■ 開発日記 巻之五拾五


OSTRA / Takeshi Yoneki


 Eee PCのUbuntu 11.04にJupiterを入れる。色々なしでの放置状態のPowerTOPで6.5W〜6.7Wになる。かなり優秀。

 何が原因かわからないがキーボードショートカットが効かないことが多い。しかたがないのでパネルによく使うアプリ(端末やエディタ)を並べる。


2011.10.07


ファイナルファンタジータクティクス -獅子戦争-(PSP)

 ようやくエンドクレジットを見る。最後の連戦突入時ラムザはレベル45、ラスボス戦中にレベル47になる。最後の連戦は主に汎用ユニットを使うが魔道士系の女二人は交代で使い、欠員分は固有ユニット。「地下書庫 地下五階」でラムザのカオスブレードが破壊されたのでやり直し。やり直し時はムスタディオの黒装束が破壊された。「失われた聖域」では二人戦闘不能(一人はオルランドゥ)となったがなんとか倒す。「飛空挺の墓場」ではラムザ、アグリアス、男竜騎士が長らくストップしたまま。白魔法エスナではストップの解消が出来ないと知る。主に女竜騎士の非レア槍と女魔道士の算術ホーリーで倒す。「飛空挺の墓場」は基本力技だが最後はラムザもろとも女魔道士の算術ホーリー。CTで選んだらラスボスとラムザだけ数字が合った。


ヴァンダルハーツ(PS)

 PSでやってたのはかなり昔。PSPのpopsで再度始めたのもちょっと前。FFTが終わったのでいきなり再開。そういえばマップ16「強襲」で離脱者ゼロではクリアできないでいた。昔もちょっと前も。確かPS実機のときもこの面でやめたままだった気がする。何度かコンティニューロードでトライし、なんとか誰も離脱しないでクリアした。詰め将棋。


2011.10.12


 どうもJupiterのHigh Performance ModeはPowerTOPで成績が悪い。何もせず放置でも8Wくらいになる。Power Saverだと7Wを切る。あんまりよろしくない。


2011.10.13


 /usr/lib/jupiter以下のスクリプトを調べると各モードでCPUクロックのポリシーだけでなくチップセットGMA950の動作クロックも変更している。High Performance ModeでもPower Saverと同じクロックになるように/usr/lib/jupiter/scripts/cpu-controlを書き換える。ついでにondemandでなくconservativeで動くようにする。これでようやくHigh Performance Modeで放置したときに7Wを切るようになった。Power SaverはCPUクロック800MHzのままのモードとして残す。

 どうすれば良いのかわかったのでもうJupiter本体は不要と気付いた。ASUS向けcpu-controlスクリプトを退避してからJupiterを削除。rc.localにてASUS向けcpu-controlをpowersaveで呼び、CPUクロックの制御はcpufreqdで行う。私の運用でGMA950をフルスピードで動かすなんてのはおそらくない。


2011.10.15


ヴァンダルハーツ(PS)

 第四章に入る。攻略サイトでヴァンダリアンに必要なアイテムを確認していてマクロマンがないと気付く。入手の難しいアイテムだったんだろうか。なんにせよもうヴァンダリアンにはなれない。アイテム集めは不要。まぁ、普通に攻略を楽しもう。


2011.10.15


すばらしき愚民社会(小谷野敦)

 新宿のジュンク堂にも紀伊國屋にもなく、高田馬場の芳林堂にもなかったが、高田馬場のブックオフで入手。ブックオフ論争の結末は大日本印刷や大手出版社のブックオフへの資本参加。数年前に発売された本の入手性は悪くなる一方。本屋の面積は有限なのに出版点数だけはどんどん増えてるんだから悪循環。電子書籍も地に足の付かない状態が続いたまま。こういう本(おそらく二度は読まない本)こそ電子化してほしいのに。古本屋に頼る状況は当面続きそうだ。


2011.10.17


 アニメの神様ドォルズの面白い点は各案山子が固有の唄を持っていることなんだが、原作ではどう表現しているのだろう、気になる。明らかに第2期がある終わり方をしたので原作を読むかどうか迷っている。


2011.10.17


 Web開発にScalaを使い始めて1年。他の言語でプログラムを、例えばJavaScriptを書くと必ずセミコロンを忘れる。孔明の罠。


2011.10.18


 Ubuntu 10.04でもあったが、11.04でキーボードショートカットが効かないことが多い。おそらく同じ原因で電源キーも効かないことが多い。デスクトップをクリックすると効くので誰かにフォーカスを奪われているようなイメージ。

 bashでlsでの補完がおかしい件は知られている問題だった。acroread(AdobeのReader)の補完向けスクリプト/etc/bash_completion.d/acroread.shがマズいそうだ。_filedir を _filedir_acroread とでも変更する。これで解決。


2011.10.18


 先日Ubuntuにmozc(Google日本語入力)を入れた。で、Emacsで使えるようにした。割と良い。Xでも端末でも使える。日本語入力における画面右端問題はこれで解決。と思う。そもそもEmacsが使いやすいかは別だな。


2011.10.28


ねむり姫(小説、澁澤龍彦)

原発労働記(ルポ、堀江邦夫)

 Sony Readerを買うとSony Reader Storeで使えるポイントが500貰える。壊れて買い直したのが8月で、3ヶ月でポイントが消えるとかで先日500ポイントが11月末になくなるよってメールが届いた。で、ロクな品揃えがないSony Reader Storeで何を買おうか思案した挙句、澁澤龍彦の「ねむり姫」を見つける。氏が亡くなった後、日本文芸社から「澁澤龍彦奇譚集」という作品集がリリースされ、私はそれをたまたま買い、数少なくかつ入手しにくかった澁澤龍彦の小説の大部分をこれで読んだ。「澁澤龍彦奇譚集」の後書きには最初「澁澤龍彦全小説集」としてリリースの予定だったが、結局全ての小説を収録できなかったとある。河出書房新社も尻の穴が小さい。ページの余った分はドラコニア奇譚集が収録されている。未収録分は「唐草物語」の単行本(河出書房新社)で補っていたが、あと読んでないのが何か不明なまま20年程放置。もしやと調べると「ねむり姫」収録作品に澁澤龍彦奇譚集未収録のものが数点ある。本当はこういう何度も読むだろう作品は紙で買うべきかなと思うがまぁ良い。「澁澤龍彦奇譚集」の後書きを調べ直すと「唐草物語」と「ねむり姫」が部分収録とあった。

 「原発労働記」は書店で見て電子書籍で買いたいと思ったがどうやら電子化はされていないので紙で買った。これや「すばらしき愚民社会」のような一回しか読まないだろう作品こそ電子書籍で買いたいのに売ってない現実。どうもうまくない。


2011.10.31


エトランゼのすべて(小説、森田季節)

