■ 開発日記 巻之六拾四


OSTRA / Takeshi Yoneki


 MPC-HCで.mp3を再生するとき、時間がおかしい。1.7.10では完全におかしい。1.7.9ではおかしくならない。しょうがないので1.7.9を使うことにする。困ったな。

 少し考えて、.mp3に関連付けるのはfoobar2000に変更。.mp3ファイルをダブルクリックするとデフォルトのプレイリストが入れ替わる動きになるのね。プレイリストを用意しなくてもちゃんと使えるんじゃん。今まで何してたんだ俺。


2016.05.14


 GUI設計者の皆さん、タイトルバーに色々コントロールを置くのはいいかげんにしてくれませんか。タイトルバーを掴んでウィンドウを移動という肝心な本来の基本操作がやりにくくてしかたがないんですよ。それどころかタイトルバーを無くす方向でデザインしてるし、これが世の流れですか? ウインドウは移動するもんじゃないってこと? ソフトは全画面で使うものになったって? モバイル端末ならわかるけど、デスクトップのOSなんだよね、WindowsもMacもUbuntuも。


2016.05.23


 「世にも奇妙な物語」の「夢見る機械」、せっかく新宿でロケをしたようなのに、重要な「新宿の目」のシーンはなかった。どこかからクレームが入ったか、クレームを恐れてそもそも削除したか、監督があの目の重要性を見逃したかのどれかなんだろう。おそらく諸星ファン全員の心に「新宿の目」は刻まれている。


2016.05.30


 Android StudioはCPUの馬力とメモリさえあれば異常なほど親切に動く。あるAPIが特定のシステムバージョン以降でないと存在しない場合、バージョンチェックのif文で囲むことを要求する。String.formatのフォーマット文字列にリソース文字列を充てても、パラメタの数を合わせることを要求する。リファクタの名前変更の対象にリソースのXMLもちゃんと入ってる。コンパイルするまでもなく記述の文法的問題は即画面で表現される。JavaだけということはあるにせよC++の記述が入るととたんにリファクタしてくれなくなるXcodeとは差が付いちゃってる。あとは何か関数型の言語を正式にサポートしてくれるといいんだけどな。おそらくXcodeはSwift向けに機能向上を図るだろうから(つうかもしかしてもう高機能?)。ともかくiOS 7にはないメソッドを知らずに使ってコケるなんてことはIDEレベルで警告して欲しい。


2016.06.02


 Windows 10にてFirefoxで印刷しようとして「Microsoft Print to PDF」なんてのが入っていることに気が付いた。試しに出力してみる。エラーで何も出ない。サクラエディタで出力してみる。エラーで何も出ない。ググるとMozillaのサポートフォーラムで環境変数TMPが初期値でないと「Microsoft Print to PDF」で印刷できないと報告されていた。凄いなぁ、環境変数TMPで現象が変わるってよくつきとめたもんだ。TMPと一応TEMPも「%USERPROFILE%\AppData\Local\Temp」に変更する。これでFirefoxとサクラエディタで印刷できた。こりゃ酷いバグだね。「Microsoft Print to PDF」ってどっから買ってきたんだ? とはいえ当面TMPはどうしようねぇ。テンポラリファイル残しまくりの行儀の悪いアプリやアップデータが多いので削除しやすくするためC:\tempにしてるんだがなぁ。SSDのノートPCではRAMディスクに割り振ってるし。ともかく迷惑な話だ。


2016.06.04


マインクラフト(PS Vita)

 砂漠の寺院というか井戸の近くの洞窟を探検してレールを大量に入手。地上で鉄道を敷く。以前誤って落っこちて命からがらなんとか地上に這い戻ったクレバスを再度探検。ここでもレールを大量に入手。ダイアモンドや黒曜石も入手。砂漠の洞窟の地下城というか要塞というか遺跡にて図書館とエンドポータルを発見。もちろんピースモードです。

 エンドポータルの起動にエンダーアイが必要だそうで、材料のエンダーパールとブレイズパウダーはモンスタードロップアイテム。久しぶりにイージーモードにする。クリーパー怖すぎ。暫くはモンスターとの戦闘の予定。

 他にも洞窟はあるんだろうか。Vita版は世界が狭いからなぁ。


2016.06.13


 スクロールバーでサムのないところをクリックするとどうなるか。俺としてはページ移動して欲しいのだが、最近流行りだかなんだか知らないがクリックした場所相当の位置まで飛んでしまうものがある。SlackをFirefoxで使うとそうなる。Windowsのアプリ版Slackではそうならない(ページ移動になる)。もしやとChromeで試すとWindowsのアプリ版と同じ動き。Firefox、馬鹿やってるのはお前か。Firefoxも普通のスクロールバーはページ移動するのでJavaScriptの何かの実装が変なんだろうか。ともかく迷惑なことだ。テキストエディタでこれをされると仕様を決めた奴を呪いたくなる。


2016.06.16


 スラドの『リクルートの「2016年おすすめプログラミング言語」、1位はJava』(http://developers.srad.jp/story/16/06/23/1931246/)を読んでて、


> > 未だにHTMLの飾り付け程度に思ってる人は別だけど

> 経験上、その手の人は他の知識も時代遅れだったりするからめんどくさい


なんて書き込みがあり、JavaScriptなんざHTMLの飾り付け程度、と思っているのでもうちょっと調べてみようかと思った次第。

 少なくともepub2to3程度のことが出来なくちゃ話にならないので、ともかくブラウザで動作させるということから離れてコマンドラインで云々を調べていたらjsc(JavaScriptコンパイラ)ってのが出てきた。君のWindowsにも初めから入ってるよ、と。確かに入ってはいるんだが、これって何が記述できるんだろう。printという関数はあるようだが、その辺のことってどこで文書化されてるんだろう。Linuxでもjscは導入できたが、いったいそれがどう使えるか不明だった。でもまぁ調べていくと、どうやらJavaScriptには標準化されたライブラリなんてのは一切無いってことらしい。これまた思い切ったことを。print関数に関する文書って、本当、どこを見ればいいんだろう。

 で、そういった状況のJavaScriptの環境を一変させたのがNode.js。Node.jsってjQueryのような何かを実現するJavaScriptかと思っていたら、JavaScript実行環境だった。.jsって付けるなよ紛らわしい。C#における.NET Framework。それなら納得。Node.jsをインストールする。

