思わずリセットしたくなるほどですが、じっと我慢(5分間位かかるでしょうか)して待っています。すると、上の写真のように、良く使うアプリのアイコンを近くに並べることができます。あとは、アプリケーション名を適宜変更して、順番を調整します。これもTabManagerがあると楽なのですが、/home/QtPalmtop/apps/Applications/todo.desktopを直接編集しても可能です。これで、ホームキーを押してホーム画面を開き、十字キーでアイコンを移動し、OKキーでタスクの切り替え。これが少ないストロークで可能になりました

<追記:10/8>カレンダーやToDoの詳細表示において、日本語の表示の不具合の原因が分かりました。日本語モードでの表示をコントロールしていると思われる?ファイルが格納してあるフォルダがありますので、そこに上記"mytodolist"に該当するファイルを作ります。具体的には

# cd /home/QtPalmtop/i18n/ja
# ln -s  /usr/QtPalmtop.rom/i18n/ja/todolist.qm mytodolist.qm

とします。これで無事にメニューも項目の詳細も日本語表示ができます。きちんと解決してから書くべきでしたネ。あとは、保存ファイルの情報が、きちんとカレンダーに反映しているかまだ確認していませんが、とりあえず快調に使えています。


ROM1.50Jへのアップデート  (2003.6.25)

ROM1.50Jが公開されましたので、早速アップデートしました。SD-Cardを使ったアップデートそのものは、メーカーさんの指示通りで、無事完了しました。ただ、今までのアップデートと同じように、tinylogin、usbdnet.conf、ssh_host_keyについては、微調整が必要でした。

でも、カレンダーの不具合は手付かずのようです。その他、今のところ特に変化は感じられません。何か気が付いたら、書こうと思います。「感覚的に」幾らか早くなったような気もしますが・・・、何も確証はありません。

ニュース系のザウルス関連サイトでも、このバージョンアップについては、反応が鈍いようです。今のSL-A300への注目度の象徴でしょうか。A300は自分の使い方にピッタリなこともあって、メモリの容量に不安を感じながらもC700を買った私は、SL-Cの新製品はまだ買っていません。でもSL-A系列の新製品は、出たらすぐ飛び付くと思います。メーカーさん、よろしく!

でも、C760などの早さをみていると、SL-C700のアップデートも早く出してくれないかな、(営業的にまだ無理かなど)と思ってしまいます。


ROM1.40Jの不具合??  (2003.4.21)

ROMを1.40Jにアップデートして何日か使って見ましたが、不具合かな?と思われる部分が出てきましたので書きます。ただ、例の1.30Jの件で私のA300は、1.20J→1.30J→1.20J→1.40Jと入れかわって来ていますので、それに起因する可能性もありますし、他の設定や自分でいれたソフトやswapなどとの関係かも知れません。ただ、ここをご覧いただいた方の環境でも再現されれば、次のステップに進むことができると思いますので、もし確認されたら(または既に知られていることなら)連絡いただけるとありがたいです。(アドレスは、表紙ページにあります。)

もう少し様子を見てから上記の現象が1.20Jでは出ないかも確認するつもりです。安定度は1.20Jの方が上のような気がしています。速度の改善はあるようですが、スケジュールが見えなくなるのはおおごとです。安定優先でやっぱりもとに戻して使うことになるのかななどと考えています。


ROM1.40Jへのアップデート  (2003.4.14)

本日ROM1.40Jが公開されました。早速(混雑しないうちに)ダウンロードしてインストール。前回の経験を生かして公式ページを良く読んで作業。再起動をかけてみましたが、今のところ特に問題は起っていません。また、 Mediaplayer 使用時の電源断の件も心配無いようです。

それから、tinylogin、usbdnet.conf、ssh_host_key についてはやはりバックアップされる前の状態にはなりませんでしたので、手で修正。でも、SL-C700のほうもこれくらい速くならないかな・・・。


VineLinux2.6 kernel 2.4.20-0vl21.1用usbdnet.oのコンパイル  (2003.4.6)

VineLinux kernelの ptrace についてのerattaが発行され、kernel2.4.20-0vl21.1がリリースされました。早速新しいkernelをインストールしましたが、それに対応したusbdnet.oのコンパイルの顛末をSL-C700のページの方に書きましたので、ご覧下さい。

追記:最近のkernelでは標準のusbnetで接続できるようになりました。詳しくはSL-C700についての方をご覧下さい。(2003.12.28)


ROMアップデートとその後  (2003.3.31)

今日、ROM 1.30Jへのアップデータが公開されました。公式サイトでは速度についての改良のアナウンスはありませんでしたが、動作が早くなったような気がします。

今回のアップデート、SD-Cardを使って作業しましたが、ザウルスショットのVerを上げずにやったもので、リストアできずに焦りました。その後ザウルスショットをVer.1.20に上げて、リストア完了。バックアップイメージは、Ver1.0で保存したものでもOKでした。この手順ミスのせいかもしれませんが、リストアによって復旧できなかった内容があり、下の「SL-A300のアップデート(2002.12.24)」で書いたのと同じことが起きました。ということで、その時行った手順で復旧できました。Ver.1.20でバックアップをとればこの不具合が出ないかどうかは、試していません。

