これは、大事件だった。世界には個人が所有している”秘蔵コレクション”といわれるものがあるが、これは個人のコレクションとしては世界有数で、しかも、アルバート・C・バーンズ氏の遺言のまま、ギャラリーの壁からはずされないでいたそうである。今回は、財団の建物が老朽化し、持ちこたえられなくなったらしい。工事中に世界を回るらしい。この展覧会で、ひときわ光っていたのは、セザンヌだった。たしかに有名画家で、いいとは思っていたが、こんなにいいとは思わなかった。すばらしかった。
印象に残った作品。
ポール・セザンヌ カード遊びをする人たち 人物が5人なのは珍しいという。
ポール・セザンヌ サント=ヴィクトワール山 静物画もよかった。
ルノワール コンセルヴァトワ−ルの出口
スーラ ポーズする女たち 点描のすばらしさがわかった。
アンリルソー いつ見てもインパクトが強い作品が多い。
マティス 何点も見るのははじめてだった。一目でマティスとわかった