 Node.jsに標準に備わってるZLIBの説明を見て(あぁ、文書化されてるって素晴らしい)主にgzipやzlibの話なので所謂ZIPファイルは標準では扱えないということのようだ。これでモチベーションは半分以下になる。npmで各種ライブラリをインストールするそうな。調べるとなんとも乱立状態のカオス。OCamlのOPAMやHaskellのCabalやPythonのPyPIでわかるように、碌な文書化もされてない寄せ集めで何をしろと、こんなものをどうしろと。モチベーション駄々下がり。もう俺「他の知識も時代遅れだったりするからめんどくさい」でいい。そもそもNode.jsはWebサーバを構築するためのツールなんだし。いや、それでもZIPファイルは扱うだろ。仕事でメンテしてるScala + LiftのWebサーバもZIPファイルは扱ってるぞ(たまたまJavaのライブラリに標準で入ってるだけとも言えるが)。

 例えばJSZip(node-zip)の文書(まだ文書化されてるだけマシ)で「JSZip only supports UTF-8 natively. A zip file doesn't contain the name of the encoding used, you need to know it before doing anything.」なんてあるわけで、いわゆるシフトJIS(CP932)がファイル名として使われているZIPを扱うのは苦労しそうだ。


> コンピュータサイエンスやってるエンジニアは、JavaScript は良いって言ってる気がする。

> 逆に、コンピュータサイエンスはやってなくて現場叩き上げのエンジニアは、だいたい JavaScript はおもちゃ言語扱いだな。


 理由が分かった。良いってのはJavaScriptの言語仕様のことで、おもちゃ扱いはJavaScriptの開発実行環境だ。

 どんな素晴らしい言語でもへっぽこな環境やライブラリしかなかったら見向きもされん(OCamlがまさにそう)。どんなしょぼい言語でも適切な環境やライブラリが他に無いなら使われる(かつてのWindows APIとC)ってだけ。

 ようやくprintの文書を発見(https://msdn.microsoft.com/en-us/library/1yy6ka92(v=vs.90).aspx)。さすがはMicrosoft。コンソールへの出力はあっても入力はなさそうなので、これだけで意味のあるプログラムは作れない。.NETのjscは.NET Frameworkを使うのが前提っぽい。だったらC#なりF#なりを使うよなぁ普通。

 Ubuntuにてlibjavascriptcoregtkで入ったjsc(コマンドラインJavaScriptインタプリタ)はWebKitGTK+とかいうプロジェクトのもので、これもprintが通る。しかし説明文書は見つけてない。

 ElectronもNode.jsを使ってるんで、標準で用意されてない処理でカオスなのは必至。ちゃんとしたZIPライブラリを探すところからってのは泣きそう。あるかどうかも不明な状況だし。とはいえ、OCamlの状況に比べれば利用者が多いというだけでもNode.jsの方が断然有利。多分。


2016.06.27


 ともかく、JavaScriptをいわゆるLL的にサクっと書いてサクっと動かすにはNode.jsが適切なのだと判断。やっぱり名前がおかしいよなぁ。.jsは余計だろ。とはいえWindowsとLinuxで、多分Mac OS Xでも同じJavaScriptで同じように動くプログラムを書けそうだ。ココ重要です。はっきり言ってこれ(マルチプラットフォーム)がなけりゃ手を出してない。

 Node.jsのライブラリ文書をざっと眺めると、それなりに、特にネットワーク関連が充実してるようだ。でも多分Pythonの方が充実してるんだろうけど。前述したようにZIPファイルは標準では扱えない。何故かXMLも標準では扱えない。なんだってぇええ。モチベーションが負の数になっちゃうよ。なんでこんなのが流行ってるんだろう。

 npmがカオスだと書いたが、こんなこと書いてるページを見つけた。「あとはパパッとまとめてテスト書いていつも通りnpmパッケージとして公表。似たようなのいっぱいありそうだけどとりあえず気にしない。」だそうで。そりゃカオスにもなりますわ。

 なので、目標を下げepub2to3はやめてshuffleを書いてみることにした。これならUnixシステムコール程度のライブラリ環境でも書ける程度のサンプル。

 OCamlでは色々と標準的にあってもよかろうにと思う程度に足りない部分があったが、Node.js + JavaScriptではそういう部分はなかった。ArrayとObjectとStringが機能豊富だからだろう。ScalaやPythonと同程度の記述で書ける。

 スピードは、一度ディレクトリ探索がキャッシュに入っちゃうと、この程度の処理はPythonでも速い。よってよくわからない。


2016.06.28


 パフォーマンスがどうこうとかでなく、ただ単にそっちの方が好きだからってことで、Windowsで「ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する」はオフで使っていた。Windows 10でこの設定を断念せざるをえなくなった。Windows 10のウィンドウはウィンドウの周りのサイズ変更のための領域が描画されないが、きっちり存在する。ウィンドウの端の外側でマウスポインタがウィンドウサイズ変更の形状になる。サイズ変更のための領域は結構大きい。「ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する」をオフにするとこの見えない領域も含めて移動の描画になる。よって他のウィンドウとの位置合わなんてことが不可能になる。

 この見えないサイズ変更のための領域が結構邪魔で、裏にあるウィンドウを前面にするときに困ってしまうことがある。見えてるのにそのウインドウをクリックできないのだ。

 なんというか、今までのウィンドウシステム(Windows API)との整合性を取りつつ見た目を変革した結果がこれだ。本末転倒だよこれ。


2016.07.01


 ママと一緒に銚子丸(大衆向け寿司屋)へ行く。結構な頻度で俺の注文が忘れられる。ママは注文を忘れられるなんてことはほぼ無いそうだ。逆に俺は色んな店で注文を忘れられる、別の品が出てくる、お冷が出てこない、ナイフが足りない、調味料が出てこないなんてのは日常茶飯事。俺、どんだけステルス性能高いんだよ八幡かよもこっちかよ黒子のバスケかよ。

 常連になっちゃって、毎回Aランチを頼んでるのにBランチを注文したらAランチが来たのは俺のせいなのか? Bランチをちゃんと主張しました。食ってる最中に「お冷下さい」と言ったら次に行ったとき「お水もっといる?」と妙に気に掛けられたりとか。店が混んでて忙しいんだろうなぁと30分待って注文が通ってなかったと判明とか(そのまま出て別の店に行った)。

