この展覧会は、すばらしいの一言だった。当日は展覧会の最終日だった。どうしようかと思ったが、行くことにした。ニューヨーク近代美術館展だ。その日は、車で行った。上野に行くのは初めてだった。駐車場がどこにあるかも分からなかった。結局、駅前の駐車場に止めた。駐車料金は1時間600円ぐらいだったと思う。場所は上野の森美術館であった。駅の改札前の細い道を歩いていくと、行列の末端があり、係員が盛んに何か言っていた。
なんと、2時間30分待ちだった。せっかく来たが帰ることにした。美術館に入るのに2時間30分待ちはない。入り口ががらんとしているのが美術館だと思っていた。せっかく来たので、買い物でもしようと思ったが、してからやっぱり考え直した。見ておこうと戻ることにした。さっきより空いているだろうという期待もあった。しかし、期待はおおはずれだった。2時間40分待ちになっていた。それでも最後尾に並んだ。アナウンスを聞いていると、その行列は券を購入する列だった。買った後、本来の列に並んだ。列は公園中を大蛇のようにくねくねと曲がって延び、どこがどうなっているか分からなかった。列は、横に5.6人いたような気がする。どうも入場制限をしているらしい。ゆっくり見れるように主催者の最低限の配慮らしい。期待感が膨らんだ、これだけ人が集まるなら期待できそうだ。
入り口を入ると説明をしてくれる機械を500円で貸してくれるという。はじめてこんなものがあることを知った。当然のごとく借りることにした。作品は、有名な印象派等の作品が並んでいた。
ゴッホ 星月夜
スーラ グラヴリーヌの運河、夕暮れ
アンリ・ルソー 眠るジプシー女
アンドレ・ドラン ロンドン・ブリッジ
ブラック ギターをもつ男
シャガール 私と村
エドワード・ホッパー ニューヨークの映画館
ブロンズ
ブランクーシ 空間の鳥
は、とても気に入ってしまった。
他にも、セザンヌ、ロートレック、ゴーギャン、ムンク、ビカソ、モディリアニ等々の作品が並んでいた。
入場料はいくから忘れたが安すぎた。駐車場代は何倍も払ったが気にならなかった。
いつかニューヨークで見てみたいと思ったが、貸し出し中だと困るとも思った。
追伸
この展覧会は、後日期間延長となったとニュースできいた。延長になることもあるんだなと思いながら、もっともだとも思った。