Vine Linuxの母艦でもバックアップを取っていますので、なんとかなるさ、と思っていたので、ちょっといい加減な作業をしてしまいました。説明のページはしっかり読みましょう(汗)。

<追記1:4/1>と、順調なアップデートなはずでしたが、不具合が出てしまいました。まず、公式の?Mediaplayerを使っていますが、なぜか途中で止まってしまいます。電源管理の時間とは関係無さそうです(実験してみたらやっぱり関係あるかも。)。そこでMediaplayerを再インストールして、念のため再起動をかけました。するとSD-Cardがマウントされなくなってしまいました。手動でマウントしようとしてもダメ。途方にくれましたが、おなじみのりなざうまにあっくすに早速情報が。この情報に従って次の通り作業。今のところ無事に動いているようで、助かりました。さて作業内容は、

いま、再び Mediaplayer を試してみましたが、やっぱり途中で電源が落ちてしまいます。もう少し情報を収集しないとダメですね。

でもterminalなんて普段使わないユーザーも多いはずで、(きちんとVer1.20のザウルスショットでバックアップを取らなかったことが原因でなければ)この不具合はコマリモノですね。早々に修正版を出してもらわないと厳しいと思います。ついでに Mediaplayer 対策も! 自分はSL-A300で音楽を聞いている時間が一番長いので。

<追記2:4/3>Mediaplayer 使用時の電源断の問題が解決できないため、仕方なくROMを1.20Jに戻しました。後ろ向きではありますが、とりあえずこれで問題を回避。

ところでメーカーのページで1.20Jへのリンクはたどれるのでしょうか? 私は保存してあったので問題ありませんでしたが、そうでない人って修正版の公開までSDなしで過ごす羽目になる人も結構多いような気がしますが。さもなくば、一から環境の再構築??。でも、早晩1.30Jの修正が出るのだろうし・・・。(1.20Jへのリンクは宝箱proにありましたね。)


Schedule 一覧スクリプト修正  (2003.3.30)

標準のカレンダーのデータをNetFrontで一覧表示させていますが、項目が増えて来たために読み込みが遅くなってきてしまいました。優秀なカレンダーソフトが出ているので今更の感はありますが、とりあえず1ケ月前からの分だけ表示するように微調整しました。

しょうもないscriptなので読んでいただければ分かると思います。デスクトップのLinuxでもこのデータを使っていますので、samba経由で取得しやすいように作業は/home/sambaで行っています。ここから標準のカレンダーのデータにシンボリックリンクを張っています。

# cd /home/samba
# ln -s /home/root/Applications/datebook/datebook.xml .

このscriptの実行で、/home/samba/datebook.htmlが作成されますので、これをNetFrontで読み込めばSchedule一覧が表示されます。1ヶ月以前からの表示にしてありますが、コードのなかの

let SEP=`date +%s`-2592000

の数字の部分を変えれば(これは30日分の秒数)、表示の期間を変えることができます。SL-A300のdateコマンドはスクラッチバイナリのためスリムアップしているらしく

date --date="30 days ago" +%s

という書式は使えないようです。"__dummy__"というのは、これより後を表示させるために区分するための仮の項目です。

ではその本体です。

#!/bin/bash
cd /home/samba
#SEP=`date --date="30 days ago" +%s`
let SEP=`date +%s`-2592000
awk '{ gsub(/note.* /," "); print }' datebook.xml > _temp0_.dat
echo "<event description=\"__dummy__\" location=\"\" categories=\"\" start=\"$SEP\" end=\"$SEP\"/>">>_temp0_.dat
awk '/description/ { tem = $2; k=2; while( match($(k+1),"^categor") == 0 \
&& match($(k+1),"^location") == 0){tem = tem " " $(k+1); k++;} print $(NF-2),$(NF-1),tem; }'\
 _temp0_.dat | awk '{ gsub(/start=/,""); gsub(/end=/,""); gsub(/description=/,"");\
gsub(/[0-9]+/,"&000",$1); gsub(/[0-9]+/,"&000",$2); print; }' | sort | \
awk 'BEGIN{mark=0}{ subject = $3; k=3; while($(k+1)!="" ){subject = subject " " $(k+1); k++;}
if(mark != 0) { print "Ser=" $1 ";subj=" subject" ;newer();shprint();"}
if(subject == "\"__dummy__\"") { mark = 1}}' > _temp1_.dat

