キジョラン(実)名前にランとついているが、ランの仲間ではなく、ガガイモ科のツル性の常緑多年草。 日本では関東から九州にかけて分布する。花は直径数mmと小さいが、楕円形の実(袋果)は長さが10cm以上にもなり、ラグビーボールを連想させる。 和名の由来が面白い。 漢字表記は鬼女蘭で、初冬のころ実(袋果)が弾けたときの様子が、鬼女が髪を振り乱している様を連想させることからつけられている。 右の写真に、弾けた袋果が2個写っていて、中から白く長い冠毛のついた種子が飛び出している。 これを鬼女に見立てた人の感覚に感心してしまう。 高尾山ではキジョランはいたるところで見られるのに、どういうわけか弾けた実を観察できる機会は多くない。 キジョランは、アサギマダラ幼虫の食草でもある。 2019/12/15撮影 |
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