OSTRACISM CO.
■ 開発日記 巻之参拾八

OSTRA / Takeshi Yoneki

> 今までゴミみたいな音楽に投資してきて音楽の将来を
> 危うくしているのは他の誰でも無い消費者自身なんですからね。

 アマチュアバンドやってる友達の言葉ですが、特定の世代以降
J-POPしか聴いてないようなペラペラなバンドが増えてるそうです。
 彼は、これを、レコードのレンタルが洋楽に関して禁止された
タイミングと関連付けています。禁止してから日本での洋楽の
売り上げは低迷してたそうですし(試聴機能としてのレンタルの
重要性が明らかになったんだと思う)。
 いや、別に洋楽がJ-POPより上とか下とかでなく、聴く側も演る側も
音楽のボキャブラリーを豊富にするには、浴びるように音楽に接する
のが一番かと。
 「聴きたいなら買え、持ち歩きたいならその分も買え」では
10年後の日本のポップス界は底が割れる。今もたぶん割れてるけど。
 目先の利益のために将来を棒に振ってるのはレコード会社側であって
消費者ではないよ。

> これが将来発展して録音再生、っていう
> 機械本来の目的を侵害する所までは来るはずは無いし。

 デジタル放送のコピーワンス機能は、かなり本来の目的を
無効化しています。
 また、MDにデジタル録音できないCCCDが欧州を中心にリリース
されてきていることはご存知では。

2003.08.07

 タクティクスオウガ(SS)。
 死者の宮殿にてラドラムを仲間にし、地上に戻る。
 伝説のオウガバトル(PS)。
 マップ10クリア。やはり値段の高い女だが、プリーストの補充は嬉しいところ。ランスロットがパラディンになった。また、ゴエティックは死者の杖でネクロマンサーに。
 一度全部隊を分解し、アライメントを合わせて組み直した。ホークマンを召集し、全部隊が低空になるように配置。当面ランスロット隊は戦闘させずに都市解放にまわすか?
 もう既に1マップ数時間のサイズになってきた。規模のバランスが腐ってるな。
 タクティクスオウガ外伝(GBA)
 まったりとランダムエンカウントをしている。冬季の章最終戦に向けて買い物に行こうとしたらやたらエンカウントする。明らかに序盤に比べエンカウントしやすい。

 ケーブルテレビでウルトラマンを観る。娘は前半の地味な展開に「ウルトラマンまだぁ」と不満げ。父は動く若林映子(あきこ)を確認してご満悦。勿論ボンドガールの若林映子だ。セクシ〜。

2003.08.11

 伝説のオウガバトル(PS)。
 気が付くと死者の杖がもう1本手元に残ってた。一人ウィザードを雇い、なんとかゴエティックにしたいと画策。うまくいくか。
 普通に戦闘でドリームクラウンを手に入れた。さっそく一人温存していたアマゾネスをプリンセスにする。あぁ、スターティアラって強烈。ストーリー上もう一本ドリームクラウンが手に入るはずなのでアマゾネスを育てなくちゃ。
 アライメントがゼロのウォーレン隊。もうそろそろ中級職だけでは厳しくなってきた(以前ほど圧倒的ではなくなってきた)。最終的に捨て駒ということか。ネクロマンサーを擁するギルバルト隊が無敵になりつつある。

2003.08.13

 久しぶりにPM8500をDAWとして起動。「ネムネム」のシーケンスとスネアを録り直す。バージョン3。
 シーケンスは以前から音がキつくて取り直しが必須と思っていた。スネアはバージョン2で入れたが、どうも音色が気に食わなかった。前回入れたスネアはPCでのドラム音源向け波形を作るソフトと簡易サンプルプレーヤーを使った。今回はS-760で以前に録ったKORG KPR-77だ。
 KORG KPR-77の素の音はあんまり魅力的じゃないんだが、1.6KHz近辺を持ち上げるとグッと魅力的な音になる。
 CUBASE 3.2での録音をCUBASE 4.1でリミックスしたわけだが、全般的に音が良くなっているような気がする。気のせいかな。
 で、以前OSを入れ替えてから一度もWAVESのプラグインを使ってないと気付き、要求に従いシリアル番号を入れる。以前も失敗したが今回も失敗した。シリアル番号入力に失敗するともうシリアル番号を入力できなくなるってのはどういうつもり。勝手にデモモードだとか言ってるけど、なんなんだよユダヤ人。
 しょうがないんで、初期設定フォルダの中のそれっぽい隠しファイルを削除してやり直した。今度は無事入力させて貰えた。このへんバグってるんだと思う。

2003.08.15

 伝説のオウガバトル(PS)。
 正規にドリームクラウンを入手。これでプリンセス2隊体制になった。
 ちと問題。先にプリンセスになったハイジ隊は、通った後にはペンペン草も生えないくらいほぼ死神状態で、アライメントも最低なのだが、都市解放(本当は占拠だろ)を行ってもカオスフレームが下がらない。ところが新米プリンセスのメロディ隊ではカオスフレームが下がる。なんで?
 かな〜り昔、ファミ通だったかでオウガ座談会が掲載されており、そこで「プリンセス隊だとカオスフレームが下がらない」という情報を知った。読んだときはそもそも「プリンセスって何?」状態で、攻略本の必須な欠陥ゲームであるとつくづく理解したのであった。どんなクラスがあるかとクラスチェンジの情報は取扱説明書に書いとけ。
 で、「プリンセス隊だとカオスフレームが下がらない」というのは事実の全てではないようだ。他にも何か条件が必要なのだろう。カリスマかレベルかなぁ。
 そもそも最初からプリンセス候補として、戦力にならなくても我慢してアマゾネスのまま育てたハイジと、思わぬドリームクラウンの入手で急遽召集を掛けたメロディではかなりパラメタが違う。
 ちとハナシが些細過ぎてネットでは情報を見つけられない。
 実際のところどうなってんだろう。