echo "<html><head><meta http-equiv=\"Content-Type\" content=\"text/html;charset=UTF-8\">
<link rel="stylesheet" type"text/css" href="mystyle.css">
<title>Schedule</title><body bgcolor=\"#f0f0ff\"><script language="JavaScript">
    var Ser,flag1=0,flag2=0,now=\"now\",url=\"file:///home/samba/memo.html\",
    dw=new Array(\"Su\",\"Mo\",\"Tu\",\"We\",\"Th\",\"Fr\",\"St\");
    d=new Date();Now=new Date();Today=new Date(Now.getYear()+1900,Now.getMonth(),Now.getDate());
    Target=new Date(Now.getYear()+1900,Now.getMonth(),1);
  function fz(temp)
    {if(temp.charAt(1)==\"\"){temp=\"0\"+temp;return temp;} else {return temp}};
  function dow(serial)
    {_num=serial.getDay();return _num;};
  function mdt(serial)
    {var M,D,H,MI,WK;day=new Date();
    day.setTime(serial);M=day.getMonth()+1;
    D=day.getDate();H=day.getHours();MI=day.getMinutes();
    M1=fz(M.toString());D1=fz(D.toString());
    H1=fz(H.toString());MI1=fz(MI.toString());WK=dw[dow(day)];
    return (M1+\".\"+D1).fontcolor(\"blue\")+( \"[\"+WK+\"]\").fontcolor(\"green\")
    +H1+\":\"+MI1+\" \";};
  function shprint()
    {document.write(mdt(Ser),list(subj));};
  function newer()
    {if( Ser >= Today )flag1=1;if( flag2 != flag1){document.write(\"<a name=\",now,\"></a>\");
    document.write(\"<a href=\",url,\">Memo<br></a>\");}flag2=flag1;};
  function list(subj)
    {return subj.fontcolor(\"red\")+\"<br>\"};" > datebook.html
cat _temp1_.dat >> datebook.html
echo "</script></body></html>" >> datebook.html
rm _temp0_.dat _temp1_.dat

Qpe-Mediaplayerをインストール   (2003.3.5)

いままで、フリーなmp3playerを使わせて頂いてきましたが、SL-C700のmediaplayerの音質が良いので、A300の方にもインストールしてみることにしました。

ただ、500円で公式サイトから購入しますが、ネットを使っての決済だけのようです。小心者の私は、クレジットカード決済に抵抗があったものですから、コンビにでBitCashを購入して決済しました。カードのプリペイド番号を入力すると、ダウンロードのページに飛びます。ファイルは270K程度のサイズです。

インストールはあっというまです。無事カードにインストールできました。肝心の音質ですが、C700とはちょっと違ってはいますが、なかなか良好です(別にメーカーの肩を持っているわけではなく)。測った訳でも何でもないんですが、今まで使わせて頂いたものやC700に比べて、出力が大きいような気がします。それから、動きが大変きびきびしており好印象です。スタートもストップもすぐ反応します。当然C700同様、画面オフのボタンも追加されています。可変ビットレートのものは、まだ試していませんが、普段聞いている44kHz-128kbps固定のものは、今のところ全く問題なく聞くことができています。また、動画(MPEG1)はまだ試していません。

総じて、後悔はしない買い物だったと思います。


Vine Linuxを使って、USB network経由でSL-A300とSL-C700との通信   (2003.1.18)

A300とC700をUSB networkで同時につないで通信する方法です。SL-C700のページの方に書きましたので、ご覧下さい。特に、murasakiを使って、SL-A300とSL-C700とを区別する方法。


辞書をインストール・USB経由のNetFrontについて  (2003.1.13)

SL-C700にも入れたのですが、cardの空きを考えてzbedic(http://killefiz.de/zaurus/)にgene95zbedic、jaen.dicを使わせていただくことにしました。Hello Linux Zaurus World!(http://home.k07.itscom.net/west/recommend/zbedic/index.html)の手順に従って作業しました。軽快な動きで使いやすいですね。C700とうまく使い分けることができそうです。

それからUSBのnetworkを通じてNetFrontが外に出ることができなかった件ですが、某所での情報から、解決することができました。SL-C700のページの方に書きましたので、ご参考まで。


USB network やっと開通  (2002.12.29)

うまくパッチを当てることができないでいたSL-A300とVine Linuxの母艦とのUSBによる接続がやっとうまくいきました。kenjiさんから連絡をいただき、Vine 2.6向けに作成されたpatchで、無事にusbdnet.oのコンパイルをすることができました(全くの他力本願)。 kenjiさん、ありがとうございました。

教えていただいたA Way Outの通り行えばOKで、使わせていただいたpatchはSL-A300,B500,C700すべてに向けての修正が施されているようです。

次にmurasakiの設定です。

あとはcontrol-panelなどで /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0を作成。これで、SL-A300を母艦とUSBでつないで電源を入れればusb0がupして、telnetやsmbclientなどが使えます。ただkenjiさんも指摘している通り、NetFrontからusb0を通じて外に出ることができないようですが、これはUSB接続の状況を考えると大きな問題ではありませんね。(追記:解決しました。こちらをご覧下さい。2003.1.13)

またカーネルモジュールのコンパイルをしたくない場合は、kenjiさんのページからmoduleをいただいて、insmod -f usbdnet としても、とりあえずOKのようです。(usbdnet.oのkernelのversionのところだけむりやり書き換えれば、versionのエラーは吐かなくなります。が、これって禁じ手なのかな。)

これで、キャップを無くさないようにやたら気を使うコミュニケーションアダプタ無しで、手軽に通信できるので、楽にSL-A300のメンテナンスやスケジュール管理ができるようになりました。

追記:これを使って母艦にUSB経由でバックアップを取ることができました。でも、よく分からないでやっているので、なんか変なことをしてそうです(汗)。ご指摘いただければ幸いです。これで、M$Winはとりあえず立ち上げる必要は無くなったかな。ランドセルも、普段は背負わせなくて良くなりました。(2003.1.1)


SL-A300のアップデート  (2002.12.24)

まるでクリスマスプレゼントのように、SL-A300のアップデートが案内されました。随分と動きがよくなるという話だったので、早く手にいれたくて、販売店に電話をしキャンペーンCDをもらえないか確認したほどでした。(当然やんわりと断られましたが。「早く公開するようにメーカーに伝えててください」と思わずあがいてしまいました。)