 星海対戦向けスクリプトで青空テキスト化してChainLP。面白い。「男おいどん」を彷彿とさせる青春小説(設定が云々でなく全体の持つ悲哀さ加減がだが、おいどん程の強いギャグはない)。


中国雑話 中国的思想(ノンフィクション、酒見賢一)

 先日、一年以上も酒見賢一の新刊(ちくま文庫「分解」)のリリースを知らなかったと気付き、調べると他に新書がリリースされていると知る。市ヶ谷の文教堂にあるはずもなく家族揃って新宿ジュンク堂へ行き入手(「分解」は文教堂にあった)。その日はレムの単行本も入手するが重い単行本は持ち運びにくいためなかなか読めない。


2011.11.01


 Google日本語入力のオープンソース版MozcをUbuntuに入れて使い始めているが、なんだか日本語入力が少し重い気がする。ネットブックの非力さ故か。

 ネットブックeeengineにUbuntu 11.10を入れる前の予行演習としてビデオエンコード機monadoを11.10にアップデートする。Unityしかない状況に戸惑う。カスタマイズの方法を確立しないと路頭に迷うことになりそうだ。


2011.11.01


 UbuntuにおけるUnityの問題はそのカスタマイズ性の低さにある。アプリケーションランチャーが左端から移動できないなんてのは開発者が使ってない証拠なのではないか? NeXTのアプリケーションランチャーが右端にあった理由を知らないか思い付かないようだ。西欧文化圏を発祥とするコンピューターでは文字は左上から右下に流れる。左端はウィンドウを並べるとき最初に使う場所だ。そこをユーザから奪うのはUIの初歩で躓いている。アプリケーションランチャーごときは右端か下だろう。


2011.11.01


 Ubuntu 11.04まではXubuntu desktopを入れるとUbuntu desktopが削除されるようになっていた。しかし、11.10ではUbuntu desktopは削除されない。Xubuntuに避難する人へいつでもUnityに戻ってきてというお誘いか? Eee PCを11.10にするにあたってgeditとの決別を考えねばならない。ってほど深刻でもない。geditはXubuntuでも動くことは動く。ただ、ウィジェットがXfce配下にないのが残念なだけだ。いいかげんEmacsに慣れろということか。


2011.11.08


 OSが変わったらどうにもならないアプリタイプの電子書籍はいらない。

 強すぎるアクセスコントロールの電子書籍は勘弁してほしい。

 PCのアプリを前提としたストリーミング電子書籍とかは販売じゃなくレンタルではないのか?

 XMDFはまだしも.bookはスジが悪かろう。


 一読者として、あまり電子書籍に明るい展望が見えない。それでも我慢して付き合うしかないのか。何年かすればもっと適切な状況に推移しているのか。ともかく本を置く空間を維持する財力には限界がある。


2011.11.08


 高校生の頃新潟市内では横田めぐみさんの捜索チラシがあちこちに貼られていた。20年後に再度今度はテレビで見ることになるとは思いもよらなかった。小泉政権の功の部分のひとつは北朝鮮の話題がタブーでなくなったことにある。朝鮮半島関連、朝鮮総連、朝鮮学校、在日などの問題を話題にするバリアがかなり低くなった。右とか左とか抜きに問題そのものを捉えることができるようになった。

 菅政権の功のひとつは小泉政権における朝鮮問題と同じように原発問題から右とか左を抜きにしたことにある。今そこにある放射能に右も左もない。原発問題の話題がタブーでなくなり、財界トップの発言の無責任さがいつになく目立つようになった。

 どちらの政権もやむにやまれず不可抗力だったとは言えるが。


2011.11.11


 歴史的経緯および検索時の便から日記の文字エンコーディングはシフトJISのままにしてある。余程困ったことにでもならない限り別の文字エンコーディングに変更する理由はない。日常の出来事でシフトJISで表現できないナニゴトかなんてものはかつてなかったしこれからもありえまい。これから日記でも書き始めようって人にはUTF-8を奨めるがUNCODEには知らないうちに日本語でない文章になる危険が潜んでいることは秘密だ。

 UbuntuのEmacsでデフォルトの文字エンコーディングをシフトJISにすべく設定ファイル.emacsで

(set-default-coding-systems 'cp932)

と書いてみた。なるほどテキストを保存したらシフトJISになっている。しかしファイルを開こうとしてディレクトリが一覧されると日本語のファイル名が化けて表示される。M-x lgrep でlgrep(lv)が呼ばれるよう設定しても入出力をシフトJISに設定しなくてはならなくなる。あまり具合が良いとは言えない。

 とりあえずはデフォルトの文字エンコーディングには下手に触らず、毎回set-buffer-file-coding-systemを呼ぶことにする。Emacsでの関数の書き方をちゃんと調べるのは宿題にする。


2011.11.13


 最近家のネット環境でpsp.dashhacks.comに接続できない。なんだろう。何か朝日ネットが勝手にフィルタリングでもしてるんだろうか。


2011.11.18


 結構具合が良いのでファイルサーバ兼メールクライアントのalephにもMozcを入れる。Ubuntu 10.04には公式のMozcはないので

sudo add-apt-repository ppa:japanese-testers/ppa

してからSynapticsで関連パッケージをインストール後

ikoinoba-release_10.04-6~ppa1_all.deb

で同じくSynapticsでmozc.elをインストール。なぜか上記japanese-testersで入れたパッケージもアップデートが掛かる。EmacsでqとかControl-qなどという不可解なことを要求されることもなくかなり日本語入力が仕合せになる。


2011.11.19


 思い立ってヨドバシカメラにてASUS ZENBOOK UX21Eを買ってくる。NetBookの後継としてのUltraBookだ。さっそくリカバリディスクを作ってリカバリ可能であることを確認後パーティションを分割してUbuntu 11.10を入れる。トラックパッドと付属USB有線LANアタッチメントのドライバがない。geekが入手して対応が進むことを願う。有線LANは別の製品を買ってくれば良いが、トラックパッドの対応が進まないとかなり使用感は厳しいものがある。省電力性能等オプティマイズが行われるかどうかもなんとも読めない。Eee PCと同様にgeek好みの製品なんじゃないかと思うんだけど。ノートPCでのLinuxはgeek頼り。MacBook Airのパチモン。有線LANはダメだが無線LANはOK。でも勤務先には無線LANがない。

