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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.159 ドうえもんさん
くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:

エレベーター。 40手台


玉が動けるのは5筋だけ。 とあれば、まずは歩をたたいていくところです。

  54歩、同玉、55歩、同玉、56歩、同玉、57歩、同玉、58歩、同玉、

残りは香だけ。 59に呼べば39龍とと金が取れるので、思い切って捨てましょう。

  59香、同玉、39龍、58玉、49龍、57玉、

ここからが本作のメイン趣向。 龍の動きをお楽しみください。

  59龍、58歩合、68龍、56玉、
  58龍、57歩合、47龍、55玉、
  57龍、56歩合、66龍、54玉、
  56龍、55歩合、45龍、53玉、

次も歩合では、64龍で詰んでしまうので、これを防ぐため、金合とします。

  55龍、54金合、同龍、同玉、

金合には同龍が英断。 歩をたくさん稼いだので、もう一度歩をたたいていきましょう。

  55歩、同玉、56歩、同玉、57歩、同玉、58歩、同玉、59歩、同玉、
  49金 まで47手

この手順を見れば、途中で金合は同様の手順で早く詰むことがわかりますね。

作者:
手数稼ぎの歩合いを繰り返すちょっと面白い趣向です。
駒数を減らすための2枚の角が自慢の配置です。
本当は51まで展開させたかったのですが、余詰により断念しました。

龍の木登り、という感想がありましたが、右に左に隙間をぬって上っていく龍の動きはとてもおもしろい。鯉の滝登り?
前後に歩のたたきを入れたのも良い表現で、メインの趣向を盛り上げています。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

ほいさん:
記録展のスペシャリスト何を狙ったのだろう。
それにしても見たことない竜の動きが面白い。
K.Komineさん:
歩連打のリフレインが印象的。
S.Kimuraさん:
龍が左右交互で斜めに登っていくのは意外でした.
占魚亭さん:
4九に角が利きているのに気付かなくて、諦めかけました。
嵐田保夫さん:
出だしと収束のダブルの歩の5連打の間にスパイダーマンのような龍の動きを絡ませるとは見事の一語。
凡骨生さん:
龍のひねり昇り面白い。
きたさん:
竜の木登りという感じ。とても楽しい作でした。
池田俊哉さん:
龍を使って歩を入手しながら追う手順が楽しい。
五筋の一往復半、金を合駒で入手するところが良い。
やまかんさん:
合駒があるのはあまり好きではないがこの手順は面白い。
玉の動きより竜の動きが面白い。これは保存の1手。
隅の老人Bさん:
連打の歩の入手趣向が面白い。
最後はやっぱり金で解決、金には恨みが数々あるね。
鈴木康夫さん:
こういった竜追いは初めて見ました。
渡辺さん:
龍がジグザグ昇っていくのですね。最後は金合でさらに時間稼ぎ。

くるくる展示室No.159 解答:12名 正解11名

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  きたさん  
  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  ほいさん  
  凡骨生さん  やまかんさん  渡辺さん

当選者は、展示室で発表しています。