無防備図式。 ぱっと見て何となく斜めの線が目につきます。
受方の持駒は角と金1枚ずつ。 33角の王手に22金合は取って23金があるので、22角合です。
されば同角と取って再度44角。 やはり金合では取って34金なので、33角合。
続けて同角と取って55角。 以下66角、77角、88角と同様に追撃。
33角、22角合、同角成、同玉、
44角、33角合、同角成、同玉、
55角、44角合、同角、同玉、
66角、55角合、同角、同玉、
77角、66角合、同角、同玉、
88角、77金合、同角、同玉、
ところが、88角に77角合は同角、同玉、88角、86玉、97金まで。
ここまで来て、ついに金合を余儀なくされます。
78金、66玉、67金、55玉、56金、44玉、45金、33玉、34金、22玉、23金、11玉、12金 まで37手
金を取ったら頭金。 一挙に11まで押し戻して還元玉で詰み。
斜めに一往復する軽快な趣向詰でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- コマンさん:
- 斜め上下に追うのも楽しい。
- 隅の老人Bさん:
- しばらく考える、詰まない。玉方の持駒指定に気付く、ヤレヤレ。
- 長谷繁蔵さん:
- 14銀にすると35手目が非限定になるのか
- 涼秋さん:
- 角を9九から打つ,玉から一間離して打つ,どちらが多いでしょうか。
一間離し派が多数派ですが、99角派、それから本局では88角派も。
ちなみに、最終手は圧倒的に12金の初形復元の詰上りが多かった。
- 小峰耕希さん:
- 非限定は多々あるが最後は綺麗な還元玉。
66まで連れ出して、そこで念願の金合を強要する機構が巧い。
- toshiさん:
- 詰将棋と関係ありませんが,作者のお名前はなんとお読みすればよいのでしょうか?
さて何と読むのかな。 ボンコツセイ?
- S.Kimuraさん:
- 斜めに往復するとは面白いです.
- 井上順一さん:
- 金合だと早く詰むが、玉が66まで来ると角合ができない。
持駒制限をうまく利用している。
- 諏訪冬葉さん:
- 手拍子で77角合をしました。
- sorimさん:
- 華麗なアイスダンスの演技です。
- No.26「逢引」
彼女の手を引きこっちこっちと
木陰に誘おとしたけれど
昂る鼓動につい逃げ出した
彼女を慌てて追いかける
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