 当分Windowsをメインに使うことになろう。


2011.11.21


 ASUS ZENBOOK UX21EにUbuntu 11.10を入れたが、付属のLANアダプタではコネクトできない。スリープさせると帰ってこない。トラックパッドが汎用ドライバらしく動きが怪しい。省電力モードでは動かないのでモバイルで厳しいなど当分使えないことは書いた。起動時モニタの輝度がおかしいのはスクリプトでなんとかする。LANアダプタはヨドバシカメラで別の製品を買ってくる。バッファローのLANアダプタは普通に何の苦労もなく動く。UnityがあんまりなのでXubuntuを入れると、なんだかBeOSなテーマがあるではないか。

 geditでCP932で開いて欲しいのにどうも従来の自動判定設定では効かないようだ。これは困った。主にEmacsを使えという示唆か。いつのまにがUnityのDashホームメニューが動かなくなったが、zeitgeistを削除したときに道連れになったらしい、unity-lens-applicationsを復帰して動くようになる。geditの問題は憩いの場さんのメモで解決。

 ともかくZENBOOKでのUbuntuは前途多難であることは間違いない。


2011.11.25


 ZENBOOKのWindowsは64bitなので、coLinuxという選択肢は現状存在しない。ならばということでVMwareを入れた。スケジューラはUbuntuに見放されたEvolutuionからThunderbirdのLightningに移行したのでもはやLinuxである必然性がない。Calibreは元々Windows版がある。となるとLinuxである必要のある機能は電子メールだけ(しかもあまり使わない)なので、当分はエミュレータで凌ぐことに方針転換。

 とはいえエミュレータってのはノートパソコンにはあまり良いソリューションとは言えない。TeraTermProでログインしているときにホストOS(Windows)をスリープさせると勝手にログアウトする。ネットワークの接続性がなんだか良くない。やっぱり動きが重い。利点は同時に動いてるってことか。


2011.11.28


 やはりモバイルマシンでVMwareやらVirtualPCやらは実用性に問題ありかつ、どうもVMwareでのネット周りがスリープからの復帰で怪しいなど色々厳しい。次だ次。

 gnupackというNTEmacs+Cygwinなどをパックにして配布している人がいるので、それを導入。fetchmailとprocmailはあるのだがpostfixがない。受信はいいが、送信はMewに任せる。概ね良いのだが、NTEmacsでC-x C-fでC:\gnupack\homeなどと出て具合が悪い。M-x termも動作しない。次。

 CygwinのEmacsでも日本語入力の問題が解消してるとのことで素直に本家Cygwinを入れる。本家CygwinのEmacsではMew(MEW64W1.ZIP)のインストールが出来ない(MeadowとNTEmacsを想定している)のでgnupackにインストールしたMewを持ち込んでみた。postfixがないのはgnupackと同様。Cygwin向けのEmacsなのでM-x termも動作。Linuxでの使用感とほぼ同じ。なんだか良い感じ。起動時必ずincmがないと言われるのはなんとかならんか。eximの導入は宿題。

 なんだかCygwinはMacMiNTを思い起こさせて微笑ましいが、ネットワークもできる本格派。


2011.11.30


 そうこうするうちにZENBOOKのUbuntuでサスペンドを可能にする電源管理(pm)向けのスクリプトがでてきた。ちゃんと機能する。これで残る問題は省電力モードとタッチパッドだ。Eee PCにはチップセットのクロックを落とすという技(eee-controlやJupiterがやってた)があったが、はたしてZENBOOKのLinuxでそういったことは可能か? 情報さえあれば即なんだろうけど。タッチパッドはドライバがあるのかという問題なのでちょっと次元が違う。


2011.12.01


原発労働記(ルポタージュ、堀江邦夫)

蟹工船(小説、小林多喜二)

 続けて読むことになってしまった。おそらく福島原発事故がなければ原発労働記(原発ジプシー)を読むことはなかったろう。Sony ReaderとChainLPがなければ蟹工船を読むことはなかったろう。蟹工船の時代から原発までいったい何年経ってるのだろう、労働問題はあまり改善されている様子がない。次は「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」でも読むべきか。


2011.12.05


 ubuntuforums.orgでのZENBOOK関連の議論を追うことで、Ubuntuでのスリープに加え省電力性能の向上も/etc/pm配下のスクリプトで対応。CPUの周波数ポリシーはデフォルトでondemand。conservativeとどっちがより省電力かは不明。省電力スクリプトの効きもよくわからない。一応効いてる気はするが。ともかく残る問題はどうにも使いにくいタッチパッドのドライバに絞られた。


2011.12.05


 LinuxでZENBOOKを使う上でサスペンドと省電力の問題が一応解決し、残った問題がタッチパッドのドライバに絞られたことは書いた。まぁそれは当分仕方がないのでこのまま使うことを考える。Windowsである必然性のあるソフトは幾つかあるが、日常生活をLinuxで行う実験というか縛りを再開するつもり。なるべくポインティングデバイスを使わずにキーボードショートカットを活用。Unityがクソなのは書いたか。Xubuntuを使う。geditがテーマに合わせてくれないがそれは我慢。もう少しUnityがカスタマイズできればなぁとは思うが。

 おっと、普通にGNOME3も使えるじゃん。GNOME3も調査だ。

 メール環境とスケジューラはWindowsとLinuxで同じデータを扱えるよう工夫。


2011.12.06


 GNOME3でもというよりGNOME3だからこそ「新しい」スクロールバーの問題は解消しない。この四半世紀多少の形状や位置の変化はあったにせよスクロールバーの各部品の機能性に大きな変更はなかった。しかし今回は機能性に変更がある。デフォルトではサムの無い部分のクリックでのページ単位の移動がない。LIBOVERLAY_SCROLLBAR=0としたらページ移動はできるようになるが今度はスクロールボタンが存在しない。別の方法があるのでなく単に存在しない。どっちかを選べってものでもないだろうに。私はLinuxをタッチパネルで使っているわけじゃない。しかもZENBOOKにはまだ適切なドライバがないのでタッチパッドにスクロール機能がない。そんなわけでGNOME3も却下。Xubuntuを使う。こんな状態が続くとUbuntuユーザの大移動が始まるぞ。どこにも行き場がないのかもしれないが。

 あぁ、スクロールボタンがないのはMacOSを真似たからか。最新のMacOSの載るマシンには全てタッチパッドかマウスにスクロール機能がある。前提の違うマシンのUIを単に真似てどうするんだ。


2011.12.07


 とはいえ、スクロールボタン程度ならまぁいいかという気分なのでGNOME3を使うことに照準を定めようか。なんだかSynapticパッケージマネージャで中国語が表示されるのでUbuntu自体再度インストールしようかと思う。結局デスクトップ環境としての完成度はやはりXfceよりはGNOMEの方が高い。


2011.12.08


 そういえばいつの間にかEmacsでの上下移動がテキストの行でなく画面の行になっている。今まではわざわざ.emacsにphysical-line-next-lineなんて記述を入れていたのだが不要になった。でもC-aやC-eはまだテキストの行なのでce-beginning-of-lineは必要。


2011.12.08


 残っているUbuntu 11.10の問題点。

 ドライバの問題は置いておくとして、微妙に困ってるのがiBusの設定が反映されないこと。その場では反映するが再度ログインすると忘れている。設定エディタで見ると記録されているので、初期起動時設定を見てないということだ。これはUnityでもGNOMEでも同じ。困る。加えてGNOME ClassicだとiBusアイコンが駐車禁止マークになるのはなんとかしたい。実害はないが。

 あと、ウィンドウがひとつもないとキーボードショートカットが効かなくなる。11.04でも起きていた。iBusの利用と時期が一致しており疑わしいが、iBusをやめるのは現実的じゃない。

 iBusの駐車禁止マークは通知領域をやめてインジケータを入れたら解決。だんだんPPAが増えていく。iBusの設定云々も通知領域の問題だったようだ。とはいえインジケータでも磐石とはいかない。iBus周りはいまだに問題が多い。ともかくあとはキーボードショートカット問題。


2011.12.13


 https://help.ubuntu.com/community/AsusZenbook のカーネルパラメタを使うとPowerTOPの値が6Wを切るどころか5.2W 。結構頑張った数字なのでは?