 先日トルコ料理屋で冷めたパンが出てきたので「暖めてください」と突き返した。ぬるいパンが出てきた。半分食って残りを「もっと暖めてください」と突き返した。今度はホールのバイトでなく店長らしき人が別のパンを持ってきた。ってこれは俺のステルス性能とは関係ないな。こんなバイト雇ってたら店潰れるぞ。


2016.07.02


 先日小娘のカメラ(ニコンの一眼)を買いに行ったとき、予てからリプレース対象として物色していたキヤノン PowerShot G9 Xの実機を見てきた。実に小さい。で、昨日小娘とママが別々に買い物に行ってる間に俺も糞暑い中、新宿ヨドバシカメラへ向かう。真っ直ぐレジへ向かい「キャノンのジーナインエックスのシルバーを下さい」(注: 字面はキヤノンだが発音で書いた)「メモリーカードとか液晶保護フィルムは」「いりません」。パっと見そんじょそこらの安物デジカメに見えるシルバーボディはPowerShot Gシリーズ現行品では唯一。もしかしたら歴代唯一かもしれないが調べてない。ママのカメラがPowerShot G9で型番がカブっている。羨ましそうな目でフクれていたが、リプレースは自力で頑張ってください。

 これまで使ってたのはコンデジ3代目のキヤノン PowerShot TX1。三洋電機 Xactiを意識して開発されたであろう製品だが後継機もなく、おそらくこういうフォルムのカメラはもう出ないだろうし、方向性としてはビデオアクションカムなんだろう。俺の使い方だと最下位機種PowerShot SX620 HSでもいいんだろうけど、これ、マイクがモノラル。主に動画を撮る俺の譲れないポイントがステレオマイク。Sシリーズ上位機種PowerShot SX720 HSだとステレオ音声なのだが、G9 Xとの価格差もあまりなく(G9 X実売45000円、SX720 HS実売40000円)、しかもステルス性能の高い(安物デジカメに見える)シルバーボディがない。もちろんG9 Xはステレオマイク。

 本来ならキヤノンを前提とする必要はないのだけど、実物より綺麗に映る配色が結構好き。キヤノンのビデオカメラの静止画が綺麗で(ビクターのが酷すぎたのかもしれないが)、以来キヤノンファン。でも、G9 Xは赤が強すぎ。おそらくどのキヤノンのコンデジも赤が強いのだろうが、赤が強いTX1より明らかに赤の強さが増している。いくらなんでもってレベルかもしれない。

 主に動画を撮るってんならビデオカメラにしろよなんだろうな。でも、コンデジやスマートフォンで動画が撮れる現在、パーソナル用途のビデオカメラってほぼ死んだジャンルになっちまった。アクションカムで静止画ってのも違うし。

 G9 XはTX1に比べると、あまり離れなくても沢山入る。TX1って画角が狭いのね。


2016.07.04


マインクラフト(PS Vita)

 Webで調べるとVita版では湿地帯にスライムが出現しないとのことで、シード値からスライムの出現するエリアを調べ、本拠地(家)の近所に掘った穴の中にちょっと横方向に部屋を広げた。でもスライムが来ない。ふと家の近所の湿地帯を見るとスライムがいるいるいるいる、大量発生している。おそらく先日のアップデートでスライムの出現アルゴリズムが変わったのだろう。普段ピースで遊んでるので全然気付かなかった。そんなわけでスライムボールは好きなだけ入手可能。


2016.07.10


 池上彰さんの参院選特番を見て、仮想敵の名前が分かった。池上さんのではなく俺の敵(池上さんにとっても敵であろうことは否定しません)。その名は日本会議(ウィキペディアによるとにっぽんかいぎと読むらしい)。農地解放を批判する意見って元を辿ると日本会議に行きつく。なるほど安倍政権になったら変な主張が尤もらしく罷り通るようになるわけだ。このへんが思想というか理論武装のネタなわけね。ガッテンガッテンガッテン。


2016.07.12


 緑のルーペの「青春アフター」を買いに行ったら新刊コーナーに「ハイスコアガール」が平積みにされていた。ようやく「ハイスコアガール」の新刊がリリースされて嬉しい。次はアニメ化の復活だ。


2016.07.25


 江戸川乱歩で有名な鎌倉ハムの製品をママがポケモンGOのついでに買い物してきた。翌々日に賞味期限を見ると昨日で終わっていた、って、なんだと。西友の商品管理が腐っているのか、愛知県の婆の模倣犯か? あぁ、もったいない。


2016.07.25


 関東地方の梅雨が明けた日、唐突にWALKMANが壊れた。再生してる風なのだが音が出ない。音量ボタンも効かない。ヨドバシカメラに持ち込み修理を依頼。

 で、通勤時に音楽が無い生活は長らく経験してないので今日だけの代替としてAsus TrsansBook T90 Chiにfoobar2000をインストール。音楽再生環境を整える。WASAPIのプラグインも入れる。イコライザも調整する。俺の耳にはもうWALKMANとの差もわからん程度に良い。どんなふうに操作すればディスプレイモニタだけ消して音楽再生する正しい方法なのか不明だが、不可能ではないようだ。どのみち今日だけ。WALKMAN修理中は韓国製品でも使う予定。


2016.07.29


 家のファイルサーバのalephを14.04から16.04にアップグレードした。しかしアップグレードシーケンスの最後の方でshim-signedが無いとかで失敗。再起動するとカーネルも新しいし16.04で動いている風であるが、これが16.04であるという確信はない。多分16.04なんだろうけど。Synapticでshimを再インストールしようとするとエラーが出て失敗する。この辺だなぁ。エラーは「cannot find EFI directory」。/dev/sda2/EFIとかちゃんとありますよ。これじゃ意味不明。grub-install /dev/sda で同じエラーが出るとこまでは判った。で、これ、どうしよう。


2016.07.31


apt-get purge grub\*
apt-get install grub-efi
update-grub

 これでGRUB周りを綺麗にする。shimやshim-signedはアンインストールされている。勿論システムはEFIで起動する。ともかくアップデートで文句を言われなくなった。