ということで、早速アップデートしました。「SDカードを使ったSL-A300本体システムのアップデート」の手順通り作業して、無事完了。ただし、バックアップデータのリストアで(以前書いたのと同じく)もたつきましたが、Winを再起動して再びリストアの作業をして無事完了。確かに早くなっています。ネットフロントやMP3プレーヤーやカレンダーでも実感できましたが、特にシステム情報起動ががとっても早くなったと思います。

ただ、自分が独自に設定していた部分で、完全に復旧できないファイルがあり、以下の3点は手作業で行いました。他に復旧できていない点があるかもしてませんが、今の時点で気づいたのは下記の通りです。

手書認識の動きももよくなっているようだし、また頼もしくなりました。


SL-A300のswap設定とC700  (2002.12.19)

恥ずかしながら私、swapはSDカードにしかとれないと思い込んでいました。久しぶりに文市(あやち)さんのページを眺めていたら、ユーザーエリアにswapを確保する話が書いてありました。良く考えてみたら、なるほど、ext2fsですから取れるんですね。

ということで、文市さんの記述に従って作業しました。結果はバッチリ。NetFront、MP3プレーヤ、HancomSheet、カレンダー、世界時計など、いっぱい立ち上げてもびくともしません。とってもうれしいです。常駐ソフトを欲張って増やしても問題無さそうです。何かの拍子にSD-Cardが抜けても問題は起きませんね(笑)。

ただ、最近M$Winを使ったバックアップがちょっと不安定です。samba周りをあまり細かいことを気にせずにいじったせいかな?

世の中SL-C700の話題でもちきりの感があります。私も販売店でやっと実物に触ることができました。やっぱりいいですね。ビュースタイルのときなぜかちょっと大きく感じました。ふたを閉めたときはそれほどでも無いのですが。全般的に「しなやかに動く」という印象でした。

欲しくてうずうずします。が、入荷に時間もかかりそうだし、なにより私の使い方にピッタリのA300がとても気に入っているので、メモリ問題の動向をみつつ次のモデルあたりを買おうかと思っています。当然自分で使い込んだ訳ではないので、メモリの問題がどれほどなのかは分かりませんし、swapでかなり解決できそうな気もしますが。


軟弱な?Routingで,SL-A300をLANに参加させる  (2002.10.30)

USB経由でSL-A300と接続するためにいろいろやってみたのですが,うまくいきません。公式サイトで公開されているドライバはkernel 2.4.18-5対応ということで,私の環境では(そしてつい先日公開されたVine2.6の環境でも?)うまくパッチが当たらないようなのです。

そこで,非常に軟弱な解決法なのですが,Windows98でもレジストリを書き換えるとRoutingできるので,これをルータとして使い,メインのVine Linuxが動いているマシンから接続することにしました。言訳じみますが,これは当面の緊急避難ということで(笑)。SL-A300のバックアップのためにWindows98を立ち上げてはいるので,まあ妥協の範囲の解決法かなと。以下その手順のメモです。

まずはWindows98のRoutingの設定をします。レジストリエディタを開いて,
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\currentControlSet\Services\VxD\MSTCP のなかのEnableRoutingを1に設定。このキーが無い場合は,新たに作成して値を1にする。次にお決まりの再起動。これだけでroutingしてくれます。

次に,SL-A300での設定。私,SL-A300標準の192.168.129.*とは別のネットワークでLANをつくっていますので,Default Gatewayの設定をする必要があります。まず
 /home/etc/hotplug/usbdnet.confにGATEWAY=192.168.129.1 を追加
 /home/etc/hotplug/usbd.funcのなかのusbd_net_if_up()の部分に
  route add default gw $GATEWAY metric 1 を追加
これで,usbで繋がった段階でDefault GatewayがWinマシンに設定されます。

次にメインのマシンについて,Routingを追加
 route add -net 192.168.129.0/24 gw WinのLAN側のアドレス dev ethN
これを,/etc/rc.d/rc.localにでも書いておきます。最後に,LocalなDNSの設定を変えるのがいやだったので,これも手抜きで/etc/hostsに 192.168.129.201で SL-A300を登録しておきます。これで,telnetもsmbclientもOKです。

本屋やネットをさまよって kernel2.4.18-5を探したんですが,見つかりませんでした(涙)。


スケジュール一覧作成スクリプトその後・専用スーツ  (2002.10.25)

スケジュール一覧スナップショット

先日も書いた通りこのスクリプト,スケジュール内容にスペースが入っているとawkの標準動作によりその途中フィールドが終わっていると判断し,正しいジャバスクリプトを吐いてくれません。フィールドセパレータを置き換えるか,スーペースを他の記号で置き換えればなんとかなるだろうと軽く考えていました。

ところが,実際にこの方針で書いて作動させても,どうも期待通に動きません。よくよく状況を見てみると,どうやらutf-8が絡んでいるようです。文字列をサーチして,"?????"の部分に処理を施す必用がでてきますが,文字列がutfだと,(普通に使っている? g)awkではうまくダブルクオートを見つけられないようなのです。

幸いなことにSL-A300上で動くutf-8対応のnkfが公開されていますの、早速使わせて頂き、それを用いてeuc-jpなどに変換後であれば,一部の文字が削除される事態が起きますが,スクリプトの動作は期待通りです。

ということで私の実力では,utfをとるか,スケジュール内容の中に空白を許すかという選択になりました。utfでは,いろいろな記号が使えます。これはこれで結構便利ですので,スケジュール内容中の空白はとりあえず諦て・・・。(アンダーバーで十分だろうって!)