2003.08.20

 伝説のオウガバトル(PS)。
 嘘書いてた。ちゃんと調べてみるとメロディでもハイジでも同じようにカオスフレームが下がる。ってことはプリンセス関連の都合の良いハナシは妄想ってことか。昔読んだファミ通の座談会をもう一度読んでみたい。そもそも何を言ってたのか確認したい。
 そんなわけで現在は拠点解放2隊で戦闘4隊なんだが、3対3くらいにすべきかなぁ。とはいえアライメントの高いキャラクタは数少ないわけで、しかもそろそろウィザードのウォーレンが引退か後継はいるのかフレイアではどうかというカンジ。
 現状拠点解放2隊で足りないという感じはない。ってことはいいのかな。天空のαやβでは最初の決算までにボスの都市以外全部解放してたし。
 戦闘4隊が強いためマップ攻略も思ったほど時間を食わない。残り資金は100万以上あるんで、困ることもなかろう。
 ドラゴンクエストIII(GBC)。
 バラモスを倒す。

2003.08.21

 伝説のオウガバトル(PS)。
 無事皇子を仲間に入れる。なんだか前列キャラばかり増えるな。死者の指輪をゲットしたんで誰をリッチにするか。イベントキャラと無名キャラのどちらかなだけだが。
 そろそろ全体魔法1回のドールマスターの引退時期か。それ以下のウォーレンは引退させている。使える前列キャラが増えるとナイトやらサムライが引退の憂き目に。
 あれ、聖騎士ラウニィーってこんなにアライメント下がってたっけ。要チェック。

2003.08.22

 伝説のオウガバトル(PS)。
 デネボア将軍を救出し、序盤・中盤・終盤という意味で終盤に入った。
 あと仲間になるのは竜牙のフォーゲルだけなので、高アライメント隊の後衛が弱いという問題は解消しない。もっとも主にボス戦での止めしか刺さない主人公隊に強力な後衛が必要かといえば、いらないかもしれない。スローンズがセラフィムになるのはレベル22なんで、もそっと先か。全体魔法とはいえ1回では弱いことは変わらないが。アライメント41のヴァルキリーの処遇がなぁ、フレイアの要求アライメント70は高すぎ。アッシュもパラディンにはなれそうにないな。
 ウォーレンはエコーのチャイムを使ってアンデッド狩りを行い、無事ゴエティックにした。しかし、死者の杖がない。エコーのチャイムは在庫ゼロ。

2003.08.25

 伝説のオウガバトル(PS)。
 地道にアンデッド狩りを粘って、アッシュ(ナイト)をパラディンに、無名ヴァルキリーをフレイアにクラスチェンジ。これで当面懸念材料はなくなった。
 MAP19ダルムード砂漠攻略中に偶然死者の杖を手に入れる。すかざずウォーレンをネクロマンサーにクラスチェンジ。あぁ、嬉しい。
 ええと、デネボア将軍が仲間になる最後のキャラクタなのね。当面彼ら(天空の三騎士・皇子・将軍)はレベルが下がらない程度に参加してもらいましょ。騎士の一人は使いすぎてアライメントがゼロだけどね。

2003.08.28

 ツクモ高田馬場店でモバイルノートHP nc4000を注文する。
 伝説のオウガバトル(PS)。
 最終面はそれまでの攻略方法を捨て、反乱軍本拠地間近の1個所のみ解放し、死神3隊で本拠地を固め、残り3隊で迂回しつつ直接ボスまで飛んだ。他の都市は一切無視。
 勘弁してよという強さのラスボスを倒し、エンディングを迎える。天使キャラが唯一活躍した場面だ。あんなに貯めてたワールドのカードが残り僅かになったが余らせてもしょうがない。
 ワールドのタロットカードが最後に表示されたのでワールドエンディング(正しいエンディング)だったのだろう。もちろんカオスフレームは100。
 良いゲームには違いないが、やはり攻略本なしではどうにもならないというのは基本的には論外。ドルアーガの塔もそういう意味では論外。
 64オウガ以来オウガシリーズでエンディングを見たのはようやく2本目だ。いいかげんタクティクスオウガ(空中庭園前で止まってる)をどうにかしろともいう。

2003.09.01

デジタルの特性
1. 完全な複製が容易
2. ネットワークによる安価な流通が可能
3. ネットワークを使っての複製の制限が容易
4. 一般的に媒体が長期保存に向かない
5. 一般的に一部のデータが破損すると全体が破損される危険が高い

提供側が1.2.の利点を消費側に享受させたがっていないのが現状。
複製の権利を実力行使で排除しているのがそもそも倫理的に問題ないのか
疑問なのだが、そこを問題点とする人は、見たことない。
というのは1.2.の長所がなかったら4.5.という短所だけが残るから。
提供側と消費側の関係は、放っておけば消費側に変に不利なように
されてしまいがちなのはCSSやリージョンコードやCCCDの例で明らかに
なったので、どうあるべきかを考えるのは、消費側からも必要なことで
あろうと。