 アップグレードのゴミ掃除のシーケンスが動かなかったので一応

sudo apt-get autoremove

をする。

 あとは不要な古いカーネルを削除すれば概ねオッケイだろうか。結構な数溜まってる。


2016.08.01


 そういえば、サーバ機alephをクリーンインストールでなくアップグレードしたのは初めてかもしれない。やっぱ危険なことなんだな。同時にアップグレードしたVAIOは2台ともスムーズに出来た。メジャーなマシンはこういうときラクチン。

 alephで修正が必要だったのはminidlna、mpd、dovecot、apache2。minidlna、mpd、dovecotはrc.localで起動してたのが/etc/init.dでの起動になったのでrc.localから削除。つうか、遂にminidlnaがパッケージに入った。I-OデータのDLNAクライアント機から見えるアイコンがペンギンからDebian渦巻きに変わる。

 apache2が何故か起動してなかったのだが、起動時にエラーを吐いて終わってた。「DAViCal関連の記述がおかしい、何かmodが入ってなくないか」だそうで、調べるとPHPが入ってない。なんでだろう。ともかくPHPのmodを入れるとapache2が動き出しだ。ついでにDAViCalも動く。主たる機能のメール関連とかSamba関連とかSubversionとか録音録画で問題は無い。


2016.08.01


 2013年10月当時新発売だったWALKMANが故障したので修理依頼していたが、有償交換で同等品が無いので上位クラスのハイレゾ機を三万なんぼ円でという返事。当然断ったが、ソニーさんも修理できない時代になったってことかね。メインボードがイカれたってことなんだろうけど、まだ発売から3年未満ですよ。修理部品が無いなんて法的に問題ないとしても道義的にはどうかと思うよ。同等品(非ハイレゾでストレージ32GB)が無いってのは単に営業上の戦略の問題で、きわめて意図的なわけだけど分かってんのかな。

 ともかく後継機種を選定しなくちゃだわさ。次はCOWONかなぁ。


2016.08.08


 Ubuntu 14.04から16.06にアップグレードしての問題。どうもDAViCalとのカレンダー同期がおかしい。盆休みはこのへんの調査かな。困ったもんだ。


2016.08.08


 そんなわけで、COWONのi9+を買ってきた。1万6千円程。ストレージ32GBだというのに安い。音は普通に鳴る。イコライザも良く効く。基本性能に心配なところは無い。タッチパッドを使った独特なUIは慣れが必要。バッテリーの持続時間はWALKMAN NW-S766の50時間に対して29時間。重さの差がモロにバッテリーサイズの差と言えるだろうが、省電力性能の差もあるだろうし、出力5mW+5mW(16Ω)に対して30mW+30mW(16Ω)だからというのもあるだろう。イキナリ困ったのはヘッドホン端子が4極対応でないこと。マイク付きイヤホンでは音がおかしくなる。5極のイヤホンをNexus 7で使うために買ってきた変換プラグを通すとマトモな音になる。あぁ、イヤホンの物色も必要か。具合が良ければこのまま後継機種になるし、そうでなければ10月のWALKMANの発表を待つことになる。現行Aシリーズ66g、S766 57g、i9+ 40gで、この辺が望ましい重さ。iRiver T9は30gで非常に軽いのだが、操作性が最悪なので、実用には不向き。


2016.08.08


 結構以前に買ったものの、ママのお下がりのBeats tourを使うことにしてお蔵入りになってたaudio-technica ATH-CKR3を引っ張り出す。安物なのでかなりイコライザをきつく掛けないとバランの良い音色にならない。COWON i9+のイコライザで3 2 3 -4 1。上は3から下は-4まで、とてもバランスの良い製品とは言えない。もっと普通に鳴るイヤホンが欲しかったのでaudio-technica ATH-CKR5を買ってきた。イコライザは2 1 -1 -1 -1。明らかに値段の差、あるいはそれ以上に鳴りが違う。

 ブラウンを買ったのだが、製品のブラウンでない部分がゴールド(;;)。もうちょっとちゃんと見てから買えばよかった。まぁ、オーディオ製品にゴールドは普通によくある色と思うことにする。


2016.08.09


 COWON i9+のUSB端子、ミニB(例えばPSP)だと思っていたがよく見たら小さい独自形状。勿論マイクロB(例えばPS Vita)でもない。COWON D2にはUSBミニBに加え、電源専用の端子があるのだが、なんだか良く似ている。試しにD2の電源コードをi9+に挿したら充電が始まった。おぉ、意外な互換性がこんなところで。このケーブル、普通には売ってなさそう。昔のデジカメにはUSB風独自端子が結構多かったのだが、オーディオ機器はiPodにせよWALKMANにせよUSBとは似てない独自形状の端子がいまだに幅を利かせてる。i9+のはオーディオ機器なのにUSB風という意味で独特。キヤノンのカメラは2007年のPowerShot TX1も最近買ったPowerShot G9XもUSBは汎用端子。


2016.08.09


 DAViCalの問題。

 問題の切り分けのために、別のマシンにDAViCalの環境を用意する。VAIO Pro 11にはDAViCalはもちろんだが、apache2も入っていない。apache2をインストールする。動かない。あれぇ。apache2はログを/var/log/apache2以下に置くのだが、そのディレクトリが無いと動かないようだ。VAIOはノートPCなので、/var/logはRAMディスク(tmpfs)を使っていて、そんなディレクトリはない。/var/log/apache2を用意すると動き出す。

 DAViCalとPHPをインストール。DAViCalはバイナリを入れるだけのようで、自力でセットアップをしないといけない。http://www.davical.org/installation.php を参考にセットアップ。動かない。MPMがどうしたとかでapache2が動かない。mpm_eventを無効にしてmpm_preforkを有効にすると動き出す。割と前途多難。

 サンプルユーザを用意してThuderbirdのLightningからアクセスする。なんだかどうにもならない。apache2のログother_vhosts_access.logを見ると500エラー(Internal Server Error)。現象としてはalephと同じようだ。

 ググって見つけたページ「php-xml dependency missing in 16.04」(https://www.mail-archive.com/ubuntu-bugs@lists.ubuntu.com/msg5013515.html)によるとphp-xmlが無いために500エラーになるらしい。php-xmlを入れると動き出す。

 上記ページのリンク先「DAViCal Dependencies」(http://wiki.davical.org/index.php/DAViCal_Dependencies)を参考に、未インストールのPHPのパッケージをalephにインストール。apache2を再起動したらようやく俺カレンダーにアクセスできた。

 Ubuntuのバージョンアップ時にはそもそもPHPが入らなかったってのもあるが、普通にパッケージインストールしても足りないモジュールがあったってのがミソ。もし、この依存問題がなかったら、自力で解決できたか怪しいところ。


