糸
糸は2種類用意します。
- モヘア縫い用糸
モヘアを縫い合わせるための糸です。通常の縫い糸で構わないと思いますが、「丈夫な糸」を使用します。縫い目がゆるいと綿がうま詰められないので縫い目をきゅーっと強めに引かないといけません。
- 目付け用の糸
目を付けるための糸です。これは縫い糸よりもさらに丈夫な専用の糸を使います。
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針
針も2種類用意します。
- モヘア縫い用針
モヘアを縫い合わせるための糸です。通常の縫い針で構わないと思います。
- 目、鼻用の針
目を付けるため、そして鼻を刺繍するための針です。わりと太目の長い針を使用します。
「ぬいぐるみ用針」として数本セットになって売っているものもあります。
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綿(詰め物)
縫い合わせた手・足・頭に詰める綿です。通常はポリエステル綿を使用します。「ぬいぐるみ、クッション用」などとして売られています。その他、木毛があります。木毛は細く切った木屑です。ラッピング用とかに売っているものと同じかもしれません。昔はこの木毛を詰め物として使用していたそうです。
そのほか、詰め物には「重し」としての役割を持つペレットやステンレスボールがあります。おしりに入れて重量感を出します。お腹にペレットだけを詰めるとくたっとして触りごこちがよくなります。
- ペレット
プラスチック(だと思うんだけど)でできた、2〜3mmの玉です。
- ステンレスボール
文字どおりステンレスのボールです。大きさもいろいろあります。ペレットよりはかなり重たいです。どっしりします。
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目
テディベアの命、「目」です。通常は「グラスアイ」といって、ガラスでできたものを使います。手作り、2個/1セットで売られています。色、大きさともいろいろ種類があります。私はブラックが好きかな。
そのほか安価なものとして、プラステックアイがあります。私も一度使ったことがありますが、グラスアイに比べると深みが感じられないような気がします。生き生きとした目のほうが魅力的ですよね。
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ジョイント
頭、手、足をつなげるためのものです。テディベアの基本は「頭、手、足の接合部が動くこと」ですから、このジョイントは欠かせないものです。
通常使われるものは、ハードボード、ワッシャー、ピンで構成されています。ハードボードとワッシャーをピンでつないで固定する、といった感じでしょうか。5セット/1体分。
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カッターキー
ジョイントのピンを曲げるためのものです。「コンビーフの缶切り」のように使います。(今時、コンビーフもあまり食べない気がする。。。といって思い出すと食べたくなる。。。)
小柳先生の本で綿詰めにカッターキーを使うことを知って以来、綿詰めにはカッターキーを使用しています。先の割れ具合が綿をつかまえるのにいいんでしょうね。
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はさみ
モヘアを切ったり糸を切ったりと、裁縫には欠かせない一品。裁縫用のはさみは裁縫専用にするのが鉄則ですよね。だから私はクマ用にはさみを二つ常備しています。
裁縫用のはさみはヘンケル。いただきものですが。
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かんし
縫ったモヘアを裏返すときに使用します。細身のクマだったりすると、裏返す作業がえらく大変。この道具を使用したとしてもね。
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ブラシ
モヘアは毛が長いので、縫ってから裏返すと毛が縫い目に入ってしまっています。この毛を引き出すのにブラシを使用します。また、ブラッシングして毛並みを整えるときにも使用します。
ぬいぐるみ用のブラシがあります。私が持っているのは指につけるもの。持ち手の付いたものもあり、こちらのほうがかっこいい気がします。
人用のブラシでもいいのかもしれないけど、試したことがありません。
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スタッフィングスティック
綿を詰めるためのものです。私は綿詰めにカッターキーを使用しているので持っていません。
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目打ち
モヘアにジョイント用の穴を開けたり、目を付けるための穴をあけたりするのに使用します。私は当初持っていなかったのですが、途中で購入しました。
穴開けの他に、縫い目に入ったモヘアの毛を引き出すのにも重宝しています。
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ペンチ
グラスアイのしっぽをつぶしたり、ジョイントのピンを曲げるのに使用したり、抜けなくなった針を引き抜いたりするのに使用します。
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リベット
ジョイントの代わりに頭、手、足を結合するためのものです。ハードボードとワッシャーはジョイントと同じものを使用します。ピンの部分だけを「リベット」と呼ばれる棒に変えて、このリベットを「リベットガン」でかしめて使用します。私は最近使いはじめたばかりの初心者です。小さいクマには不向きでし ょう。大きなクマには便利らしい。私が専ら作っている20cmくらいのクマからがちょうど良い感じかな。
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フレックスリム
私はまだ使ったことがありませんが,これを腕に入れてから綿を詰めると,腕が曲げられるというもの。いわゆるワイヤーなので,手を自由な位置に曲げられます。表情を作るのにはいいかも。
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