苦肉の策で発想を変え,空白の後の文字が"location"が"categor"かで判定するように書き換えました。
(追記:2002.10.31曜日も書き出すようにしました。追追記:/headのタグが抜けていました(汗)。またSL-C700のNetFrontでうまく表示されません。これってutf-8に対応していないのかな?(2003.1.4))

これでスケジュール内容に空白を入れても,とりあえずは動くようになりました(笑)。正しい作法でxmlからhtmlに変換することがベストなんでしょうがね。これから勉強せねば!。

ところで,エクストリームリミットのSL-A300専用スーツを早速購入しました。結構値が張ることもあり,皮の質感・品質とも良いです。ただ,ストッパーが上部に付いているので,ひょんな時にSDカードが押され,動作中にカードが抜けてしまうことがありました。swapをSD-Card上に確保しようかと思っていたところですが,これではちょっと怖いです。カードの上に標準の液晶カバーに付いているようなピンを通せば状況は改善されると思います。クレードルは装着した状態で問題なく使えます。

その後,相次いでスーツが発売されました。横開きのもの,エクストリームリミットのものと反対に下にストッパーが付いているものなどがあるようです。ただ,どの製品もコミュニケーションアダプタは装着できないようです。


スケジュール一覧作成スクリプトをアイコン登録  (2002.10.2)

ネット上でawkを見つけました。ということは,スケジュール一覧をつくるscriptを母艦?で走らせなくとも,SL-A300だけで事が済むということです。ついでに,アイコンを登録しないとまともな使い方はできないので, 文市(あやち)さんのページを参考にHOMEメニューにアイコン登録しました。

/home/QtPalmtop/apps/Applications/schedulelist.desktop が表示の定義ファイルで,内容は

[Desktop Entry]
Comment=Schedule
Exec=schedulelist.sh
Icon=schedulelist
Type=Application
Name=Schedule
CanFastload=0

/home/QtPalmtop/pics/schedulelist.png がアイコンの画像ファイル(32x32 のpngファイルを自作。)

スクリプト本体は/home/QtPalmtop/bin/schedulelist.sh で先日書いたスクリプトを,作業ディレクトリに cd する部分を付け加えました。作業ディレクトリは,他のマシンでもスケジュール一覧を見たいので,/home/samba にしました。

#!/bin/bash
cd /home/samba
awk '{ gsub(/note.* /," "); print }' datebook.xml > _temp0_.dat
awk '/description/ { print $(NF-2),$(NF-1),$2 }' _temp0_.dat | \
(以下略)

この状態で再起動をかけると,HOME画面にアイコンが登録されます。
あとはNetfrontのホームを /home/samba/datebook.html#now としておくとス ケジュールチェックに重宝します。

スケジュールリストは,行ごとに着色したりすればもっと見易いですね。曜日も入っておらずちょっと手抜き。JavaScriptだらけなのでちょっと重たい感じもします。(cronは無いが)atがあるということなので,自動化も可能ですね。つまり改良の余地がまだまだある,ということは日曜プログラマの私が(というのもおこがましいですが)もっと楽しめるということです(笑)。


samba がなぜか止まってしまう  (2002.9.29)

samba 経由でSL-A300と母艦のデータのやり取りを行う際に,なぜかsambaのデーモンが止まっていることがある。

調べてみると,usb0が(クレードルやアダプタを繋いで)upすると,自動的にsambaが起動され,downするときにはsambaを止めているスクリプトがあった。

同じことを,eth0などについてできれは一番良い(つまりネットに繋がっていないときはsambaを止める。これで不都合が出る可能性が無くはないかな?)と考えました。

そこで設定ファイルを眺めてみると,関係しそうな記述が,start_fn,stop_fn として関数形式エントリがあったので,それに次のように手を加えました。ただ,2重起動のチェックなどは一切していません。

ここからスクリプトを呼び出せるなら,上に書いたusb0のスクリプトを真似すれば良いわけですが・・・。ここは,不都合が出てきたら考えましょう(笑)。

同時に2つのinterfaceをupするケースはまず考えられない(ルータじゃない!)ので,とりあえずこれで良いかなと。ついでに,自宅で ip masqerading を使って繋いでいる関係で,mtuも標準値から変更しました。

手を加えたファイルは
/home/etc/pcmcia/network.opts
です。以下,その一部。

qpelan1,*,*,*)
    INFO="TCP/IP mynet"
    BOOTP=n
    DHCP=n
    start_fn () { /etc/rc.d/init.d/samba start; return; }
    stop_fn () { /etc/rc.d/init.d/samba stop; return; }
    (略)
    MTU=1450
    (略)
    ;;

この変更が理にかなったものなのかどうかは私には良く分かりません。Vine Linuxユーザだから,というのは言訳ですが(笑)。

無線CF-LANカードを買いました。corega CG-WLCF11。ちょっと迷ったのですが,もう結構安くなっていましたので。これも快調。
とっても快適で,痒いところに手が届くSL-A300です!!