2003.09.05

レコード会社はCD導入時、原盤品質のものが流出すると
言って渋ってたよね。
DATやMDは当初CDと互換のない48KHzにさせられたし、
SCMSなんつー不便なものを付けさせられた。
レコード会社は新しい技術には昔から文句を言ってるよ。

OSの入れ替えもできない音楽配信とか、MDにダビングできない
CCCDとか、最近はレコード会社側の動向がかなりおかしくなって
いるのも事実。

そうまでして買ってほしくないのかと思うことも多い。
甘んじて受け入れるべきこととも思わない。

2003.09.05

 奇数の年の今年のパソコンは歴代初のノートPC。HP nc4000だが、届いたその日にバッテリーを付けたままメモリを増設しようとして起動しなくなった。修理中。
 しょうがないので、DAW構築作業は現デスクトップPC(ミドルタワーなので実際は机の上にはない)にて行う。

 PM8500とRoland S-760とS-760用HDDを直接接続して、ソフトでS-760のサウンドをMac側に取り出す。以前サンプリングしたKorg KPR-77のサウンドをPCのソフトサンプラーで使うためだ。
 どうもスネアの音が変だ。スネア以外の音は変じゃない。でもPeak LEで開こうとすると-39のエラーがバンバン出る(最終的に開けるけど)。いったい何なんだろう。
 しょうがないのでKPR-77実機を引っ張り出してきて録音しなおした。聞き比べるとS-760から持ってきたサウンドはやけにノイズだらけだった。サンプリング時の環境の問題かS-760のA/Dコンバータの問題かは不明。マシンノイズを拾いやすいケーブルでも使ったか?
 結局全部録り直し。クラップとシンバルの音はKPR-77が死んでて録り直せなかった。

 ついでに初期S-760に付属したCD-ROMに入っていたTRシリーズの音も救出。付属CD-ROMそのものはヤマナカから借りたんで手元にはない。私はかなり初期にS-760を買ったんだが、CD-ROMは付属しなかった。いまでも残念に思う。
 TRシリーズの音も、909のスティックや606のハイハット(閉じ)が変だった。長さが短いと何か変なのかもしれない。SonosphereのSamplifierのバグなんだろうけどなぁ、もう長いことバージョンアップもバグフィックスされていない。結構いろいろとバグってんのよ。
 素直にLEじゃないPeakを買えってコトなんだろうけどさ。

 LoopAZoidにてドラムキットを組むが、微妙に使い勝手がなんだかだな。組んでしまえばオッケイなんだろうが、同じ手順をまたノートPCでやんなくちゃいけないのね、多分。
 でも、何気なくリズムボックスが復活して嬉しい。S-760の役割はほぼ終了。

 Roland S-760でサンプリングした音を今回TASCAM US-122で録音したものと比べると、結構ゲツゲツした荒っぽい音だ。A/Dの品質の差なんだろうか。純オーディオ的にはアレなんだが、これが特有の癖として、楽器としての味わいになってるんだろうな。S-760を使うとどうも楽曲が耳にトゲトゲしくなるのはそういうことなのね。

2003.09.18

 ノートPCを簡易DAWとして使おうかと思い立ち、奇数の年のパソコンとして注文したのが先月9月1日。2週待たされ(ツクモの手際が悪い)、やっと手に入れたと思ったらメモリ増設のミスで故障。修理に出して2週経つがいまだ手元にない。
 ノートPCに使おうと買ってきた簡易DAWソフトSteinberg CUBASIS VST 4とI/FのTASCAM US-122はしょうがないので既存のデスクトップ(ミドルタワー)PCで使っている。
 音楽リハビリとして「モンゴロイドが来るぞ!」のリメイクを始めた。まずは大雑把にYAMAHA QY20で打ち込みをした。しばしばリセットしてたんだが、どうも電池が液漏れしたときの薬品が端子に残っていたようだ。分解して掃除したら症状はなくなった。
 CUBASISにQY20のMIDIデータを移植しようとして困った。CUBASISはMIDI同期スレーブにはなれないようだ。いくら初心者向けだからって省略していい機能じゃないでしょ。
 たいした手間じゃないし、そもそもかなりの微調整が必要なんで改めてCUBASISで打ち込んだ。
 QY20をMIDI入力鍵盤にするとベロシティー値が88になる。これは変えられないようだ。CUBASISでマウスで書き込むとデフォルトベロシティー値が128になる。これも変えられないようだ。いくら初心者向けだからって省略していい機能じゃないでしょ。
 CUBASISでのリストエディタは一見打ち込みに使えそうだが使えないシロモノ。パソコンのキーボードだけでは編集できない。必ずマウスが必要。大量にMIDIデータの調整をするのには向かない。CUBASEも同じなので大昔からSteinbergプロダクト全体の問題なのだろう。いいかげん使えるようにしなさい。
 パソコンのキーボードを楽器のキーボードにするソフトからのMIDI信号で打ち込み出来るかと思ったがこれもできなかった。バックグラウンドになるとステップ入力できなくしているようだ。ううむ。
 結局音楽キーボードを接続してリアルタイム入力してクオンタイズを掛けるというスタイル以外は許されていないってことだ。昔のCUBASEから変わってないのね。きっとCUBASE SXでも同じなんだろうなぁ。憂鬱。楽器なしで打ち込みやすいシーケンスソフトって何かあるんかな。
 実際に録音を始めるとUSB Audio I/Fのレイテンシが気になるようになった。MacではPCIのボードのI/Fだったんでレイテンシは気にしたことがない。
 外部の音を録音するときはソフトでモニタしないよう気を付けないといけないが、「モニタ機能オフ」にすると録音レベルがわからないという仕様。おいまて(inボタンで可能だってのは後に知る)。
 MIDI鍵盤を押してからソフトシンセで音が出るまでのタイムラグが体感できるってのもレイテンシの問題。リアルタイム入力にソフトシンセはあまり使えない。
 CUBASE/CUBASISはテンキーが使えないと恐ろしく使いにくいDAWになる。PCのキーボードはテンキーのないコンパクトタイプを使ってるんで、恐ろしく使いにくい。しょうがないんでremapKeyでテンキーの一部とPageUp/PageDownをF7〜F12に割り振った。ノートPCもテンキーがないんで同様の処置が必要とみている。いや、実は安物の外付けテンキーを買ってたんだが、数字キーがテンキーとしてではなくキーボード上部の数字キーとして認識される変な製品で、なるほどジャンク扱いなわけだと理解した。ともかくCUBASE/CUBASISでは使えないのである。CUBASE/CUBASISは「1」を要求するのでなく「テンキーの1」を要求する。勘弁してよな仕様だ。テンキーはいきなりゴミ。
 試行錯誤してて、テンキーでない「9」で録音「0」で再生と判明。こういうことは説明書やヘルプに書いといてくれよ。
 ともあれ、CUBASISはシンプルで良く出来たDAWだと思う。Cakewalkは最初に音が出るまでが大変(インストゥルメントの概念と整備が難点)だが、CUBASE/CUBASISはそういったことがない。ただ、ない機能はきっぱりない。グルーヴクオンタイズがないのが微妙に痛いが、CUBASEのグルーヴクオンタイズも微妙な出来なんでなけりゃないで手でやる。いやホントにMIDI関連の機能がないね。トランスポートもない。全選択してドラッグするからいいんだけどさ。
 VST FXが2、VSTiが4の制限は厳しいとは思う。でもプロテクトがないってのが気楽。
 そうそう、波形編集が外部ソフトのWaveLab Liteお任せなのはCUBASEより良いかも。正直CUBASEの波形編集はなんだこりゃだし。最新のSXでどうかは知らんが。