2016.08.11


 通勤中i9+にて「ラ・セーヌの星」の主題歌が流れる。菊池さんっぽいなぁと思い調べると作曲は菊池俊輔。


2016.09.12


 i9+はやはりWALKMANに比べてかなり電池がもたないように感じる。実際は目盛が最低になってからどのくらい使えるか(完全に切れるか)は未確認だが、WALKMANはかなり電池が減っても目盛表示上はそんなに減ってないようにする演出はしてたと思う。


2016.09.12


 修理中止(修理明細には見積中止と書いてあったが修理中止あるいは修理放棄だろこれ)で戻ってきたWALKMAN。駄目元でファームウェアの入れ直しをしてみた。丁度Windows 10 Anniversary UpdateでWALKMANが認識されないという問題があり、ファームウェアアップデートで対処するそうな。で、そうか、ファームウェアの入れ直しをしてなかった、と気が付いた。で、同じ1.02を上書き。音量ボタンを押すと表示上音量が変わる。まさかとイヤホンを接続すると音が鳴る。あぁ、なんでか知らんがファームウエアが死んでたのね。フラッシュメモリの寿命なのかもしれないがとりあえず復帰。COWON i9+は無駄な買い物だった。i9+の方がイコライザが細かく設定できて良いのだがなぁ。


2016.09.12


 WALKMANは帰宅途中新宿にて無音になる。やっぱり壊れてる。電車ではi9+に交換。


2016.09.12


 audio-technica ATH-CKR5、音のバランスのシビアな、ようは素人ミックスの自作曲を聴くとかなりバランスが悪い。素人ミックスなので、どんな特性のスピーカーやヘッドホンでもそれなりに聴けるようになんてなってない。逆に言えばプロのミックスってのはちゃんとそういうことを考えている(ハズだよね)。ショボいスピーカーでもKraftwerkやUnderworldが聴けるってのはそういうこと。で、ATH-CKR5は中域が弱いんだと気付く。イコライザは2 1 -1 -1 -1から-1、-2、2、-1、-1に変更。低音を下げてるのはイヤーチップのサイズを一つ下からデフォルトに戻したため。これは一つ下のサイズだと電車で音が漏れて入ってくると判ったから。一般的にイヤーチップが大きくなると低音が強調される。まだまだ調整中。電車の中だともっと低音が必要だろうし。


2016.08.19


 Ubuntu 16.04にてデスクトップが表示されているだけの何もアプリケーションを起動してない状態で1GB超メモリを食ってる。どうにもメモリ食いなのは何かおかしいと調べると、常にgnomes-softwareってのがメモリを大量に食ってる。ライブラリだかなんだか知らないが常駐させるってことは余程重要な部品なんだろうか、200MBも食ってる。とはいえ誰だこいつ。調べると、Ubuntu Software Centerの代替品らしい。えぇぇ、ライブラリってそっちの意味かい、なんで常に起動してるの。一切何の意味もないでしょ。

 問題はこいつが「自動起動するアプリケーションの設定」(gnome-session-properties)で一覧されないこと。わざわざ設定ファイルにNoDisplay=trueって書いてある。悪意を感じますよ。

sudo sed -i 's/NoDisplay=true/NoDisplay=false/g' /etc/xdg/autostart/*.desktop

 これで一覧される。

 とりあえず起動しないようにする。ついでにバックアップモニターなど幾つか起動しないようにする。メモリ消費は800MB台で落ち着く。なんでこんなことになっちゃったんだろう。


2016.08.24


 本日のi9+。着実にATH-CKR5イコライザの設定が極端になっていく。

-1 -2 3 -2 -3

80Hz 300Hz 1.1kHz 3.0kHz 13Khz

 最大と最小の差が6になった。

 ATH-CKR3に比べれば性能は良いが、ドンシャリがキツいってことか。ATH-CKR3よりは設定しやすい。


2016.08.30


 SSLを使うOCamlプログラムをCygwinでビルド。動かすとTLS 1.1云々が欠落云々。調べるとまたIntelだ。C:\Program Files (x86)\Intel\iCLS Client にパスが通してあり、そこにあるssleay32.dllが C:\cygwin\opt\wodi32\bin にあるssleay32.dllよりも先に見つかる。大迷惑。IntelがOpenSourceのSSLモジュールを使うのは構わない。でもそこに勝手にパスを通すんじゃねえよ。しかもモジュールが古い。Cygwin(WODI)のは1.0.2aだがIntelのは1.0.0q。TLS 1.1でエラーを吐く。ともかくIntel云々のパスは全部削除。


2016.08.31


 COWON i9+の電池が持たない。公称29時間だが10時間程度。おかしい。Webでの噂では何度か充放電を繰り返すと20時間程度に伸びるそうだ。なんだその電池。


2016.09.02


 COWON i9+のファームウェアを1.0.6から1.0.8に上げた。起動にえらく時間が掛かるようになってしまった。データベース更新機能追加が怪しいのだが、もしかして起動時毎回チェックするようになった? 1.0.6に下げたくともCOWONのサイトにはない。あちゃぁ。


2016.09.05


 酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明第3部」を文庫本で読んだ。電子化されていないからである。大手出版社の中では文藝春秋は電子化の歩みが遅い。菊池寛が見たら嘆くと誰かが言ってた程度に遅い。その人は菊池寛ならWebに真っ先に飛び付いただろうとも言ってた。とにかく遅い。「泣き虫弱虫諸葛孔明」は既に単行本で第4部がリリースされている。でも電子化は第2部まで。遅い。

 しかたがないので、青空文庫で吉川英治の三国志を読み始める。序盤、劉備玄徳の母への孝行ぶりがいくらなんでも嘘くさくてコレジャナイ感が募る。Kindle版の陳舜臣の秘本三国志を読み始める。

 KindleはEPUBと同じくUTF-8(UNICODE)なので、外字を使う必要がほぼなくなるのだが秘本三国志は外字のオンパレード。しかも外字の画像が汚い。紀伊國屋書店で売ってる電子版はXMDFなので、おそらくはXMDFをKindleにコンバートしただけの手抜きなんだろう。XMDFと.bookはシフトJISベースの前世紀の規格。文藝春秋さん、いくらなんでもこれでは商品として不適切ですよ、製品として欠陥ですよ。2010年には許せても2015年には通用しません。

