前作に続いて、都玉の一色図式。 今度は馬の一色図式です。
都玉の馬の一色図式は、平山邦男さんの作品(詰パラ1993年11月、27手)があり、
35馬75馬|55玉|銀銀歩3 と馬の横挟みの形。
本作と同様左右上下対称の美しい作品です。
本作は馬の縦挟み。
ちょっと離れているので、56銀から57銀と押さえるのは思いつくところでしょう。
57銀に55玉なら56銀打ですが、45玉(65玉)のときも46銀打(66銀打)でなく56銀打とするのがおもしろいところ。
35玉には25馬行から43馬引があるので、56銀打でも下がる一手です。
56銀、同玉、57銀、45(55)玉、56銀打、44玉、
56銀打に54玉は55金までですから、44玉と下がりますが、
34金と押さえると2枚馬の連携の形ができて、馬の大回転から2枚馬でぴったり詰み。
馬一色図式にふさわしい手順になりました。
34金、54玉、36馬、64玉、63馬行、75玉、85馬、64玉、
63馬引 まで15手
本作もプログラム支援作品ですが、初形、持駒もすっきり、変化紛れも多くなく、楽しんで解けたのではないかと思います。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 塚崎彰仁さん:
- 実りの秋が皆様に届きます様に!
- 市原誠さん:
- なるほどです!
- 占魚亭さん:
- 馬の転回がいいです。
- Daisukeさん:
- 円を描くように馬が大きく移動するのが面白い。
- 小山邦明さん:
- 比較的わかりやすい手順。
- 池田俊哉さん:
- 中央の銀連打から始められるので考えやすい。詰将棋的には?だが、これはこれで
- 蛇塚の坂本さん:
- 馬の活躍動きがニクイでした。
- 隅の老人Bさん:
- 5筋での銀の3連打、2枚の馬の動き、面白いなぁ。
- S.Kimuraさん:
- 途中で持ち駒を使い切って心配になりましたが,2枚の馬の連携は強力でした.
- 嵐田保夫さん:
- 17手詰にも21手詰にもできるのはご愛嬌か。
最終手余詰なので、作品的には許容範囲。17手の解答もありましたが、もちろん正解です。
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