2003.10.01

 ようやく奇数の年の新パソコンHP nc4000がマザーボード交換の末返ってきた。結局注文からまる一月以上経った。
 で、起動して喜んだのも束の間、WindowsXPがアクティベーションしろとのたまう。ログインも出来ない。前回XPインストール直後にメモリを入れて死んだので、アクティベーションはされていない。インストールから2週以上経っているからアクティベーション要求をしてるのだろう。糞である。
 しかも、マシン固有のドライバをインストールする前に死んだので当然ネットワーク接続できない。MSが土曜日の夜にもアクティベーションの電話受付をしてるかどうか不明だが期待は出来ない。
 そんなわけでXPを再インストールした。

2003.10.05

 作り直し「モンゴロイドが来るぞ! 2003」完成。
 今年のパソコンのノートPC HP nc4000が入院したあたりからQY20で構想を固め、デスクトップマシンで大部分録音し、ノートPCが返ってから環境を構築、完成に至る。電車でモバイルDAWもしてたりする。
 今回の自己縛りはPC内完結。ハードウェアのシンセサイザは一切使っていない。使ったのは全てソフトシンセ。ただしリズムボックスの音は実物からサンプリング(KPR-77とD4)した。あと、ボーカルはいつも通りVestaKozoの14ビットディレイを使っている。今回唯一のハードエフェクタ。
 ディレイを通すとかなり音が痩せるんだが昔からこうだっけ。素子が劣化した?
 使ったソフトはメインがCUBASIS VST 4.0。プラグインはJX16とVox VocoderとDX10。あとはLoopAZoidをリズムボックスにして、Universal Sound ModuleとSynth1とSUPERWAVE P8を少々。とてつもなく誰もが使っていそうなシンセだ。私の音楽的にはこの程度でほぼ不自由ない。
 SUPERWAVE P8はまだかなり不安定なんで当面は使わないであろう。
 さて、次は何をしよう。

 Digital8のハンディカムが壊れていてテープを食うと判明。修理に出す。
 VictorのDVからPCにキャプチャすると最終的に音声にプチ音が入るのは、どうやら音声データエラーがあるらしいと判明。DVEMCでチェックしての結果。しかし、これ修正できないもんかなぁ。AppleのiMovie + iDVDはどうやら自動修復だかただ単に0にしてるのか不明だがプチ音が入らないようにしてくれている。こういう細かい気遣いがスペックではわからないソフトの実力差だよね。

 nc4000にSlackware 9.1を入れる。Etherドライバはwww.broadcom.comのがちゃんと動いた。サスペンドでコケるんだが、カーネルの再構築で直るかどうかは不明。X11は設定なしで動いた。
 だいぶ左手の掌が当たる部分が熱いんだが、ノートPCってこういうのは仕方がないのか?