 「泣き虫弱虫諸葛孔明」もXMDFなので外字画像だらけなんだろう。ウンザリだ。

 秘本三国志では涿、鄴、邳、葛、愔などUNICODEでは外字である必要のない文字も外字になっている。ただし、王莽の莽はウィキペディアによると「『漢書』等に記されている「莽」の字の草冠の下の字は大ではなく犬である」そうで、ちゃんと犬の外字画像になっている。外字が不要というわけではないのが中国の歴史ものの宿命か。

 ちなみに青空文庫だと、外字にするかどうかはリーダーに任されており、例えばAozoraEpub3ではchuki_utf.txtのテーブルで大部分がUNICODEとして解決する。吉川三国志に王莽の記述があるかは不明。


2016.09.07


 吉川三国志、張飛の登場から俄然面白くなる。こういうジャンプ的というか本宮ひろし的なキャラが出てくると面白いってのは大昔からってことか。当然本宮ひろしの方が後ですが。


2016.09.09


 OCamlの標準ライブラリに正規表現を扱うstrというものがある。で、APIドキュメントを見てその使い方を調べるとどう考えてもスレッドセーフではない。グローバル(モジュールレベルのスコープの)変数を使ってる。萎える。一度採用したから互換性のため外せないってだけなんだろうか。だったらもっとマシなのを別のモジュール名で用意すればいいのに。しかもその正規表現が業界標準のPerl正規表現と違う。「[]」や「()」をバックスラッシュ付きにしなくちゃいけない。これは勘弁。

 OPAMで探すとreとre2ってのが見つかる。まずreを使ってみる。どうも何かおかしい。Linuxにインストールしたのはre 1.6.1で、Wodi(Windows版のOCaml環境)でインストールしたのはre 1.4.0。Wodiにはre2は無いので必然的にreを選ぶしかない。re 1.6.1のドキュメントを見ながらコードを書くがWodiでビルドが通らない。まさかとre 1.4.0のドキュメントを見ると結構大改造されている。呼び出し方法くらい固めてからリリースしてくれよ。re 1.4.0ではsubstringsという型だったのがre 1.6.1ではGroupというモジュールになってる。あちゃぁ。

 OPAMではバージョン番号を指定してのインストールも可能なのでLinuxでre 1.4.0を入れ直す。Wodiはもうメンテされてないのでバージョンアップは望めない。Windows向けの別のOCaml環境が安定してくれればいいんだけどね。

 OCamlは標準ライブラリを充実させるのは諦めたんですかいな。ライブラリは各自で勝手にってのが世の流れ?


2016.09.09


 いいかげんRubyを捨てなくちゃと、古いRubyスクリプトをPythonに移植し始める。正規表現関連で

Regexp.last_match[0]

なんて記述が出てくる。あれ、Rubyの正規表現ライブラリってスレッドアンセーフだったのかよ。まさかと「ruby スレッドセーフ」でググると、なんだか大変だったみたいですな。


2016.09.15


 数台あるWindows 10マシンのうち一つでAnniversary Updateが始まる。ダウンロードも含め数時間掛かって終わったが、アップデートをするかどうかの問い合わせは無かったような気がする。それってマズくないか?

 さておき、アップデートごときでなんでGUIにも設定のある項目が初期化されねばならんのか。それを保持できない理由は何でござんしょ。こんなアップデートじゃ嫌がられるに決まってるじゃないか。もっとユーザ環境を配慮してくれよ。


2016.09.15


井出洋介の健康麻将DSi (NDSi)

 ものすごく久しぶりに、新ジャンル開拓として麻雀ゲームをやってみようと思い立った。最初に新ジャンル開拓を意識して行ったのはPCエンジンのネクタリスでウォーシミュレーションだったろうか。四半世紀位前の話。SRPG開拓としてPSのヴァンダルハーツをやったりとかチェスゲームを遊ぶためにチェスの入門書を買ってきたりとか。ヴァンダルハーツはまだ終わってなくて、10面程残ってる。数か月あるいは年単位で間が空くけど続けてる。PSPのカスタムファームウェアでPOPS化した状態で続けてたが、バッテリーの問題もあり、ePSXeで続ける位しか選択肢がない。開拓後はタクティクスオウガとかファイアーエムブレムとかファイナルファンタジータクティクスとか遊んだが、ともかく最初に始めたヴァンダルハーツが未クリア。チェスはなんともルールが頭に残らなかったので、諦めつつある。再挑戦項目には入ってる。将棋も。囲碁は微妙。

 で、任天堂の「役満DS」、通称マリオマージャンを買おうと最寄り駅近所のゲオを覗いたが置いてなかった。しかたないので、おそらくエンジンは共通のDSiウェアである「井出洋介の健康麻将DSi」をダウンロード。健康麻将ってネーミングがダサいんだが、任天堂が決めた名前じゃなく、賭け事などを排した競技としての健康性を重視した麻雀のことなんだそうだ。3DSでDSiウェアを買うのはちょっとわかりにくいところを探さないといけないけど、まだ買える。

 まずは麻雀の遊び方をある程度把握しないといけない。ウィキペディアの「麻雀」のルールを見る。『各プレイヤーは13枚の牌を手牌として対戦相手に見えないようにして目前に配置し、順に山から牌を1枚自摸しては1枚捨てる行為を繰り返す。この手順を摸打といい、数回から十数回の摸打を通して手牌13枚とアガリ牌1枚を合わせた計14枚を定められた形に揃えることを目指す。アガリ形の組み合わせに応じて点棒のやりとりが行われ、最終的に最も多くの得点を保持していた者を勝者とする。』

 もう最低ですね。なんの前提もなく「自摸」とか「摸打」とか、百科事典の記述としては落第だよコレ。上がりを和了でなくアガリと表記してるのは誰かに指摘でもされたんだろうか。ともかくある程度役を把握しないと和了る(上がりの中国語?にあがると読みを付けたスラング)ことが出来ない。そのへんがセブンブリッジと違う。「麻雀ルール・麻雀入門 | 初心者のための麻雀講座」(http://www2.odn.ne.jp/~cbm15900/html/n0.html)を読む。弱いCPU対戦でようやくたまに和了れるようにはなった。


2016.09.30


ヴァンダルハーツ(PS)

