記録展示室　Ｎｏ．１７５　西嶋悠太さん

出題時のコメント：

・・・最長　２０手台

初形を見ると飛から歩まで１枚ずつ使われている七色図式。 それでは七色図式の長手数記録かというと、２０手台ではちょっと短すぎる感じですね。 ひょっとしたら七色煙の長手数記録？ いや、これも５０手以上の作品があります。 正解は都七色煙の長手数記録です。 これまでの記録は坂野孔一さんの２１手でした。

作者 「盤面玉と各駒１枚、詰上り５５玉で４枚（都七色煙）最長手数 (21手→25手)」

最初は龍で追っていくしかなさそう。

　　６４龍、８２玉、６２龍、９３玉、９２龍、８４玉、

ここで６２角成、７３合、９５龍までの順が見えますが、合駒せずに７５玉と逃げられて失敗。 かといって、９５龍は７３玉、そして９５成香は７５玉と逃げられて続きません。 ここは８５成香と捨てて、８３の金を奪取するのがいい手。

　　８５成香、同玉、８３龍、８４飛合、

合駒は歩合なら７６銀で、９５玉には８５金、９６玉には９４龍で簡単なので８６玉と逃げる一手ですが、 ８４龍、７７玉、８７龍、６６玉、６７龍、５５玉、６５龍まで１９手で都煙にはなりましたが合駒が余ってしまいました。 ８６や８７に利かせる香合ならどうでしょうか。 ７６銀、９６玉、８７金、９５玉、８６金、同玉（同香は８５龍まで）、８４龍以下同様で、やはり合駒が余ります。 ということで正解は８４飛合です。 これなら８６金を同飛と取ることができます。

　　７６銀、９６玉、８７金、９５玉、８６金、同飛、同龍、同玉、
　　８３飛、７７玉、８７飛成、６６玉、６７龍、５５玉、６５龍　まで２５手

８４飛合が最長で駒も余らず、見事都煙になりました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん：

８四にどの駒を合い駒にするかで飛以外全て駒余りと成り飛限定で安心しました。

山下誠さん：

七色図式の最長手順？ 意識したことがなかった記録。

都七色煙の最長でした。

名越健将さん：

都煙

松崎一郎さん：

七色図式、都詰の詰手数最長ですか？

単に都詰だけでなく、都七色煙の最長でした。

川越敏司さん：

簡素な初形がいいですね。こちらも都詰め。 最後はチェスプロブレムでいうモデルメイトになっています。

モデルメイトってどんな定義かなと思って検索したら、鈴川優希さんによる解説がありました。

• モデルメイトとは何か？　（my cube）

おかもとさん：

盤面七色の都煙。 自分だったら初形を57角64龍71玉にして、初手35角から始めるかも。

手数は変わりませんが、不動駒がなくなりますね。

たくぼんさん：

七色都煙の最長ですね。 もう2手逆算出来そうにもみえるけどダメですか

七色図式のままで逆算できた方がいましたら教えてください。

森田正さん：

84飛合と96玉が良い受け。 初形7種からの都ミニ煙、美しいです。

池田俊哉さん：

七色都煙の最長手数ですか。 坂野氏作はと金の縦追いで手数を稼いだが、本作は龍追い主体となったのが記録達成の要因か

ootanowatasi67さん：

見事に都煙でフィニッシュ。 何の最短か、興味があります。

最短ではなく、都七色煙の最長でした。

小山邦明さん：

「盤面七色図式の持駒なし」での都詰の最長手数でしょうか。 　　　　初形からは想像できなかった詰上がり場所でびっくりです。

七色図式＋都詰＋煙（都煙の場合は４枚）の最長でした。

市原誠さん：

詰め上がり図がキレイ！

占魚亭さん：

七色都煙の最長記録ですね。

記録展示室Ｎｏ．１７５　解答：１２名　全員正解（下記）

　　池田俊哉さん　　市原誠さん　　おかもとさん　　川越敏司さん
　　小山邦明さん　　占魚亭さん　　たくぼんさん　　名越健将さん
　　蛇塚の坂本さん　　松崎一郎さん　　森田正さん　　山下誠さん　　

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。