 だいぶXPにも慣れてきた。明日はおかあさんといっしょで平沢作品を録画する予定。

2003.10.13

 どうも「モンゴロイドが来るぞ! 2003」の音圧が弱い。KORG KPR-77のサウンドをリズムの中心に置いたのが原因とわかっている。当時のリズムボックス、特にKPRはピークは高いくせに音圧がない。他の音にまぎれてマスクされやすいのだ。なので、リズムボックスをちゃんと聴けるようミックスすると全体の音圧を下げるしかないのである。リズムボックスを使ったポップスのリズム音が妙にコンプ臭いのは音圧を稼ぐためだろう。
 で、試しにSoundEngineでコンプ+オートマキシマイズをかけてみた。音色的な変化は私の耳ではほぼ不明。バスドラの雰囲気が変わったかもしれない。しかし、かなりの音圧を稼ぐことができた。KPR-77を中心にした作品はDAW導入以降初めてであり、他の作品に比べてかなり音圧が弱かった。
 問題はこれをマスターにすべきかどうかだ。気持ち的には否定したいが、大差あるわけではない。まぁ、しばらく試聴しよう。

2003.10.15

F-ZERO GX(GC)
 セガが作ってもエフゼロはエフゼロ。デイトナUSAのチームが作ってもエフゼロはエフゼロ。なかなか一筋縄ではいかないところもいつも通り。これやっちゃうと64版できなくなっちゃうんだろうなぁ。ノビスはクリアしたんで今はスタンダード。好きなんだよなやっぱ。
 でっかいメモリを買ってきたんでそっちにデータを移動しようとしたらできなかった。なんでぇ? なんのためぇ? 名越さんどうして?
ギフトピア(GC)
 ママが買ってきた。moonの西さんが作ったそうで、きわめてmoonだけど、どうぶつの森的なほのぼのさ加減がいいんだろうか。ところどころシェンムーに対する嫌味ですかいと思える部分があるが、きっと製作者側は意識していないであろう。ママと奪い合いだったのが3歳の娘まで参加している。ある程度進んだパパのデータを使って遊んでいる。最初はポックルの家に帰ることさえできず、ネムイネムイオバケに捕らまったとたんに大泣きになったが、最近はちゃんと帰って寝ている。セーブも覚えた。パパは内緒で一度クリアしたんだがいまは蛙集めを。
ルーン(GC)
 主人公は女の子なんだが、オカマ走りをする。ってことはエヴァーグレイスエンジンの移植だ。その時点でもうダメなんだが、しばらくやってみて面白みを全く感じない。困った。なんでこんなに面白くないんだろう。

2003.10.16

 Avid Free DVがどんなもんか見てみようとしたのが悪かった。
 Avid Free DVインストール後起動してみると、やれ電源設定が適切でないとか(だってノートだし)やれキーボードのキーが足りないとか(CUBASISに合わせてF11とF12はテンキーの1と2にしてある)やれ広告を見ろとかくだらない文句を言ってくるかと思えば、画面が変だ。よくよく調べるとCPUが100パーセント消費されている。なんじゃいこれは。何度かPCの再起動もしてみたが、ある程度まともに起動したのは1回のみ。大抵は何をしてるかわからないがCPUを100パーセント消費したまま。
 こんなのに付き合うのもばかばかしいので速攻アンインストールした。
 翌日、「おかあさんといっしょ」からキャプチャした「地球ネコ」を見ようとしたところMedia Playerが「cpuinf32.dll」がないとか言う。マジ。どうやらAvid Free DVが勝手にアンインストールしたらしい。いや実際には「削除してよいか?」のダイアログは出したんだろうが、ってことは元々あったシステムのファイルを勝手に上書きしたんかい。悪劣。
 cpuinf32.dllそのものはIntelのサイトにあって簡単に手に入れることができた。
 で、本当になくなってるのか確認のために犬で「検索」をしたところ「検索コンパニオン」というタイトルに「!」だけのダイアログが出てどうにも検索してくれない。マジ。
 しょうがないんで「システムの復元」で3日前すなわちAvid Free DVインストール前に戻した。しかしそれでも検索はできなかった。検索できないのはAvid Free DVとは無関係ということだ。
 Webで情報を集めたところ、結局Microsoftのサイトに記述があり、レジストリを書き加えると無事検索するようになった。良かった良かった。
 cpuinf32.dllを探すとC:\Windows\system32にちゃんと復元されていた。Uleadのソフトが自分のところのディレクトリに抱えているものもあった。「地球ネコ」も特に文句もなく再生された。
 ふぅ。教訓はなんだ。

2003.10.22

 例に漏れずVSTiを漁ったわけだが、ほとんどがアナログモデリングシンセサイザーで、これは開発の負担をかなり低減するとおぼしきSynthEditの存在が大きい。ようはJP-8000の役割を担うソフトシンセはあるが、SY77の役割を担うものがフリーにはないようだ。D-110の役割は概ねアナログシンセ寄りだったので問題ない。ベースの音を作ればいいだけだ。
 SY77ってのはようはフィルターの可能なFMシンセとエディットの可能なPCMシンセって意味だ。商品ならあるんだろうか。FM7ってDX7シミュレータだからフィルターはなさそうね、どうなの。商品のPCMソフトシンセって実在するんだろうか。いわゆるGM音源で工夫すれば概ねオッケイだとは思うが。どうしても欲しけりゃ実機を使うからいいんだが、ガリが来ててエディットに耐えられるかどうか不明。MOTIFでも買えってか。
 ピアノの音だけなら結構いろいろ見つかる。リアルな音が欲しいわけじゃないからPCMシンセなんていらないのかもしれない。ああ、でもコーラス音だけはなんとかしたいな。

