キジョラン(花)名前にランとついているが、ランの仲間ではなく、ガガイモ科のツル性の常緑多年草。 日本では関東から九州にかけて分布する。和名の漢字表記は鬼女蘭で、実がはじけたときの様子からつけられている。 花は直径数mmでクリーム色をしていて、放射状にたくさんつく。 地味な印象を受ける花だ。 葉は濃い緑色で光沢があり、ぼぼ円形で先が尖る。 キジョランは高尾山のほぼ全域で見られるが、筆者の観察した範囲で特に多いと思われるのは、稲荷山コースの上部と3号路だ。 ただし、キジョラン自体はたくさん目につくのに、花に気づくことはあまり多くない。 右の写真は稲荷山コースで撮影した。 楕円形の袋果(写真の円内)は花に比べて巨大で、長さが10cm以上にもなる。 キジョランは、アサギマダラ幼虫の食草としても知られる。 2019/7/28撮影 |
![]() |