 俄かにPS VitaのHomebrew界隈が騒がしくなってる。HENkakuというトリガーパッケージ不要のHomebrew Enablerが公開されたからだ。で、RetroArchのPCSX-ReArmedというPS1エミュレータが公開された。これでついにPS VitaでPS版トルネコ2が遊べる。Minecraft専用機に成り下がっていたPS Vitaの存在価値が一気に高まった。よし、ヴァンダルハーツの続きはPS Vitaで。

 半年ぶりにヴァンダルハーツの続きを始める。多分第5章の上陸(ワルト湾)で、第4章の処刑(ダイン砦)との連続なのかコンティニューロードになってた。いや、普通にセーブさせろよ意味不明なんだからもう。テキトーに始めると最初のターンでいきなりラドーがヌッ殺される。あぁ、詰め将棋面だったか、これ。セーブデータをちゃんと保持しておいてじっくりやるしかあるまい。

 役満DSは新宿のトレーダーにも練馬のブックオフにも無かった。


2016.10.03


 https://developer.apple.com/reference/以下で探し物をする。Deprecatedなメソッドにstrikeoutな線(取り消し線)を入れるのは勘弁してください。読めませんよ。つうか読ませる気なしでしょ。もう使わないんだから読まなくていいってのはそっちの勝手な意見で、新しいAPIに書き換えるから古いのがどう動いてるのか読まなくちゃってのはあるでしょうが。頭の悪い話だ。つうかこの手のAPIページ、Apple、Google、Microsoftどれも使い勝手が悪い。検索のUIに変なこと仕込むのやめてくれ。


2016.10.06


秘本三国志(小説、陳舜臣)

 吉川英治の三国志と並行して読んでるってのは書いたか。吉川三国志の第3巻を読んで秘本三国志の第3巻を読んでる最中だが、董卓後の郭汜・李傕の対立やら曹操の父の暗殺と陶謙への復讐戦やら呂布・曹操の戦と飛蝗など、吉川三国志第2巻の内容が秘本三国志第3巻で描かれる。吉川三国志は全10巻で秘本三国志は全6巻なのでちゃんと最後まで進むのか心配。もしかして後半駈足になったから後に「諸葛孔明」を書いたのだろうか。


2016.10.09


 AozoraEpub3で青空文庫の吉川三国志をEPUB化してSony Readerで読んでいる。第3巻(青空文庫では4)の終盤に、遂に表示できない文字が出てきた。[#「山+芒」、U+37D0、109-5]。Unicode表ではCJK Unified Ideographs Extension A(CJK統合漢字拡張A)の文字。第3巻には[#「丕+おおざと」、第3水準1-92-64]といった表記もあり、この青空化を行った人の仕事を信じれば上記U+37D0はJISに無い文字ということになる。JISに無いなら日本語フォントで表示できなくてもしかたがないかと思ったが、[#「さんずい+育」、U+6DEF、48-6]という文字もあり、これは表示される。U+6DEFはCJK Unified Ideographs(CJK統合漢字)に分類される。WindowsのフォントでもU+37D0はフォールバックされるのか汚い表示だがU+6DEFは綺麗に表示される。おそらくはUnicode対応した日本語フォントの多くは、CJK統合漢字は含まれるが拡張Aや拡張Bなどの部分はJISに含まれる漢字のみ収録されてるってことだろうか。


2016.10.09


 吉川三国志では結構な枚数を費やした許昌への遷都を秘本三国志第3巻では数行ですっ飛ばし、張済の未亡人鄒氏と曹操の濡れ場と典韋の死、陳父子による呂布の娘と袁術の息子の縁談の妨害までと結構なスピードで吉川三国志に追いつく。吉川三国志第3巻は劉備による徐州奪還までで、まだ少し追いついてないので、次は秘本三国志を先に読むか。


2016.10.10


 秘本三国志第4巻序盤で下邳城包囲戦まで進んだので吉川三国志第4巻に戻る。そもそも、酒見賢一の三国志(泣き虫弱虫諸葛孔明)をより面白く読むための基礎知識獲得が目的。吉川三国志第4巻にて劉備が帝へ拝謁するシーンがあり、そこで皇叔というニックネームが付く。泣き虫弱虫諸葛孔明に劉皇叔という表現が出てくるのだが、その元ネタがやっと判明。酒見賢一の三国志はそのタイトル通り主人公は諸葛孔明で、三国志後半から始まっており、劉備が皇叔となって以降の時代を描いている。

 曹操の人材マニアっぷりや張飛の粗暴さは酒見賢一が大袈裟に書いているのでなく吉川英治も陳舜臣も似たような表現をしていると知る。泣き虫弱虫諸葛孔明にて孔明が宇宙の話を始めたりするのだが、吉川三国志でも曹操が宇宙の話をしているのが意外であった。あ、三国志では宇宙の話はアリなんだ。


2016.10.11


役満DS(NDS)

 秋葉原のブックオフにて入手。想像通りマリオのテトリスと同程度にマリオの麻雀。降込まれると「マンマミーア」とか言う。キャラが可愛くてもやることはえげつない。


2016.10.12


 東京電力の施設での火災で停電。ダイヤの乱れた西武新宿線で帰るとサバオ君という愛称のファイルサーバalephの電源が落ちていた。週末に瞬電があったのだが、それは予兆だったということか。


2016.10.13


 NHKの「LIFE!~人生に捧げるコント~」の録画のオモえもんを観ながら。


親父「星野源さんのファンの女の子はどういう心境でこれ観てんだろ」

小娘「メンタル強そう」

親父「なんで」

小娘「米津さん(小娘の好きな音楽家米津玄師)がやってたら観てらんない」


 YMOもお笑いをやってたとはいえ、レギュラーで毎週なんてことはなかったわけで。カックラキン大放送!!の野口五郎のようなものかとも思わないでもないが、ギャグがウソップランドなど深夜放送ノリのブラックだってのが大分違う。


2016.10.17


 深夜アニメ「終末のイゼッタ」の劇伴で魔女が力を使うときに流れる音楽がブルガリアンヴォイス風で気になった。ウィキペディアによると未知瑠さんは東京藝大音楽学部を首席でとか想像の斜め上の音楽家だった。菅野ようこさんも攻殻機動隊でブルガリアンヴォイス風の音楽を作っている。こちらは芥川也寸志さんの弟子。常々菅野ようこさんは器用貧乏だと思っていたが、ウィキペディアにまで書いてあった。未知瑠さんも超器用貧乏なのだろうか。

