【御替地〜南陽 その2】
 


御替地高架橋群を通り過ぎると、東海通り(トオカイドウリ)と呼ばれる主要幹線道路をオーバークロスします。
この場所もゆるい上り勾配が続いていて、東海通りを跨ぐ「第2紀左ェ門Bv」は併走している新幹線の高架高さにはまだ追いついていません。
東海通りを越えると、高架橋群の名称が「豊中」に変わります。
豊中高架橋群で新幹線と高さがほぼ並びます。

 

 @紀左ェ門第1BL A第2紀左ェ門Bv B豊中第1BL C第1豊中Bv D豊中第2BL 
(地形図)名古屋市都市計画図2005年版 管理人編集


 

D豊中第2BL E未確認 F豊中第3BL G第3豊中Bv H豊中第4BL I第4豊中Bv J豊中第5BL 
(地形図)名古屋市都市計画図2005年版 管理人編集




道路を跨ぐのは第1紀左ェ門Bv、その左が@第2紀左ェ門BL、さらにその左に合板で覆われているのがA第2紀左ェ門Bvです。2005.3.13


A第2紀左ェ門Bv。新幹線より低い位置を通っています。このとき既に解体工事に入っていました。2005.4.9


B右側の看板付きの三角柱状の橋脚は豊中第1高架橋No.1、左側の6本脚の高架は同じくNo.2です。
 これは右隣のA第2紀左ェ門Bv・左隣のC第1豊中Bvが撤去された後の姿です。2005.9.3


道路を跨いでいるC第1豊中Bv、その左隣にD豊中第2高架橋No.1とNo.2があります。2005.3.13


南側・名古屋寄りから見たD豊中第2高架橋。この部分までは大日本土木が施工しており昭和48年完成。なお写真奥側の豊中第2高架橋No.3と手前側の同No.4に分かれています。2005.8.14


D豊中第2高架橋は途中から施工会社も若築建設になり、完成時期も大日本土木施工箇所からおよそ9年のブランクがあり昭和57年と大きく変わっています。その天端に露出している多数の鉄筋が突然の工事凍結を物語っています。 その境目は画面中央右寄りにある継ぎ目で、これより右の笠寺寄りは豊中第2高架橋No.4ですが、左側は銘板表記も続番の「豊中第2高架橋No.5」とはならずに単に「豊中第2高架橋」となります。またここからは高架橋の意匠に変化があります。  2005.8.14


D若築建設担当分の1ブロック目と2ブロック目の境目に、桁板をつないだだけの部分がありましたが、これも含めて「豊中第2高架橋」という表記になっています。 2005.8.14



D同じ地点の名古屋方向を見たところ。高架のデザインが現代的なスマートな形態に変化します。これと同様な意匠は堀川東側の二条高架橋群および堀川西側の千年(ちとせ)高架橋群にも見られます。 2005.8.14


E付近 少し進んだところから笠寺方を振り返りました。2005.6.26


A第2紀左ェ門Bv跡・B豊中第1BL・C第1豊中Bv(撤去済み)とD豊中第2BL前半までの区間の俯瞰です。 2005.8.14


D豊中第2BLの施工会社が大日本から若築へと代わっているポイントです。カメラの目線が東海道新幹線とほぼ同じ高さなので、貨物線の高さがかなり低い事がわかります。2005.8.14


I第4豊中Bv付近から笠寺方を見る。手前の橋脚はH豊中第4BLで、そのすぐ隣がG第3豊中Bv。 右にある側道の中央付近に交差点がある道路と交差する場所に架かっているのがE第2豊中Bvです。 2005.6.26


DEF このうちE第2豊中Bvはすでに撤去されている時期に撮影。2005.8.14


DEF上の画像の同じ部分を地上から見たもの。2005.8.14


HI国道247号線を跨ぐ歩道陸橋が架かっているところ。その上方にかつては2径間の長さのI第4豊中Bvがありました。その手前、「止まれ」の右側に1径間だけあるのはH第3豊中BV。


I今工事しているのは国道の中央分離帯上にある第4豊中Bvの橋脚を撤去しているところ。この場所は比較的早く橋梁の撤去が始まっており、かつては奥の新幹線用と似た橋桁が架かっていました。2005.7.18


IJ247号線の西側の橋脚を撤去している様子。けた座の高さから、新幹線よりは若干低くなっているのが判ります。作業をしている車両の「野田クレーン」という名前を解体現場各所で見かけました。2005.7.18


IJ同上


新幹線との交差部分・豊代Bvから豊中第5BLまでの景観です。新幹線の大きなガーターがある部分が交差部分です。南方貨物線は一旦アンダークロスした新幹線から離れた後、再び寄り添いながら高度を徐々に上げてきました。手前の空港快特ミュースカイが横切る名鉄常滑線の向こうがJ豊中第5BL群になります。
面白いのは、この写真では国道247号をオーバークロスした後の豊中第5BLでやや強引に高さを稼いでから名鉄線を越えている様にも見えることです。2005.7.18

上の2枚の写真は国道247号沿いからの視点です。右の写真で手前に青いネットと足場がかかっているのがH豊中第4BL、黄色の門型ガーターの上部がG第3豊中Bvです。 2005.9.11

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管理人 茉莉花(まつりか) 2016.4
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