2011.12.13


 そのカーネルパラメタを使うといきなりのシャットダウンの問題があると記載されている。確かにいきなり落ちた。しかたがないのでi915.i915_enable_rc6=1は削除。PowerTOPでの消費電力はかろうじて9Wを切る程度。このRC6云々がZENBOOK(Sandy Bridge)での省電力のキモということだ。カーネルバージョンが上がらないと解決しないとのこと。ようはUbuntu 11.10はZENBOOKのモバイル用途には不向き。


2011.12.14


 i915.i915_enable_rc6=1でなくi915.lvds_downclock=1を削除してみた。30分程使っているがまだ落ちない。PowerTOPは6Wを切っている。液晶の輝度を落とすと5Wに近づく。サスペンドからの復帰もオッケイ。しばらくこれで運用だ。


2011.12.14


 ZENBOOKのUbuntuにて突然のシャットダウンに見舞われる。やはり落ちるんだ。厳しいなぁ。


2011.12.15


 仕事でサーバ上のソースを見なければいけなくなった。中村さんにEmacsを入れて貰ったが、CentOS 5.2は微妙に古いOSなのでEmacsは21。Ubuntuの最新では23だ。.emacsの改修が必要。anything.elは使えない。使えるバージョンもあるのかもしれないが私は把握していない。マークが反転表示されない。(setq-default transient-mark-mode t)にて自分で.emacsで反転指定。copy-region-as-kill-nomarkがない。copy-region-as-killで置き換える。今ZENBOOKが落ちた。こまめなセーブまたはWindowsを使うか。(define-key term-raw-map "\C-t" 'list-buffers)が怒られる。termモードが使いにくくなるなぁ。結構新しめのEmacsに依存してるようだ。

 とりあえず無事バグの原因を発見。


2011.12.16


 首相の原発事故収束宣言って福島県知事の米の安全宣言と同じだよね。


2011.12.19


 最後は将軍様かぁ、カダフィ、ジョブスと今年は色々独裁者が亡くなりました。以下略。


2011.12.19


 copy-region-as-kill-nomarkはpc-selection-modeの機能だそうで、(pc-selection-mode)とすることで使えるようになった。termモードのフックの件はいまだ不明。shellモードでも使うか。

 CygwinのEmacsでのtermモードでBSがうまくない。カーソルが先に進んでしまう。おそらくデータとしては合ってるんだが表示がダメだ。これもshellモードを使うか。そもそもCygwinでtermモードやshellモードという必然性がほぼ無いのではあるが。普通はコマンドプロンプトを使うから。


2011.12.19


 CygwinのEmacsのtermモードにて

env | grep TERM

とするとTERMがeterm-colorになっている。Cygwinのminttyを起動したときのTERMはxtermになっている。termモードでのバックスペースの問題の原因ははこれのようだ。.bashrcにて

export TERM=xterm

とでもするとCygwinのEmacsのtermモードでバックスペースの表示問題は解決する。

 Mewでの添付画像ファイルにfiber.exeがどうしたとか書いてある。ググるとどうやら関連付けに従ってファイルを開くプログラムだそうだがMeadow付属のツールだそうで当然私のWindows環境にはない。そこでググッて対策を見つける。

; use cygstart rather than fiber.exe

(setq mew-w32-exec "cygstart")

(setq mew-prog-text/html-ext "cygstart.exe")


2011.12.20


 ZENBOOKのUbuntu 11.10にカーネルv3.2-rc6(http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/)を入れてみる(元はv3.0)。タッチパッドで「アイテムを掴んだまま移動」の動きができないと知る。マウスを使える環境は電源のある環境なので省電力性能を求めてのカーネルv3.2の意味が無い。まだしばらくは待ちなのか。

 ものすごくシビアなダブルタップの条件で「アイテムを掴んだまま移動」ができなくもないな。ちょっとシビアすぎ。ドライバを外そうにもpsmouseですか。何かパラメタないかな。

/etc/modprobe.d/psmouse

options psmouse proto=bare

でかなりいい感じ。

 PowerTOPで6Wを切る。これでしばらく運用だ。


2011.12.20


 落ちた。pcie_aspm=forceも外そう。ようはカーネルパラメタは全削除。1W程消費電力が上がるそうだがこれで様子見。省電力はBIOSでVT-dを切ることで自動的に有効になる。


2011.12.20


 また落ちた。カーネルv3.2-rc6はまだ使えませんな。安定してると書いてる人とは何が違うんだろう。UX31EとUX21Eの違いだろうか。無線LANとか無関係なのだろうか。


2011.12.21


 21世紀になって久しいというのに、NHKのテレビでジャックスが放送されるとは不意打ち。日本のロックの歴史の一部とはいえ、はっぴいえんどやキャロルと並べて良いものか。


2011.12.22


 散歩中にUnderworldの音楽のリズムに合わせてみる。かなり苦しいくらい早歩きになった作品が多い。Nintendo DS用の万歩計で調べると1分間に135歩程度になっている作品がある。気持良いスピードは1分間に120歩程度。CubaseにUnderworldのオーディオファイルを食わせてbpmを調べる。135歩の作品は135bpmだった。Underworld全体で120bpmなのはたった6曲。120bpmだけでプレイリストを組もうと思ったがUnderworldだけでは全然足りない。808 Stateのbpmも調査する。


2011.12.28


 ZENBOOKにCubase SX 2を入れる。割と普通に動く。ASIO4ALLでちゃんと音も出る。Cubase SX 2当時のマシンに比べ高性能なシステムなためASIO4ALLでも低負荷だ。幾つもソフトシンセを動かすとどうかは調べてないしおそらくそんな機会はないがかなり余裕だろう。