スケジュール表示スクリプトの一部修正  (2002.9.27)

先日書いたスクリプトについて次の点を修正。

  1. 1桁の数字の表示を0?の形に統一。そのための関数を追加。
  2. datebook.html#nowで開くと今日以後の項目がページトップに表示されるようにした。(2002.10.3一部修正)
  3. スケジュールの項目に空白が入ると,正しく動作しません(汗)。さすが手抜きスクリプトです。そのうち直そうっと。(2002.10.19追記)
----- schedulelist.sh ---------------------------------------------
#!/bin/bash
awk '{ gsub(/note.* /," "); print }' datebook.xml > _temp0_.dat
awk '/description/ { print $(NF-2),$(NF-1),$2 }' _temp0_.dat | \
awk '{ gsub(/start=/,""); gsub(/end=/,""); gsub(/description=/,"");\
gsub(/[0-9]+/,"&000",$1); gsub(/[0-9]+/,"&000",$2); print; }' | sort | \
awk '{ print "Ser=" $1 "; d.setTime(Ser); Y=d.getYear()-100;M=d.getMonth()+1;\
D=d.getDate();H=d.getHours();MI=d.getMinutes();\
if( Ser >= Today )flag1=1;\
if( flag2 != flag1)document.write(\"<a name=\",now,\"></a>\");\
flag2=flag1;Y1=fz(Y.toString());M1=fz(M.toString());D1=fz(D.toString());\
H1=fz(H.toString());MI1=fz(MI.toString());\
document.write(Y1.fontcolor(\"blue\"),\".\",M1.fontcolor(\"blue\"),\".\",\
D1.fontcolor(\"blue\"),\" \");\
document.write(H1,\":\",MI1,\" \"," $3 ".fontcolor(\"red\"),\"<br>\")" }' > _temp1_.dat
echo "<html><head><meta http-equiv=\"Content-Type\" content=\"text/html;charset=UTF-8\">
<body bgcolor=\"#f0f0ff\"><font size=-1><script language="JavaScript">
var Ser,flag1=0,flag2=0,Y,M,D,H,MI,now=\"now\";
d=new Date();Now=new Date();Today=new Date(Now.getYear()+1900,Now.getMonth(),Now.getDate());
function fz(temp){if(temp.charAt(1)==\"\"){temp=\"0\"+temp;return temp;}
else {return temp}};" > datebook.html
cat _temp1_.dat >> datebook.html
echo "</script></font></body></html>" >> datebook.html
rm _temp0_.dat _temp1_.dat
----------------------------------------------------------------

以上お粗末でした。無くしてしまったスタイラスペン,取り寄せたものがやっと手元に届きました。


スケジュールをブラウザで一覧表示  (2002.9.22)

Zaurus SL-A300 のスケジューラは,時系列でスケジュールの一覧表示ができない。そこで,元データ/home/root/Applications/datebook/datebook.xmlから必用な所だけ抜き出してhtml化する簡単なスクリプトを書いた。

SL-A300 にsambaで入ったときにroot dirに見える /home/sambaの中に,Dbkという名前で,/home/root/Documents/Text_Files/ へのシンボリックリンクを張った。
/home/root/Documents/Text_Files/には元データと同じ名前datebook.xmlで/home/root/Applications/datebook/datebook.xml にシンボリックリンクを張ってある。

使い方

  1. 母艦から samba で入って cd Dbk
  2. datebook.xmlをローカルにget
  3. 母艦で list.sh を走らせる
  4. ここでできあがるdatebook.html をDbk にput
  5. 自動的にNetfront が立ち上がりスケジュール一覧が表示される

したがって,スケジュールの入力そのものはSL-A300で行います。 (母艦上のutfを可能にしたemacsでやれないことはないですが。)

以下,(恥ずかしながら)そのコードです。

----- list.sh ---------------------------------------------
#!/bin/bash
awk '{ gsub(/note.* /," "); print }' datebook.xml > _temp_.dat
awk '/description/ { print $(NF-2),$(NF-1),$2 }' _temp_.dat | \
awk '{ gsub(/start=/,""); gsub(/end=/,""); gsub(/description=/,"");\
gsub(/[0-9]+/,"&000",$1); gsub(/[0-9]+/,"&000",$2); print }' | sort | \
awk '{ print "Ser=" $1 "; d.setTime(Ser); Y=d.getYear()-100;M=d.getMonth()+1;\
D=d.getDate();H=d.getHours();MI=d.getMinutes();document.write(\"<tr><td>\",\
Y.toString().fontcolor(\"blue\"),\".\",M.toString().fontcolor(\"blue\"),\".\",\
D.toString().fontcolor(\"blue\"),\"</td>\");document.write(\"<td>\",H,\":\",MI,\
\"</td><td>\"," $3 ".fontcolor(\"red\"),\"</td></tr>\")" }' > _temp_.dat
echo "<html><head><meta http-equiv=\"Content-Type\" content=\"text/html;\
charset=UTF-8\"><body><table cellspacing=\"0\" width=\"320\" bgcolor=\"#cff0f0\">\
<tr><td width=\"25%\">Date</td><td width=\"20%\">Time</td><td width=\"55%\">\
</td></tr><script language="JavaScript">var Ser,Y,M,D,H,MI;d=new Date();" > datebook.html
cat _temp_.dat >> datebook.html
echo "</script></table></body></html>" >> datebook.html
rm _temp_.dat
----------------------------------------------------------------