 調べると攻殻機動隊は菅野ようこさんが参加する前の最初の押井映画で川井憲次さんがブルガリアンヴォイス風を取り入れてたそうで、菅野さんはそれを踏襲したってことなのね。さすが器用だ。


2016.10.17


 Ubuntu 16.04でPaperというテーマを使っている。概ね良好なのだが不満点もある。

 Unityのランチャーでアイコンをクリックしたときの視覚的フィードバックが無い。Ambienceなどでは起動待ちの間アイコンの周りが点滅するが、それがない。テーマの担当すべき何かとも思えないが、なぜか無い。

 他に比べメニューアイテムの間隔が広い。

 この程度しか不満点が無いとも言える。自力モディファイでなんとかなるだろうか。


2016.10.18


 Windows 10でMPC-HCを使ってて、表示をフルスクリーンにしたときにタスクバーが最前面に出たまま。邪魔ですよ、俺は映像に集中したいのであって、タスクバーには用は無いんですよ。経験上スリープやハイバネーションを経るとなりやすい。OSの再起動をするとちゃんとフルスクリーンになる。ともかく迷惑なバグ。そもそもWindowsには画面全部を表示領域にする正しい方法が存在するのか不明。少なくとも俺はWPFでどうするのかはMSDNでは未発見。タスクバーはもう少し自己主張を抑えてWindows 95程度にしておいてください。

 Windows 10で後ろ側にあるウィンドウのタイトルバーをクリックして前面にしようとしても前面にならないことがある。割と頻繁に起こる。ウィンドウのZ軸配置で小難しいことを色々としててバグってるんだろうなぁと思うけど、ものすごく基本的な機能のバグだってわかってますか?

 Ubuntu 16.04のUnityでも起こる。タイトルバーをクリックしても前面に来ないことがある。14.04まではGNOME Classic(あるいは名前の違う似たようなもの)を使ってたがそういう経験はなかったように思う。ウィンドウマネージャのものすごく基本的な機能のバグだよね、これ。


2016.10.18


 吉川三国志第5巻終盤でついに孔明登場。三顧の礼の3つ目で次巻へ。秘本三国志第4巻に戻る。曹操が関羽を丁重に扱う件とか三義兄弟の汝南集結とかほぼ記述なし。いつのまにやら劉備は汝南に居た。かと思うと秘本三国志では吉川三国志では端役の文姫(蔡琰)のことに結構紙面を費やしている。袁紹と曹操の対決である官渡の戦いは三国志では重要なエピソードなのだろう、どちらも結構紙面を費やし、霹靂車や河の地下を掘る掘子軍も両方に登場する。吉川三国志では結構記述のある徐庶だが、秘本三国志ではごく僅か。三顧の礼も猛スピードで、うっかり長坂の戦いまで終わってしまった。劉備を皇叔と呼ぶ人もいない。吉川三国志第6巻に戻る。きっと長坂の戦いは長いんだろう。

 横山三国志では官渡の戦いは描かれてないそうだ。劉備(主人公)が登場しないから。

 酒見三国志(泣き虫弱虫諸葛孔明)第3巻での関羽と曹操のやりとりの前提がようやく判明。


2016.10.19


 昨年暮にNHK紅白歌合戦の出場者に演歌が増えて嬉しいといった内容の記事があった。記事だよ記事、掲示板の書き込みじゃなくて。演歌が増えるのかぁ、最悪だなぁ、でもBUMP OF CHICKENが出るのは嬉しいな、きゃりーが出ないのは大問題。で、蓋を開けると案の定史上最低の視聴率。嬉しがった記事(読んでて胸糞悪いったらありゃしなかった)を書いた人は心が痛んだりしたんでしょうか? 演歌が増えたら観るのやめます。いくら紅白好きの俺でもこれ以上演歌が増えたら紅白観るのやめます。


2016.10.24


 吉川三国志を読み進めて、酒見三国志(泣き虫弱虫諸葛孔明)第3巻に追い付く。周瑜が激昂すると吐血して倒れるパターンを繰り返すギャグは吉川三国志でも健在。ってことは三国志演義そのものでもギャグの扱いってことなのか? 孫権の母公が劉備に会ったとたんメロメロになるギャグも酒見版吉川版ほぼ一緒。ってことはこれも三国志演義段階でそうなんだろうか。侮りがたし。


2016.10.24


 詐欺は若い人を狙う。そういえば上京してすぐに新聞専売所近所の大家さんのところの電話に、俺宛の詐欺電話、高層ビルの事務所に呼び出して云々の電話が来た。俺の知らない番号の電話にだ。行って話を聞きましたとも、詐欺話を。

 で、結局のところ大家さんの電話番号を誰が知ってるかというと、産経新聞なわけだ。当時産経新聞に、詐欺師に学生の名簿を売るような倫理感が完全に欠落した人物が勤務してたってことだ。当時は犯罪じゃなかったのかもしれないので犯罪者とまでは言わんけど。


2016.10.25


 MS Word 2016で文書を読んでる。しばらく放置するとスクロールバーが消える。私は自分があとどのくらい文書が残ってるかの大体の判断をスクロールバーのサムの位置で行っているんだと気付く。スクロールバーが消えることにどんな意味があるのか知らないが、窓から投げ捨てたくなるよ。前からだって? 私がMS Word 2016以前に使ってたのはMS Word 2003だ。スクロールバーは消えない。新しいUIに慣れない老害とかほざくのは構わないが、スクロールバーが消えることにどんな意義があるんだ?


2016.10.27


 もう何年も新譜が無いと思ってウィキペディアを見たら今年新譜が出てた。Underwordの「Barbara Barbara, we face a shining future」。早速入手。テクノポップより更に先祖返り。Tangerine DreamのPhaedraからCycloneくらいまでのヴァージン時代前半のアルバムを聴き返したくなる。


2016.10.28


 フジテレビで映画ダ・ヴィンチ・コードを観る。放送時間2時間50分に対し、本編は2時間14分程。実に35分もCMが入ってる。フジテレビの人はこれが異常だと思ってないんだろうなぁ。アニメでも亜人(TBS)は本編24分30秒程、舟を編む(フジテレビ)は本編22分50秒程。1分半以上CMが多い。そりゃ人気無い放送局にもなりますわ。負のスパイラル。


2016.10.29


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「読まなくてもいいよ65」

OSTRACISM CO.

OSTRA / Takeshi Yoneki