 問題はLoopAZoidが正しく動かないこと。Windows 7 32bitのマシンだと動くのでソフトの作りの問題だろう。とはいえこういった非互換が発生するのでできたらまだOSは32bitを使いたいのだがノートPCは何故か64bit OSを載せて出荷するのが流行っている。かなり迷惑。メモリ4GBしか積めないくせに。ドラムマシンのVSTiは他にもあるので移行すれば良いだけなのだが、その移行が面倒。そもそも作品を作るならばという前提が必要だがそれも予定はない。


2011.12.29


 幾つかリズムボックスのVSTiを試す。なかなか適切なのが見つからなかったが、GTG DPC 3 XPが現在最も有用だと判断。GTG DPC 3 XP以外ではハイハットの排他処理を持つVSTiが見つからなかった。KPR77のセットを作る。

 LM-9にKPR77のセットを見つける。LM-9向けの何かエディタがあったということか。思い出せない。結局使わずLoopAZoidを使ってたくらいだし。


2011.12.31


 Underworldの120bpm作品が案外少ないので条件を緩和し、115bpmから125bpmまでの作品の頭とお尻を合わせてひとつのトラックにする。69分。散歩には少し足りないので後ろに808 stateの120bpm近辺の作品を配置。


2011.01.04


 Windows 7マシンのmonadoで808 StateのBlueprintのリッピングでノイズや空白が入る。iTunesとWindows Mediia Playerのどちらでもノイズが入る。ドライブであるPioneer DVR-117のファームウェアを1.0から1.1に更新したがどうも駄目だ。そもそもこのシステムでCDのリッピングをしたことあったっけ? 昨年CDを買ったかだな。Barkingっていつだ。2010年11月か、ギリギリXPの頃だ。

 ドライブの交換かなぁ。


2012.01.06


 昨年暮れに市ヶ谷の文教堂が改装されたが漫画がビニール袋に入っていないことで漫画コーナーは立ち読みしてる乞食で溢れかえっていた。漫画を探しに来ても碌に探せない。どうやら単に袋詰めが間に合ってなかっただけのようで、翌月には誰もいなくなった。イヤ本当に漫画コーナーにはせいぜい一人二人探してる人がいるだけ。市ヶ谷の文教堂で立ち読みできるぜって誰かがtweetしたのだろうか?


2012.01.06


 ZENBOOKのUbuntu 11.10にgnubiffを入れようとしてパッケージがないことに気付く。調べるとgnubiffはどこへ行ったというような掲示板の書き込みが見つかる。lanchpadにあることはあるが(https://launchpad.net/ubuntu/oneiric/i386/gnubiff/2.2.13-3ubuntu1)、依存関係のlibpanel-applet2-0 (>= 2.26.0)で入れられない。

 gnubiffはGNOME環境ではパネルに表示する機能を持っているそうだが、私は古典的xbiffの代替が欲しいだけでパネルに表示させる必要はない。もしやとソースを持ってきて(http://sourceforge.net/projects/gnubiff/)、configureのヘルプを見る。--disable-gnomeというスイッチがある。GNOMEを使わないコンフィグで試すと、必要なライブラリは全てパッケージが存在した。panel-appletは不要なのである。

 ビルドするとstring.hとstdlib.hがインクルードされてない旨エラーになるが、そこを正すと無事ビルド終了。従来通りにgnubiffが使える。

 この程度の文章を書いてる間でも2度落ちた。困ったもんだ。


2011.01.07


 とりあえずCDのリッピングは3代前のモバイルPC HP nc4000のときに買ったUSB接続のCD-RWドライブを使って様子見。808 StateのBlueprintはWAVEファイルで合計770MBもあるのでかなりCDの限界に近いか超えてるかなのではないかとも思う。


2011.01.07


 試しに「ubuntu dynabook R631」でググってみる。碌な情報がない。ubuntuforums.orgをよく見るとメーカー独立の掲示板があるのはDellとAsusだけだ。モバイルPCでUbuntuを使うなら他のメーカーは棘の道って意味か。消費電力やタッチパッドの問題を無視すれば動くことは動くんだろうけど。


2012.01.08


 Brian EnoのMORE MUSIC FOR FILMSを聴いていて幾つか聞き覚えのある作品があったので調べるとMUSIC FOR FILMSでのタイトルと違っていた。なんだろうと思いググるとMUSIC FOR FILMSシリーズの収録曲目の推移に詳しいサイトがあった(http://homepage1.nifty.com/hebon/fhp/fhp_17.htm)。見るとMORE MUSIC FOR FILMSのタイトルの出鱈目さ加減がわかる。おそらく注意深く確認された作品集ではないのだろう。Dark Watersが未収録なのにDeep WatersがDark Watersと記載されているのがその最たる部分。Northern LightsがFrom The Coastと記載されているのはいいとして別作品がNorthern Lightsとなっていたりとか、ちとあんまりな仕事。このサイトの情報を元にID3情報を変える。おそらくトラック7と8はタイトルが入れ替わってるだけなんだろう。

 APLLOがMUSIC FOR FILMSシリーズだとこれで知った。


2012.01.14


 ZENBOOKのUbuntu。カーネルを3.2.1にしてみる。省電力モードでは相変わらず突然のシャットダウンに見舞われる。早く普通に使える状態になって欲しいが他力本願なので待つしかない。まぁ割とハックしている人は多そうなので安心しているが。

 3.0カーネルでも省電力向けカーネルオプションを見るようになったようだ。PowerTOPで5W代になる。ってことは3.0カーネルでも安心できないということなのか? 困ったなこりゃ。


2012.01.14


 Windows 7のhtmlファイルのアイコンが白紙になった。いったいこれはどういう環境破壊? 最近あったのはFirefoxのアップデートとExcel Viewerのインストール。犯人は誰だ?


2012.01.16


 どうも前機種Sony Reader PRS-350はEPUBの日本語フォント欠落問題を解決するためのフォント指定をするとメモリが足りないのか非常に不安定になる。現機種ではEPUBの日本語フォントの問題は無いようなので前機種だけの問題。手詰まり。

 あとXMDFでCP932とシフトJISの差分(NEC外字など)がどう扱われるという問題もありそう。自由にXMDFを作れないので実験もできない。手詰まり。


2012.01.19


 NetBeans 7.1でScalaソースファイルのフォントと色で設定を変更しても保持されない。


2012.01.21


 iPod化したiPhoneの母艦をXP機から7機に変更しようとしたところ全データを消去すると警告された。なぜ、たかが母艦を変更するだけのことでiPod内の音楽データを消されなくちゃならないのか不明。音楽プレーヤの寿命とPCの寿命が同期する必然性なんぞありゃしない。誰のせいだ?