 ちょっと調べると本家SteinbergがPLEXってPCMソフトシンセ出してるな。
 あ、FM7はフィルタあるわぁ。

2003.10.22

 ソフトシンセの最大の問題点は発音の遅れだ。サウンドカードあるいはそのドライバのレイテンシが主な原因。デスクトップマシンならばボードタイプのまともなオーディオ装置を選べばこの問題は大部分解消される。しかしノートにはあまり選択肢はない。ASIOドライバを持つポータブルなCardBusオーディオインターフェースは事実上Indigoシリーズしかない。あとはポータブルでなくなるという欠点がある。
 あまり考えずにTASCAM US-122を導入したが、やはりこれだけでは厳しい。MIDIとオーディオ入力に関してはこれでいいんだが、出力が遅れるのはなんとかしたい。入力と出力を別々の装置にするのが手だ。Indigoシリーズの出力専用の意義がわかった。もう幾つか製作をやってみてどうにも我慢できなかったら導入だな、こりゃ。録音したい音で演奏できないってのはかなりストレスではある。
 PM8500 + 1212I/Oでこのへんが気にならなかったのは、レイテンシが低かったことと、そもそもソフトシンセを使わなかったからだろう。実際やってみればどうなのかがわかるが、マック向けのフリーのソフトシンセの選択肢はかなり狭い。
 とりあえず数作はPC内完結という縛りでやってみようと思う。

2003.10.29

 録音機器が好きだという気持ちを分析すると、レベルメーターが好きだという点に到達する。コンシューマーのオーディオ系機器でレベルメーターを持っているのは普通は録音機器だ。録音するという機能もさることながら、針が振れる(あるいはLEDが光る)という動きに憧れがあるのだろう。
 安物のラジカセ等レベルメータのない録音機器は私には欠陥品にしか見えない。コンパクトタイプのDVカムコーダーは普通は音声のレベルメータなんぞ積んでない。魅力半減であるが実用品なので良しとする(そもそもレベルを決められない)。コンパクトタイプのDATレコーダーにはレベルメーターがある(液晶だが)。嬉しいのだがもはや機能が実用的でない(バッテリーがヘタってしまっている古い機種なんで簡単にはバッテリーが手に入らない、が、そもそも音を録音するだけの機器を持ち歩く動機がない)。
 大抵のシンセサイザーにはレベルメーターがない。シンセサイザーはツマミの量で私を満足させるのでこれも良し。80年代中盤以降のツマミのないシンセサイザーは魅力という点はもちろんのこと実用的にも疑問がある製品群だった。
 中学生のころ短波ラジオを聞くのが流行した。いや、たぶん聞くのがでなく短波ラジオを持つことが流行したのだろう。松下のクーガーの機械式の2段速ダイアルは私のツマミ心に直撃。もはや機能性なんてどうでもいいのである。ジョグダイアルっていいねぇ。謎のツマミも多いしもちろん謎のメーターもある。
 メーター心を大きく満足させた機器を手に入れたのは大学に入ってからで、FOSTEXの4CHカセットMTRである250AVだ。普通なら250なのだがなぜ250AVかといえば、多少安く売ってたからだ。250と250AVの違いは倍速かどうかだけ。
 250AVには針のレベルメーターが4つも付いている。針ですぜ旦那。

 CUBASEやCUBASISにはたくさんレベルメーター(とフェーダー)が付いていて嬉しい。ただ、メーターはまだしもフェーダーはやはりソフトでは操作性に難あり。DAWコントローラが各種出てくるわけだ。

 そんなわけで、私の憧れの人物は「ビートルズを騙した自称音響技師」だったりする。

2003.10.29

 ちょっと考えるとソフトシンセオンリーという縛りはあんまり意味がないように思えてきた。かといって今D-110の音を使うかといえば使わないだろう。SY77のコーラス系の音は躊躇せずに欲しけりゃ入れればいい。
 むしろ問題は、新しい作品を作るための動機の方だ。次の作品はリメイクか新しく書くかだ。旧作ならハムラビ仮面が第一候補だが、新作を作るのが最もリハビリ度が高い。
 動機がないよなぁ。

2003.10.29

 スラッシュドットジャパン kinnekoの日記の10/13に

『HUNDOSHI-EDIT
3.0.1
http://www.ne.jp/asahi/techno/ostra/down/down.html

拡張子が html のファイルをドロップするとエラーでダメ。』

とあった。何かバグってるらしい。
 「ファイルをドロップすると」ってのは多分windowに対してってことなんだろうけど、やってみたら確かにバグってた。まぁ、どういう動きを予測しているかは不明だが、ともかくバグってる。想定している動きは「ファイルの中身が挿入される」なんで、きっと予測と違うんだろうな。
 C/C++化したときのバグなんだろう。調べると実際そうであった。ついでにYamashitaさん指摘の「隠す」問題を修正し、あとは何かあったか。「タブ表示」問題は修正してたよな。

2003.11.01

Subject: Terminal
To: Tomonokai
Date: Fri, 07 Nov 2003 03:38:06 +0900

 Pantherへの移行ほぼ終了。ことえりの学習がまたリセットはいいとして、
Terminalで日本語がちゃんと使えるのがなんといっても嬉しい。
 ダメだと思ってたパチNiigataフォントも使えるし。
 FireWireディスクは慎重に扱ってます。

