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母はダートの名牝ロジータ。そして伝説は作られる。
デビューは中京代替の冬の小倉。芝2000mのレースであったが1番人気の支持を集めた。やはり、血統馬たるゆえんだろうか。しかし、後にフラワーCで2着するオリーブクラウンの後塵を拝した。折り返しの新馬戦も芝レース。やはり1番人気に推されるが3着に敗れている。初勝利は3戦目。正月明けの京都ダ1800mの未勝利戦。圧倒的な1番人気を集め、7馬身差の圧勝。やはり、砂の舞台は血が騒ぐのだろうか。
次走のダートの平場戦は2着と不覚を取ったが、2勝目を飾るのが、芝2000mのつばき賞。3番人気となったのは「ロジータの仔」ということだろうか。しかし、直線鮮やかに抜け出しての快勝だった。このレースで芝でも走る自信が深まったのだろうか。皐月賞トライアルのスプリングS(GU)に挑戦。ダイタクリーヴァの3着と好走し、一躍、皐月賞へと駒を進めた。しかし、ここは壁が厚く、エアシャカールの13着であった。ダービー出走をかけた京都新聞杯(GU)は6着。ダービーウィークの駒草賞を使わざるを得なかったのは賞金不足だったのだろう。
障害で芝のレースはここまで。以後はダートレースを使われることとなる。4歳時は条件戦で2着、3着ともどかしいレースぶりであったが、休養を挟んだ5歳になると、900万特別、1600万特別を連勝。その後の活躍を予感させ始めたが、10ヶ月の休養もあり、1年以上も条件級をさまようことになる。
初のダート重賞挑戦は6歳時の東海S(GU)。既に重賞実績を重ねているハギノハイグレイド5着と後塵を拝した。次走は大井の帝王賞(GT)。1番人気はデビューから7連勝で全日本3歳優駿、ジャパンダートダービーなどを制したトーシンブリザード。前年の東京大賞典の覇者、トーホウエンペラーが2番人気。フルーヴが6番人気と穴評価でしかないのは、重賞実績もないため仕方がないことだろう。その低評価を覆すように、直線で抜け出したのはフルーヴであった。ダート重賞2戦目にしてGT制覇は母の血のなせる技だったのだろう。
その後はダート重賞の王道を歩むことになる。一息入れた第1回JBCクラシック(GT)はアドマイヤドン、プリエミネンスに次ぐ3着。JCダート(GT)、東京大賞典(GT)はともに掲示板を外したが、明けての川崎記念(GT)。名古屋GPを3連勝で制して波に乗るアッパレアッパレが1番人気。2番人気はJCD2着、東京大賞典3着のリージェントブラフ。フルーヴはまたも9頭立ての4番人気と低評価だった。しかし、母が活躍した舞台。あっさりGT2勝目を飾った。
その後はダイオライト記念(GU)、オグリキャップ記念(GU)とダートの長丁場で勲章を加えた。
母は川崎が主戦場。大井と川崎のGTの舞台で光り輝き、ファンの期待に応えたのは血統の不思議だけで片づけられるものではないだろう。
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