2012.01.22


 世に多くあるHTMLはXMLとしてパースできない。XHTMLと宣言されててもパースできないものも多い。クローラはPythonでパパッと書くのでPython内蔵のHTMLParserでパースしてXMLとして破綻しない程度のものを得ていた。もう少しちゃんとした出力が欲しいので物色を開始。

 まずはJava内蔵のHTMLEditorKitを試す。どうやらHTML 3.2に無いタグは構造を破壊するようだ。<hgroup>...</hgroup>は<hgroup/>...<hgroup tagend="true"/>になる。開始と終了のどちらのタグも閉じられていることに注意。これでは全く使えない。他にも非常に癖の強いパースをするし、XHTMLは適切に扱えない。

 次にHTMLCleanerを試す。-jarでコマンドラインでも使える。しかしコマンドラインで使ったときの出力がXMLとしてパースエラーになるものがある(Firefoxで見るとエラー表示される)。HTMLParserと同じようにライブラリとしてプログラムから呼び、JavaのDOMに変換してXML出力させる。どうやら欲しい出力が得られる。星海大戦の青空テキスト化スクリプトst2aozora.pyのXML変換部分と入れ替えるとちゃんと動く。


2012.01.24


 ZENBOOKのWindows 7でAC電源接続時とバッテリー駆動時で自動的にステータスの変更が上手く行われないのでPower4Gear Hybridを削除した。省電力機能そのものはPWR Optionで有効のようだ。ステータスの変更がきちんと動くかはこれからチェック。ついでにInstantOnも削除。


2012.01.26


 ZENBOOKのUbuntu 11.10にカーネル3.2.2を入れる。そろそろ安定してくれないだろうか。まぁ、問題が解決したという話もまだない。割と困ってる。

 旧GNOMEの旧パネルのインジケータのネットワークのメニューがちゃんと開かないことが多い(割と昔からの問題)。特に無線LANが切れているときにオンにするのに苦労する。パネルが下にあるとダメな気がする。しばらく上でやってみるか。上は、馴染めない。


2012.01.26


 iPod化したiPhoneの母艦としてWindows 7機の四代目monadoに入れたiTunesが10.5だった。ファイルサーバのUbuntu機五代目alephのmt-daapdにアクセスできなかった。Webで調べるとiTunes 10.5で少し動きが変わったそうだ。mt-daapdには元々機能は用意してあったそうだが有効にしてなかったとのことだ。しかしこのiTunes 10.5対応のmt-daapdをどうするかが問題だ。Lucid(Ubuntu 10.04)向けのバイナリがどこかで配布されていれば良いのだがそういうこともない。結局ソースからビルドするのが現状一番手っ取り早い。「iTunes10.5でfirefly(mt-daapd)が使えない場合の対処法」(http://tukaikta.blog135.fc2.com/blog-entry-186.html)をほぼそのまま実行。monadoからalephのmt-daapdにアクセスできるようになった。


2012.01.28


 monadoとaleph覚書


monado(主にWindowsで使う)

初代 1995年。PC-DIRECTのPentium 100MHz。最後はPentium 150MHz。

二代目 1999年。TekramのデュアルCPUの440BXマザーボードP6B40D-A5。Pentium II 350 MHzを2つ。最後はCoppermineのCeleron 1GHzを1つ。

三代目 2005年。GigabyteのSocket939マザーボードGA-K8NF-9。Athlon 64 3200+。最後はAthlon 64 X2 4400+でTDPは89W。

四代目 2010年。AsusのAM3マザーボードM4A88T-V EVO/USB3。ケースは三代目monadoのお下がり。Athlon II X4 615e。TDPは45W。


aleph(Linuxでファイルサーバにする)

初代 1996年。安く手に入れたMicronのPentium 100MHz。

二代目 1999年。初代monadoのお下がり。

三代目 2002年。AsusのTualatinベアボーン。Cerelon 1.4GHz。

四代目 2005年。PRETECHのマザーボードPT-815ET-A。ケースは二代目monadoのお下がり。TualatinのCeleron 1.4GHzを流用。

五代目 2008年。マウスコンピュータの安物。ConroeのCeleron 430。TDPは35W。


2012.01.28


 以前ウィキペディアのポリス(バンド)の項目で、ジャズがどうしたとか書いてあり不思議に思っていたんだが、アンディ・サマーズとロバート・フリップのアルバム「心象表現」のライナーノーツにロバート・フリップの文章として「'60年代のジャズ・ギターがもたらした代用コード、ヴォイシング、進行といったものを今のリズムと組み合わせてゆく編成にえらく感激したんだ」とあった。アンディ・サマーズのギターってそうなんだと、遅まきながら理解はしないまでも知った次第。現在のウィキペディアのポリス(バンド)の項目にはジャズがどうしたとかは書いてない。スティングがジャズバンドにいたという記述はある。アンディ・サマーズのジャズ経歴の記述はない。


2012.02.08


 最近ファイルサーバのaleph(マウスコンピュータの4年前の安物ミニタワー機)のファンが時々異音を発していた。そもそも最初からときどきビビることがあったので、熱でファンがよりいっそう歪んだのだろうか。CPUファン、ケースファン、電源ファンの3つある。筐体を開けて調べると異音は電源ファンだった。電源ユニットを分解してファンを掃除しても異音は解決しない。いや、時々鳴るが常に鳴るになってしまった。応急処置としてスクラップ状態の二代目monado(ケースも独立に買ってきた13年前の自作機)の電源ユニットを分解してファンを取り出し交換した。とりあえず静かになった。

 マウスコンピュータの方のファンはhec SLEEVE BEARING D80SH-12と書いてある。ググるとYate Loon Electronicsという台湾製。最初から調子悪かった粗悪品。安物はこういうところに差が出る。

 残る問題は電源ユニット用のファンをパーツとして単体で買えるのかということだ。


2012.02.09


 小娘のインフルエンザが伝染ったのかは不明だが高熱が出た。秋田医院で検査をするが陰性。タイミングが早かったのかもしれないが明日は医院は休み。ともかく抗生物質や解熱剤を大量に貰って帰る。


2012.02.15


 「百恵伝説」をキャプチャしていて、「E=MC2」という作品を聴く。以前(おそらく20年程前に)聴いたときには気付かなかったのだが、荻田光雄のアレンジがバグルスのパクり。あぁ、山口百恵も歌謡曲の悪い風習の中にあったのだと知る。バグルスって売れたんだなぁとも。有名所のロックからも色々拝借してたし、まぁいつものことではある。山口百恵にもテクノ歌謡があったという驚き。「プレイバック Part 2」も同じく荻田光雄のアレンジで、ジョルジオ・モロダーからのパクりっぽいシーケンスフレーズがある。先進的だったとでも言っていいものかどうか。


2012.02.16


 なかなかZENBOOKのLinuxが安定しない。Sundy BridgeのRC6問題に関してカーネルチームが本気を出してきたというようなニュースもあるにはあるが、なんにせよこれから。今困ってるのはまぁ、しかたがない。