やっていることは,

  1. note の項目が最後のフィールドに現れるので,それを消す
  2. 最後の2項目である開始時間と終了時間,項目名を印字
  3. 余計な文字列を削除
  4. JavaScriptのDateオブジェクトはミリ秒単位なので0を3つ加える
  5. それを時間順にソート
  6. 表示部分が続く
  7. 最後にhtmlの先頭の部分と,末尾をつけたし
    ただし,現在終了時間は使用していません。

月単位くらいで,以前のスケジュールは一覧から消した方が使いやすいかな。


ファイル転送について・terminal再起動  (2002.9.16)

Spitzの新アルバムを買ってきたので,Mp3に変換して持ち歩きたい!
いままで,5000円で購入したMp3のプレーヤを使っていたのですが,SL-A300の購入でちょっとした(短時間の)使用の時はこちらを使ってます。でもアルバム一つ分で約50Mバイトですから,多くは持ち歩けません。

ということで手軽なファイル管理をしたかったのですが,Winをたまにしか立ち上げない私にはザウルスドライブはちょっと面倒。USB経由でのLinux母艦との接続ができればなにも問題ないのですが,まだまだそれは道なかば。ftpあたりは探せばあるのかもしれませんが,見つからなかったし,いまさらftpもという感じもあります。ということで,安直な解決法としてsmb.confを書き換えて,eth0にもsambaを喋らせることにしました。ただし,職場での接続も考えて最低限のアクセスコントロールは必用だろうということで,hosts allowの設定もしました。

日本 Samba ユーザ会のサイトの「Using Samba」邦訳によれば,

hosts allow オプションだけがある共有に対して設定されていた場合、そこに記述されているホストだけが共有を利用することができる。その他のホストは接続できない

そこで,/home/root/usr/lib/samba/smb.confの[global]セクションにhosts allowと interfacesの設定を書き込んで,/etc/rc.d/initのsambaを(restartは無いよういなので)stop→startしました。このとき,hosts allowにザウルスドライブのWin母艦側のアドレス(標準では192.168.129.1)を書き込んでおかないとバックアップ等に不便なので付け加えました。

情けなくも早速タッチペンを紛失。先日出かけた折りにメモをして,そのあときちんと差し込まなかった模様。購入店に販売を確認するもメーカー問い合わせとのこと。早晩売り出されるとは思うのですが,われながら情けない。

追記:どうもterminalが起動できないことがある。いろいろ試してみると,sshdを走らせている状態でterminalをexitとすると,terminalの再起動に失敗するようである。そこで,sshd経由で母艦からsshdをkillすると,再びterminalが起動できた。


コミュニケーションアダプタ,suできなかった件  (2002.9.9)

待ちに待ったコミュニケーションアダプタが手元に届きました。期待していたNetfrontはちょっと見ずらいかな。でもこの大きさですから仕方ないですね。あとは,カレンダーでスケジュール一覧の内容が表示されないのが不便なので,ソフトを漁るか,自分でdatebook.xmlをhtmlに変換してNetfrontで読めるように したいと思ってます。

さて,コミュニケーションアダプタですが,Zaurusの公式ページで対応が確認できていたプラネックスのCF-10Tを前もって購入しておいたので,それを入れて無事につなっがってくれました。ただ,コミュニケーションアダプタについて来たCDでシステムのアップデートをしたのですが,その後バックアップデータのリストアがうまく行かず,ちょっと焦りました。どうやら,母艦側の問題だったようで,Win機を再起動して,リストア完了。

ネットワークの設定はとっても簡単に進み,LANカードの脱着もとてもスムーズ(反応が早い)で満足です。ネットワーク上に一台のLinux端末として参加させられることができました。もちろん,ssh,telnetとも問題なくクリア。

ただ,telnetでloginしてからsuする件は,以前うまく行かず途中で止めていたのですが,ネットで調べて/etc/securettyにeth0が該当するttya0を付け加えて無事suもできるようになりました。

ただし,/bin/tinyloginを$HOME/binにコピーし,tinyloginをSUID。次に
$ ln -s tinylogin su
としてsuを作り,$HOME/.bash_profile にPATH情報を
PATH=$HOME/bin:$PATH
と設定して,/bin/su より$HOME/bin/su を優先的に読み込ませるようにして
$ su -
でrootになれました。(セキュリティー上は??。でもloginするとき,localでrootになってsshを使うより,ある意味ではいいのかな?)
sshでroot@sla300。これが一番いいんでしょうね。

追記:SL-A300の方でterminalを使っていると,su に失敗します。ですから,これを止めれば大丈夫。ttya1 も securetty に追加すればもう1つ su 出来ますネ。


MP3のプレーヤーインストール  (2002.9.4)

opie-mpegplayer_1.5.0-20020416_arm.ipkとopie-libmadplugin_1.5.0-20020416_arm.ipkをインストールする。あっというまにMP3を聞く環境ができあがってしまい感激ひとしおです。これらは,SharpのZaurus公式サイトからリンクをたどれます。