#一番嬉しいのは右上に米国国旗を見なくてすむことかも

 ノイ!のオリジナルアルバム3毎をCDで買い直したことは書いたっけ。
 最もポップス寄りかつもはやこれはラ・デュッセルドルフでしょというアルバム'75のHEROが英語で歌っていると唐突に気付く。HEROはヘーローではなくヒーローなのであった。無茶苦茶ドイツ訛りの英語だけれど。CHA CHA 2000みたいに英語と独語が混ざってる可能性もなくはない。

2003.11.11

 iTunes for Windowsをインストールしてからノートパソコンの終了に時間が掛かるようになった。電車等でちょっと使うってのに不便。
 iTunesは2つNTのサービスをインストールする。その片方がGEARSecurityという名前のサービスなのだが、どうやらCD関連の動作に必要らしい。これを停止すると素直に終了するようになった。頼みますよアップルさん。
 もうひとつはiPod Serviceという名前のサービスで、名前の通りiPodの監視のためのサービスだ。両方とも不要なので停止。
 しかし、GEARSecurityを中止するとiTunes起動時に警告が出るようになった。勘弁してくださいよアップルさん。
 で、たぶんこのGEARSecurityがWindows2000を殺してたんだろうなぁ。

2003.11.11

iTunes for Windowsインストール後、PCのシャットダウンに時間が掛かるようになりました。NTサービスのGEARSecurityを停止したところ元のスピードでシャットダウンします。
GEARSecurityの実装上の問題かと思われます。対処修正をお願いします。
また、GEARSecurityが修正されない間、GEARSecurityなしで運用するため、起動時の警告ダイアログを出す・出さないを選べるようにしてください。

2003.11.11

 ノートPCにRealOnePlayerをインストールした。相変わらず環境破壊しまくりの電波ゆんゆん迷惑ソフトであった。迷惑ならインストールしなけりゃいいんだが、そうもいかないのが昨今の事情。
 CDを入れても何もしないようになってたのはRealOnePlayerに起動してもらうためじゃないよ。拡張子の関連付けを設定していないファイルはことごとくRealOnePlayerに関連付けられるってのは何なの。もそっと控えめになってくれよ。

2003.11.13

Subject: HAMMURABI
To: Satoshi Ikeda
Date: Fri, 21 Nov 2003 23:14:56 +0900

 1984年のHAMMURABI IN BABYLONIA収録のHAMMURABI IN BABYLONIA
(バージョン2)のタムのパターン聴き取れるかなぁ。
 単独で入ってないからマスクされてようわからん。
 KPR-77はピークが高くて音圧が低いという典型的ダメ楽器だからだけど。
 いやまぁ、同じパターンにする必然性もないし、そもそもKPR-77使い
始めの頃のデタラメな使い捨てパターンだけどなぁ。
 ヒントとしてはKPR-77のタムはハイとローのみ。

 monado(自作PC Celeron 1GHz)が調子悪い。Uleadのアプリやら、iTunesのインストーラを起動するとフリーズする。この際なので筐体を開け、BIOSが対応できない120GB HDDを取り出し替わりに35GB HDDを装着、掃除機で埃を取って、各種ケーブルもきっちり差し直したところ、とりあえず問題はなくなったようだ。35GB HDDをはずして120GB HDDを入れるついでにorganon(PowerMac G4)も掃除。どちらも埃だらけである。
 120GB IDE内蔵HDDと別に120GB FireWire外付けHDDもあり、自作PCではそれをビデオキャプチャーのワークに使うことになる。ノートPCのthebes(hp compaq nc4000)向けFireWireカードも特には問題なく、FireWire外付けHDDは当初の予定と変わってPC側で使い回す。元々はorganonとethica(PowerMacintosh 8500)で使い回す予定であった。
 いやまぁ、ethicaにわざわざFireWireボードを入れたんだが、マトモに使うにはMacOS 9にしなくちゃいけないらしく、しばらく放置してた。しかし、thebesのDAWマシンとしての性能が予想外に実用的だったので事実上ethicaは引退状態(よく考えたらthebesは我が家で最速のマシンだから当然だ)。でもまぁ、iTunesでCCCDをリップできるかのチェックのためにMacOS 9を入れた(G3以前のマシンは9.1で終わりなのね)。
 ethicaでのCCCDリップはマウントに時間がかかるが成功。とはいえ内蔵CD-ROMは元々4倍速だったのでAppleのパーツ部品らしきちょっと速いドライブで置き換えてある。速度以外は松下寿である点も含めほとんど同じなので元々のドライブでも可能ということだろう。

 現在メインマシンは5台。上記4台に加えサーバのaleph(ベアボーンPC Celeron 1.4GHz)で5台。
 あとはママのneve(iMac)と娘のpapyrus(PowerBook G3)。ママのidora(PowerMacintosh 6100)とvax(DEC PC Pentium Pro)は長いこと動いてるところを見たことがない。

