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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.85
猫田いわしさん(>TETSU)

記録に挑戦!
記録に挑戦!
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
最初の3作は詰工房発。ある条件の手を含む使用駒数最少の作品
10手台

記録展示室No.85 猫田いわし(>TETSU)

最後は飛の最遠打・使用駒数最少」の記録作品(6枚)です。

92飛遠打から成香で追う作品は昔からたくさん作られており、3作品の中では一番とっつきやすかったのではないでしょうか。

詰工房のとき猫田さんが示した作品は、19玉型で99飛と打つ手順でした。 これも使用駒6枚なのですが、非限定の一方に余詰があるという微妙なキズがありました。

そのあと、猫田さんから
「飛車の最遠打は取り消します。9二飛と打つタイプも同じ枚数で作れるので。」
と連絡があり、
「既存作品には(6枚は)ないようなので、92飛の図をメールで送っていただけますか。」
とお願いしたのですが、その図がなかなか来ない。
仕方なく、「たぶんこうだろう」とTETSUが推測したのが出題図。 「(>TETSU)」はそういう意味でした。

さて、本作、遠打の意味は明快で、成香で追っていったとき、途中で飛を取られないようにするためです。

  92飛、11玉、13香、21玉、
  12香成、31玉、22成香、41玉、32成香、51玉、42成香、61玉、
  52成香、71玉、62成香、81玉、
  72飛成、91玉、28角 まで19手

2手目23玉なら、22飛成、34玉、35金、43玉、44金まで。 この変化と最後の王手を2枚で成立させる配置がキーですね。

全国大会のとき、この記録の話をしていたら、利波偉さんが 11角37角46桂|12玉|飛香 という配置を発見。 最終手桂跳ねが非限定になりますが、これも6枚で成立しています。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

ballpen517さん:
詰め上がり図がここまで予想通りだと気分良いですね(笑)
キリギリスさん:
初手92以外だと、飛車を取られてしまう。
ぬさん:
2手目の変化と詰め上がりで役立つ上部の配置が巧い。
福谷敏久さん:
最後に角を使うのがポイントなんですね
しまぎろうさん:
最後の角引きがかっこいいと思いました。
長谷繁蔵さん:
金を何処へ開こうか考えた
やまかんさん:
26金が記録達成の影の立役者。(何の記録かわからないけど。。)
平井康雄さん:
最遠飛打の最少駒数。
26金、17角の配置が巧妙。
名無し名人さん:
これは見慣れた定型の遠打ですが初めて見た時は驚きました。
池田俊哉さん:
飛遠打の最小駒数。これは一番よく見るパターン、26金がうまいですね
れおんさん:
最終手すっと角を引くのが良いですね。
たくぼんさん:
上に逃げる変化と収束の駒を2枚で纏めるとは凄い
隅の老人Bさん:
今度は飛の最遠打、開き王手と思ったら28角引とはね
ひろぽんさん:
飛車角が遠くから効いてくる
占魚亭さん:
最終手がビシッと決まっていますね。
S.Kimuraさん:
働かなかった角が最後に利くとは感心しました.

記録展示室No.85 解答:18名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  しまぎろうさん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  たくぼんさん  名無し名人さん
  nicoholさん  ぬさん  長谷繁蔵さん  平井康雄さん
  ひろぽんさん  福谷敏久さん  ballpen517さん  やぶいりさん
  やまかんさん  れおんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。