ただ,アイコンがうまく表示されません。http://mi.ezaurus.com/link/user/u_site.htmlに新たに登録された「NOISECTION」のぺーじを眺めていたら解決法が書いてありました。具体的には,SL-A300の/home/Qtpalmtop/picsに入っているのがアイコンファイルだそうで,これをコピーして雛形にし,デスクトップのGimpにてアイコンを作成。それを/home/Qtpalmtop/pics/MPEGPlayer.pngという名前でセーブ。

これでアイコンとして登録されました。タスクバー?上にはすぐ表示されますが,メインメニューには一回再起動しないと表示されないようです。


リモートからrootでloginできなかった件について。  (2002.8.29)

http://www.carc.aist.go.jp/~amori/diary/200208.htmlによれば,sshdをインストールすると特になにも操作せずにrootでloginできた旨書いてあったので,Zaurusのページでも紹介されている(沢山の対応ソフトがある)www.zauruszone.comからopenssh_1.2.3_arm.ipkをダウンロードしてインストール。

まだ,Vine LinuxとSL-A300はつなげることができないでいるので,Winのsshからつないでみると,難なくrootでloginできました。(でも,なぜtelnetはだめなんだろう?)

ちなにみ,はじめに書いたページを参考にsshdのキーを作ってからサーバーを起動させるということなのですが,なぜかキーを作成してもうまく保存できませんでした。そこでとりあえず書き込み可能なディレクトリに保存して,それを標準の/usr/local/etc/ssh_host_keyの名前で保存しなおし無事にサーバが起動できました。

kernelにパッチをあてて,VineとSL-A300をつなぐ件は,もう少し頑張って見ます。
でもhttp://www.carc.aist.go.jp/~amori/diary/200208.htmlみたいに,なんでもさくさくできるスキルが欲しいデス。


sambaの既定アカウント  (2002.8.26)

smb.confを眺めてみたら,ザウルスドライブはゲストアカウントで繋がっているようでした。そこで,root以外のアカウントを設定するとザウルスドライブで不都合が起きる件は,windows側のログインアカウントと,SL-A300側に作成したアカウント名を別にすることでとりあえず解決しました。

suができない件は,/bin/tinyloginを homeにコピーしてsuidすることで解決するという情報をみたのですが,まだうまく行きません(涙)。


smb.conf発見(笑)  (2002.8.25)

SL-A300の中身をじっくり覗きたいが,いまのところtelnetでrootでログインできない(自分で作ったアカウントでsuもできない)。もちろん直接SL-A300のterminalでなら可能ですが,ちょっとキー入力が・・・・・。

そこで,バックアップファイルを覗いてみたら,どうやらA300のディレクトリ構成をそのまま保存しているようなので,じっくりと扱うことができてたいへん良く分かります。先日書いたsmb.confもしっかり見つかりました。設定変更も(内容が多いなら),バックアップファイルを編集してリストアしたほうが早そうです。

Vine Linux 2.5でSL-A300をネットワークカードとして認識させようとしているのですが,まだまだ道は遠く・・・。なにもしないでCDCEtherとして認識される(WebでしらべるとTAなどを使うときのデバイス名のようです)ので,認識させられそうなのですが。英語版のページをみるとカーネルにパッチをあてることで使えるということなのですが,とてもVineのカーネルに手をいれるスキルはありません。とほほ。ということで,もうちょっと情報を集めることに。


アカウントを作ると,ザウルスドライブか・・・  (2002.8.23)

SL-A300 にroot以外のアカウントを設定すると,ザウルスドライブ接続時の認証がうまく行かなくなるようである。最初原因を特定できなかった。

shadowパスワードとsambaのパスワードの関係が良くわかっていないので勘違いをしているかも知れません(笑)。

具体的には Zaurus に terminal をいれ adduser でアカウントをつくったとき,ザウルスドライブが繋がらなくなった。アカウントを削除すれば復旧する。でも,sambaの設定ファイルってどこにあるのかな?

話はそれますが,最初買う予定のなかったクレードル,やっぱり購入することにしました。


SL-A300が手元に!!!  (2002.8.13)

8月8日,ザウルス最新版,発売延期になっていたSL-A300が手元に到着しました。PIMは,ずっとモバイルギアMC-MK22にPocketBSDをいれて愛用していたのですが,「ポケットに入る」のが魅力で予約までして買いました。実際,とってもスリムで気に入ってます。

またLinuxベースであるというのがとっても大きな理由で,自分のスキルではなんともなりませんが,今後の発展を(他力本願で)期待する部分が大きいのが実際です。sambaも喋るようなので,Vine Linuxがメイン環境の私としてはその「素直さ」も魅力です。

MK22にも愛着がありますが,ポータブルな文章入力端末として今後も使っていくと思います。PIMソフト関連では,MK22で使わせていただいていたtaskmgも良かったし,デスクトップで使っているplanも私には十分なのですが,SL-A300を持ち歩くことになると,Outlookとの同期が前提の機能ではちょっと不都合が出てきます(自分はできるだけOutlookは使いたくないので・・・)。やはり,きちんと勉強して自力で解決するのが理想ですよね(^^;)。

直接USBケーブルでつないでsambaのホストとしたり,Vine2.1.5 からmountすることはできないようです(私の知識では!?)。
やっぱり,コミュニケーションアダプターをつないで,LANに参加させるのが早道なのでしょうね。

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