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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.122 リヴァロさん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
記録展117の発展 10手台

記録展示室No.122 リヴァロ

スマホ詰パラで活躍しているリヴァロさん。 おもちゃ箱では、記録展示室No.117の飛の手連続6回の記録作でデビューしました。 そのとき、「46桂、同飛、45飛、16飛のあと、55飛、56飛、54飛、同飛という展開になれば連続7回になるけど、 流石に望蜀でしょうか。」と書いたのですが、それを見た作者、さっそく実現してくれました。 そう、本作は双方連続飛の手の記録作品(連続飛7回)です。

では、飛の手が連続する巧妙な仕組みを見ていきましょう。

  23桂成、36

2手目から飛の連続が始まります。 44玉と逃げるのは45飛、同金、34馬まで。

  45、16

16馬・25飛のバッテリーを使って45飛の空き王手。 これにより56角・45飛の新たなバッテリーが構成されるのがポイントです。 受方は16飛と根元の馬を取る一手。

  55、56

54金を狙って55飛の空き王手。 また根元の角を56飛と取りますが、ここ43玉は54銀、44玉や45合は54飛で、金が取れるので簡単です。

  54、同

56飛なら、54飛を取り返せるわけですね。
ここ、35玉は25金、36玉、34飛まで、
43玉は53金、同歩、同銀成まで、
44合は45金、43玉、44飛までです。
ここまでで連続飛7回を達成しました。 あとは取った桂金を使って収束します。

  45金、43玉、54銀、42玉、34桂、41玉、42飛 まで15手

連続飛のテーマにふさわしく、飛を取って飛打までの詰上り。
連続飛6回の前作と比べて、変化がすべて短手数なのもいいですね。
本作の原図おもちゃ箱掲示板) は収束が冗長で変長もあり、本作では見事にいずれも解消しました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

津久井康雄さん:
飛車の連続着手ですね。 双方の飛車の動きが面白かったです。
山下誠さん:
なるほどこう作れば飛車の手が続くのかと感心。
おかもとさん:
見事、記録更新ですね。
蛇塚の坂本さん:
実に守りの飛の働きが気持ち良い。
波多野賢太郎さん:
飛車の連続7手、達成してしまいましたね。 これは凄いです。 変化や紛れも割り切れていてうまくできているなと思います。
ハマGさん:
双方連続飛の手6回→7回に更新と見ました
池田俊哉さん:
望蜀と言われた連続飛7回を実現。 TETSUさんに「無理か」と言われた手順をものにするとはさすが作者
小山邦明さん:
飛が次から次に駒を取るのに最後に逆に飛を取られて残念。
占魚亭さん:
流石にこれ以上は無理かな?
S.Kimuraさん:
今後は縦方向での飛車の動きが増えることを期待したいですね.

記録展示室No.122 解答:10名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  おかもとさん  小山邦明さん
  占魚亭さん  津久井康雄さん  波多野賢太郎さん  ハマGさん
  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。