2012.02.22


 山口百恵でググるといつのまにかゴードン・ハスケルがどうしたとかいうページを読み耽るハメに。アルバム「GOLDEN FLIGHT」の参加アーティストに元クリムゾンのゴードン・ハスケルがいるという話。私は「GOLDEN FLIGHT」は友達に借りてテープに録音して聴いてたが、割と気に入ってた記憶がある。YouTubeに「MADE IN U.F.O.」があって30年ぶりくらいに聴いたがやっぱりイイ感じ。私の持ってるベストLPの「百恵伝説」の60曲には「GOLDEN FLIGHT」からの曲が全く無いような気がする。やっぱ買おうかな。


2012.02.22


 スケジューラに日本の休日を設定するのをすっかり忘れていたと気付いたのは保険組合に電話して検診の予約をしたときに「では休日の翌日になりますがよろしいですか」と確認された時だ。あぁ、春分の日がない。元旦もない。

 最初にPalmを使い始めた時からずっと毎年必ずスケジューラに休日を登録する仕事がある。年課。パームの日本法人やクリエのソニーが休暇データを配ってたりしたこともあったが、結局ググッてみつかった適当な.vcsや.icsをモディファイして使うことが多い。モジラ日本法人のサイトにもあったりするが、色々入れすぎで使えなさ加減では超一流。

 まぁPalmは死んでも.vcsあるいは.icsがいまだ生きてるって凄い。


2012.02.24


 新宿に電源ユニット向けファンを買いに行く。まずドスパラ2号店へ行くがそれっぽいものはない。次にヨドバシカメラ本店地下へ行くがやはりそれぽっいものはない。ケースファンはあっても電源ユニット向けはないのだ。3端子を2端子に変換するアダプタと一緒に山洋電気のケースファンのうちなるべく回転数の低い製品を買ってくる。ファンの値段はピンキリなのだが、山洋電気のファンは高級品。

 代々木の紀伊国屋に向かい、吉田戦車の漫画を探す。ビッグコミックと書かれたコーナーに吉田戦車はない。紀伊国屋に来たのは市ヶ谷の文教堂に吉田戦車が一冊もないからなのだが、一瞬途方に暮れた後紀伊国屋やジュンク堂は確か殿堂入りの漫画家は著者別という別物扱いされていたと思い出す。諸星大二郎は特集扱いですかという感じの著者別コーナーに吉田戦車もあった。が、吉田戦車は最新の「ひらけ相合傘」と今回探しに来た「マンガ親」しか置いてない。殿堂入り扱いなのに寂しいもんだ。特殊漫画家根本敬にも負けてるぞ。

 3端子を2端子に変換するアダプタで電源ユニット内部のファン用端子に接続するが回転しない。電圧が足りないのだろう。普通の電源端子に接続するケーブルも付属していたのでそれで接続。回転する。


2012.02.25


 なかなかサードパーティ製品がでないのでZENBOOKのACアダプタの追加は純正品をASUSの通販で入手。まぁなんだかインテリジェントな感じなのでサードパーティ製品は出ないかもしれない。


2012.02.29


 Windows 7のエクスプローラ(ファイル管理の方)で、フォルダの新規作成がウィンドウ上部に状況(コンテキスト)で変わるある種のボタンとして配置されている。が、右クリックメニューでのフォルダ新規作成と動きが違い、時間が掛かることが多いと感じていた。どういうときに時間が掛かるか発見。クリップボード(スクラップ)に沢山コピーされているときに時間が掛かる。別のウィンドウでコピーするアイテムをControl-Cなどでクリップボードに入れ、目的のウィンドウでフォルダの新規作成をするとヤケに時間が掛かる。何をしているかは不明だが余計なことには違いない。このバグ、潰してください。

 ヘルプを表示してそれがツールバーであると知る。ツールバーってアイコンが並んでるものと思ってるからとてもそうは見えなかった。確かにツールバーの場所にある。私の予想ではこのツールバーの部分は内部的にスクリプト言語を使っていてその初期化時にクリップボードのファイルの存在確認とか必要になってからやってくれよなってなコトが行われてるんだろう。でもバグはバグだ。


2012.03.02


 テレビ王国はURLでなくcookieを使って地域に合ったページを出すようだ。テレビ王国のクロールにcookieを使おうと調べるとwgetで指定できそうだ。でもwgetで要求するのはcookies.txtで、最近のFirefoxはcookies.sqliteとDBファイルになっている。ググるとcookie.rbという変換スクリプトが見つかるが、その中ではsqlite3というコマンドを呼んでる。Ubuntu 10.04 LTSのsqlite3コマンドでは上手く扱えない。sqlite3のバージョンは3.6.x。試しにUbuntu 11.10のsqlite3でやってみると上手くいった。sqlite3のバージョンは3.7.x。マイナーバージョンの違いで開けなくなる程度の互換性。おそらく作られたバージョン以下では弾くんだろう。で、無事テレビ王国のクロールにcookieを使うことができ、単に「東京」でなく「J:COM 東京(練馬)」のデータをwgetで持ってこれるようになった。


2012.03.04


 仕事帰りに西武新宿駅近所地下の福家書店コミックコーナーを覗く。「花のズボラ飯」と「マコちゃん絵日記」が平積みで並べてある。まぁ、絵が同じだしねぇ。ググってみて久住昌之関連で「ダンドリくん」が出てくる。あぁ、あの面白くなかった漫画かぁ。じゃぁ俺は読まなくていいや。


2012.03.10


マージナル・オペレーション(小説、芝村裕吏)

 星海大戦向けのスクリプトで青空文庫テキスト化してChainLP。面白い。

 「ガンパレード・マーチ」は話題になった頃にはもうどこにも売ってなくて、結局いまだに未プレイ。中古ゲーム屋で気にしておこう。見つけたとしてもプレミアム値段かもしれないが。


2012.03.10


 「ガンパレードマーチ」を念頭に置いてゲオを物色。ない。次にDRAMAにて探す。「ワンダーモモ」というか「ナムコミュージアム アンコール」を見つける。すかさず購入。PSのナムコミュージアムシリーズは残るは4のみ。次にブックオフ。「ガンパレード・マーチ」を見つける。もう面倒なのでブックオフにて購入。買ったはいいがいつやるんだろう。そもそもやるんだろうか。


2012.03.11


 ウィキペディアの記述通り「ナムコミュージアム アンコール」の「ワンダーモモ」と「ローリングサンダー」はPS2で正常に動作しない。しかしpops化してPSPで動かすと問題ない。エミュレーションでは個別の対策をしてあるのだろう。「ワンダーモモ」が遊べる状態で動くのは嬉しい。「ローリングサンダー」はPSP版「ナムコミュージアム」に収録されているので遊ぶとすればPSP版の方だろう。「キング&バルーン」や「モトス」もあり、割とPSP版「ナムコミュージアム」と被っている。PSP版「ナムコミュージアム」はPSP購入初期の頃に入手したのだが「キング&バルーン」は今までやってなかった。今回入手した「ナムコミュージアム アンコール」でPS2にて初プレイ。こんなゲーム、アーケードにあったっけ? まぁ、「ワンダーモモ」と「ローリングサンダー」もアーケードで見た記憶が無いんだが、もうあまりゲームセンターに行かなくなってたか、あるいは「ロードランナー」ばかりやってたか。


