モディリアーニとその時代 1910−20


エコール=ド=パリ 第一大戦後パリに集まったユダヤ人を主とする外国人の集団。パリ派。代表画家。
             モディリアーニ・イタリア
             パスキン・ブルガリア
             シャガール・ロシア
             キスリング・ポーランド
             スーチン・リトアニア
また、この名称は広義に解され
             ユトリロ・フランスを含めたり、ピカソ・ダリまでを入れたりするようだ。
             藤田嗣治を含めたりするという。
     新エコール=ド=パリとか第2次パリ派なども使われよくわからない。

 モディリアーニの作品は、私には違和感があった。目が変である。しかも、顔が異常に長い。しかし、他の作品には無い独特のふいんきを持っている。この展覧会では、大きな作品の”左向きに横たわる裸婦”と”ベレー帽の少女”が印象に残った。また、キスリングははじめて見たが、絵の色合いがとても好きになった。静物が特に印象に残った。今回、見に行ったのは、ユトリロが目的だった。人が小さく、遠くに描いている光景は寂しげでもあるが、”ノワイヨンのカルノ大通り”の明るい色彩。”サン=リュスティク通り” は気に入ってしまった。ヴラマンクも印象的だった。風景画が今まで見たことがないインパクトがあった。パンチの効いた絵には鋭さがあった。
 全体的にすばらしい作品が揃っていた。今まで、見たことがない印象に残る作品が多くいい展覧会だった。川村美術館も、建物だけでなく庭もきれいで、お勧めできる美術館の1つであろう。

                            


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