- 作者:
- 掲示板に投稿した作品を改良したので、記録展示室に投稿します。
(1枚の)馬の応手回数30回だと思います。
掲示板に投稿した作品とは、1枚の馬の応手回数
(おもちゃ箱掲示板)の図で、馬の応手18回でした。
本作では更に改良されて、(1枚の)馬の応手回数記録作品(30回)に。
記録更新のポイントは、受方馬の移動合を盛り込んだ馬ノコ。
2往復もすることで、現在の記録(12回)の2.5倍という大幅更新に成功しました。
馬王手、移動合、王手、玉移動、馬王手、移動合、王手、玉移動、のパターンの馬ノコは複式馬ノコと呼ばれています。
元祖は山田修司さん(旧パラ1951年11月)。
その後駒場和男さんの「御殿山音頭」など、たくさんの作品が作られていますが、馬の移動合による複式馬ノコは意外になく、本作が初めてかも。
21金左、32玉、54角成と馬を作って、さっそく馬ノコが始まります。
21金左、32玉、54角成、43馬、31金右、22玉、55馬、33馬、
21金左、32玉、65馬、43馬、31金右、22玉、66馬、33馬、
21金左、32玉、76馬、43馬、31金右、22玉、77馬、33馬、
21金左、32玉、87馬、43馬、31金右、22玉、77馬、33馬、
21金左、32玉、76馬、43馬、31金右、22玉、66馬、33馬、
21金左、32玉、65馬、43馬、31金右、22玉、55馬、33馬、
21金左、32玉、54馬、43馬、
最初の馬ノコの目的は87歩を取ること。
歩が持駒になることで、88飛を移動する手順が可能になります。
23歩成、同玉、28飛、26歩合、24歩、32玉、
馬を54馬まで接近させたのは、24歩のとき同銀の変化を詰ますためでした。
ここから再び馬ノコ。 2回目の目的は98歩を取って、99香の利きを通すことです。
31金右、22玉、55馬、33馬、
21金左、32玉、65馬、43馬、31金右、22玉、66馬、33馬、
21金左、32玉、76馬、43馬、31金右、22玉、77馬、33馬、
21金左、32玉、87馬、43馬、31金右、22玉、88馬、33馬、
21金左、32玉、98馬、43馬、31金右、22玉、88馬、33馬、
21金左、32玉、87馬、43馬、31金右、22玉、77馬、33馬、
21金左、32玉、76馬、43馬、31金右、22玉、66馬、33馬、
21金左、32玉、65馬、43馬、31金右、22玉、55馬、33馬、
21金左、32玉、54馬、43馬、
再び54馬まで接近して、ここから収束に入ります。
31金左、42玉、41金左、52玉、51成香、62玉、68飛、71玉、
61成香、同馬、81馬、同玉、61飛成、71香合、82歩、同玉、
93角、92玉、71角成、99龍、93香、同龍、81馬 まで145手
最後にもう一度馬を動かして、30回の大台に。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 躑躅さん:
- 1枚の馬の応手回数の記録でしょうか.
- 凡骨生さん:
- 馬鋸には馬寄りの機構が上手い。
- 長谷繁蔵さん:
- ジャマ駒の88飛、28で消えるかと思ったら戻って来て大活躍
49竜も動いてまずまずの収束
- ほいさん:
- ★馬の応手回数記録作品??
玉移動一つの段のみの長手数記録作品かと思ったら、途中で動いてますね。
惜しい!。受けの馬が記録だとしたら、予想してなくてびっくり。
また、馬ノコの往復がシンプルに表現できてるところもよいです。
- やまかんさん:
- よく出来てますね。23歩成の辺りを成立させるのに苦労がみえますね。
読んでる途中で大筋はすぐにわかったですが楽しかったです。また面白い詰将棋期待してます。
- 中澤照夫さん:
- 馬の移動合の記録?。
馬鋸を邪魔する飛車のおかげで長手数となる。
駒別の合駒回数は打合・移動合の区別をしていませんが、馬合・龍合やと金合の項目をたてていませんでしたね。
馬合回数の記録はデータベースで調べたところ6回なので、
本作の29回はダントツの記録。
項目を追加して登録することにします。
- 隅の老人Bさん:
- 馬鋸の2往復は判るが、何の記録かは判りません。
飛が再び動いた、これは感心。
手数は145手、この暑さ、数えたのは1度だけ。
合ってるか?自信なし、です。
- 嵐田保夫さん:
- 馬鋸の進路の邪魔になる8八飛を手順に捌けるようにした技は見事。
- 池田俊哉さん:
- 最多馬移動合?。87歩を取った後、縦に飛を使おうとして少し悩んだ。
変化の27馬のため一度54馬まで戻らなくてはならない構成が良い。
唯一、23歩成の時期が特定できないのが少し痛いか。
31金右としてから23歩成は11玉で詰まないので、手順前後は成立しないはず。
最終手と手数は合っているので正解として扱いました。
- 上田大輔さん:
- 馬のもじもじした動きと、飛車と龍の大きな動きの組み合わせが並べていて楽しかったです。
|