2012.03.11


ベイグラント・ストーリー(PS)

 ながらく「ゲームも出来るビデオウォークマン」となってたPSPにてPSソフト「ベイグラント・ストーリー」を再開する。「ガンパレード・マーチ」を始めるわけではない。

 ファイヤーエレメントに全く歯が立たないってとこでセーブされていた。攻略情報を漁ると武器と防具の属性を正しく合わせるというアドバイスをみつける。剣に水の属性をシールドに火の属性を強化する秘石を嵌める。普通にプレイしててそういうアイテムを持っているってとこが開発者による「そこで気付け」なんだろう。それとプロテクトの魔法で全く歯が立たない敵ではなくなり無事「廃坑 第1階層」を抜けることができた。雑魚が強くて厳しい。マニュアルを読み直してグリモアが魔法を覚えるアイテムと再認識。完全に忘れてた。


2012.03.13


 PSP-HACKSのURLが違ってると今頃気づく。勤務先からのアクセスではリダイレクトされるが家からは何故かリダイレクトされない。そもそものURLを正すことで無事アクセス可能になる。


2012.03.13


 HTMLをXMLに変換するのにorg.htmlcleanerを使ってみたという話は書いたか。それに替えてnu.validator.htmlparserを試してみる。org.htmlcleanerの問題はコマンドラインで用意されているHTMLからXMLへ変換するツールを使ったときにPythonのminidomがエラーになるXMLを出力すること。それを回避するためjavaのparserを使ってXMLを出力するプログラムを書く必要がある。nu.validator.htmlparserを少し試してみたがそういうことはなさそうだ。試験運用。


2012.03.14


 CygwinでHOMEを変更するときの注意点。単にWindows環境でHOMEを設定するとログイン時のホームが変わるが、/etc/passwdも合わせて変えないとprocmailが誤動作する。


2012.03.14


ベイグラント・ストーリー(PS)

 中盤に差し掛かりなんだか面白くなってきた。Wizardry的不毛なダンジョンRPGの良作。一本道かと思っていたがキングス・フィールドのように行きつ戻りつがある。箱庭。男と女のペアとの対決で一回目は男に全く歯が立たずボコボコにされて死亡。二回目は女に攻撃が効くとわかるが男にボコボコにされて死亡。しょうがないのでデスクトップ(タワー)機のmonadoにePSXeをインストールし、ステータスセーブを使って対決前でセーブ(フラグ立てが割りとセーブポイントから遠い)。リジェネ等魔法を予め備え女をひたすら狙って倒す。ePSXeだと奇麗な画面。「ベイグラント・ストーリー」はPS最後の大物。


2012.03.27


 PS版Tomb RaiderのようにCDDA部分を使うゲームは[CDManipulator]を[CloneCD]に書き換えてからVirtual Clone Driveでマウントする必要がある。


2012.03.27


 ZENBOOK(Windows 7 64bit)にいにしえのWindows 98時代のゲームTomb Raider IIを入れる。有志によるパッチを充てる。起動はするしある程度は遊べるが、表示がおかしい。monado(Windows 7 32bit)にもインストール。ZENBOOKのようなおかしな表示はない。ということはチップセット内蔵GPUのIntel HD Graphics 3000のドライバの問題か。monadoはオンボードだがATi(AMD)だったはず。少し残念。


2012.03.28


 Sony ReaderのアップデートでEPUB3が扱えるようになったのは良いのだが、どうも主記憶が貧弱なのか不安定になりやすい。T1は350の倍メモリを積んでいるから解決策がないわけではないが、困ったもんだ。長らく問題だった杖と鍵もちゃんと表示できる。でもT1でのEPUBのデフォルトフォントは明朝体なのに350はゴシック体。XMDFや.bookやプレーンテキストで使ってるフォントを使わない理由は何だろう。Adobeの仕様を満たさない何かがあるのだろうか。

 CalibreでEPUBにした読売オンラインの記事でルビを見つける。EPUB2で作っても基本的なエンジンはEPUB3と共通なのだろう、rubyタグがルビとしてレンダリングされていた。行間をもっと開けないとルビが前の行と重なるのは参ったな。line-height: 1.5emでもまだ少し重なる。とはいえそれ以上は開けすぎな気がする。ルビのない記事がほとんどだからねぇ。

 毎日jpがリニューアルしてRSSが更新されなくなった。加えてどんな記事でも複数ページになってしまったのでもう見ることもなかろう。さようなら、いままでありがとう。


2012.04.09


フェノメノ(小説、一肇)

 星海大戦向けのスクリプトで青空文庫テキスト化してChainLP。面白い。


2012.04.10


 PSのメモリーカードをPCで読み書きする手段として大昔は江幡さんに入手してもらった秋月のキットを使っていた。ただ、中学以来の半田ゴテ作業のイモ半田で何年かすると調子悪くなり、その後PCにプリンタポートがなくなっていったためどうにもならなくなった。代替としてメモリージャグラーUSBを使っていたのだが、割と安定性に欠けていてもっと良い手段はないかと検索していて見つけたのが「PS3用 メモリーカードアダプタを PCにつなぐ」(http://www.geocities.jp/altshibabou/win/MCRWwin.html)。まさかSony純正品のメモリーカードアダプタなんてものが実在するとは予想外。早速新宿ビックカメラでPS3メモリーカードアダプターCECHZM1を入手。メモリーカードとUSBの差込口があるだけの簡素な作り。

 monado(Windows 7 32bit)に「PS3用 メモリーカードアダプタを PCにつなぐ」のページの通りにUUSBDドライバを入れたところMCRWwin.EXEで読み書きができた。『MCRWwin 自体は出来が悪いです。』の言葉通り確かに使い勝手はイマイチなので全体を読み書きするだけのコマンドラインのツールを書く。MCRWdll.dllの動きには癖があり、API呼び出しは成功するまでリトライしなくてはならない。リトライ間隔は一応1/60秒にする。予想以上に安定したので満足。


2012.04.11


 アニマックスでまどかマギカ第10話を見ていてふと、ケロロ軍曹(マンガ)第191話の日向夏美のセリフ「ムリよ私 ほむほむじゃ ないもんっ!!」が同じ声優さんネタのギャグと気付く。


2012.04.12


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「読まなくてもいいよ56」

OSTRACISM CO.

OSTRA / Takeshi Yoneki