2003.11.27

 PM8500へのMacOS 9.1インストールメモ。

 PM8500には9.2.xはインストールできない。最後のOSが9.1。
 CPUアクセラレータと「内蔵GCアクセラレーション」がバッティングするので、「内蔵GCアクセラレーション」はハズさないといけない。しばらく気づかず、9.1を入れたことを後悔したものだ。わりと有名な問題のようだ。
 CUBASE4.1r2で要求されるシリアル番号はオーソライズコードとは別で、レジストカードに記載されている。ただしSerial#のところの番号そのものでなく、カードの下の方に書いてある0で始まる省略形である。ナニこれ。
 CUBASEのオーソライズコードは英文字の大小、ハイフンも含めきっちり同じものを入力しなくてはいけない。全部大文字のくせに莫迦か。
 IE4.5のデフォルトではKORGのサイトにアクセスできない。多分FLASHのバージョンのせいだが、IE5を入れたので実際どうかは不明。
 ファイル共有はover IPだとAppleTalkを使わなくて済む。MIDIとLANが共存できるということだ。これは8.6でもできたはずなんで気づいてなかっただけ。とはいえ、Ethernet内蔵マシンのAppleTalkがプリンタポートを潰す理由が不明。歴史的経緯は知ってるがやはり不条理。その後はプリンタポートがなくなったからウヤムヤ。
 Ethernetボードを入れててもデフォルトは内蔵なので変更しておかないとネットワークが使えない。しばらくなぜブラウザが使えないか悩んでしまった。

2003.11.28

 WOWOWで以前から思っていたのだが、どうにも薄膜一枚被せたような画質でかつ変なハムノイズのような音が常に入っている。なんだか品質悪い。スカイパーフェクTV品質に比べれば極上クラスとは思うが。
 Queen特集をキャプチャしてて気づいたんだが、どうやらこのノイズはスクランブル放送のみの問題だ。スクランブルされていないCM等はノイズがない(WOWOWは有料放送の掟として商品広告ではなく全部番宣だが表現できないんでCMとした)。そもそもキャプチャした映像を何度も観るとスクランブルの入るタイミングでガクンと品質が落ちる。あららら。
 ウチのデコーダ(ケーブルテレビチューナ)の問題の可能性はあるが、多分「品質を落としてでもプロテクト」ってことだ。CCCD以前にもコンテンツの品質を犠牲にしたプロテクトがあったんだねぇ。しかも技術的にはかなり古臭くて迷惑なプロテクトだ。もうどうにもなんないの? 儲かってるようにも見えないから無理かなぁ。

 話は変わるが、コピープロテクトは一般ユーザの私的複製の権利を著しく侵害してるのに、一律にプロテクトを破ってはいけませんって法律はなんなんだ? 家と自動車両方に2枚CDを買えっての? 家でステレオ装置の前で鎮座して音楽を聴く生活に戻れっての? 家でテレビの前に鎮座して放送時に番組を観れと本気で言ってるの?
 コンテンツを持ち歩けるようにすることで聴く時間を増やして売り上げ増につなげたんじゃなかったの? 持ち歩くのがウォークマンじゃなくて電話になったから売り上げ落ちたんだろ。
 タイムシフト視聴や保存版的ビデオ録画を否定したら、テレビというメディアが大勢の中の一つに成り下がるだけなんだがなぁ。私はテレビに関しては成り下がって欲しいと思ってるクチだがな。
 昔、地上波でYMOのライブが放送されたのはそれしかメディアがなかったからだよなぁ。今、SketchShowのライブはDVDで観た。DVDのコピープロテクトはそれはそれで問題で、更なる問題がリージョンコードだがな。

 米国でしか公開されなかったスーパーマリオの馬鹿映画(リージョンコード1)を、DVDプレーヤーに対する謎の呪文なしに普通に観せて欲しいぞ。誰のせいだ?

 P2Pファイル共有で、売り物を晒したら逮捕ってのはわかるが、「売ってないもの」を一律に取り締まるのはどうかと思う(まだ売ってないものでの逮捕はない)。タイムシフト視聴の延長線上にある使用法も否定されてしまう。放送局側は否定したいのだろうが。
 むしろ有料放送以外の放送は全てインターネットにも流すのを義務化すべきなんだがな。民放は無理でもNHKは議論されてしかるべき立場だぞ。コピーワンスとかタワゴト言ってるみたいなんで、アナログ放送が完全終了したら受信料を払うのは止めるつもりだがな。B-CASカードの付いて来ないテレビを売ってくれるかどうかの問題はあるな。
 テレビはゲームやビデオのモニタとして必要なんでね。

2003.11.28

 先日どこぞの銀行から間違いFAXが送られてきたんだが、送ったつもりになってる番号の先頭に3を付けると後ろが余るがウチのFAX番号になる。03-abcd-wxyzに送ったつもりが外線0発信で3abc-dwxyに接続してしまったようだ。ウチの番号はもちろん3で始まる。
 いやまぁ、放置だけどな、こんなの。

2003.12.03

 困った。久しぶりのTombRaider新作(美しき逃亡者 PS2、俗称TR6)が面白くない。もっさりとした動き、しかも思った方に動かせないってのが最悪。視点でキーの効く方向が変わるなんて、マリオじゃあるまいし。
 しかも今はレリクス(ファミコンディスク版)を思い起こさせる程に頻度の高い+時間の掛かるロードに付き合わねばならない中途半端なアドベンチャーエリアにいる。勘弁してよ。
 確かに出来の悪いバイオというのが当たってる。
 コアデザインの社長も開発メンバーも入れ替わってるというハナシもある。次期TRは別の会社に発注したとのハナシもある。もう元々のシステムという意味での新作TRは遊べないということだ。今作は私が遊ぶ最後のTRシリーズになるかもしれない。
 ともかく、TR6は失敗作だった。

2003.12.08

 Victor GR-DVX600Kを購入してから1年半。ビデオとデジカメの融合を夢見て挫折していたわけだが、今度こそということで、Canon IXY DV M2を購入。予備バッテリーを加えて11万円ほど。購入店は前回と同じ新宿西口ヨドバシカメラ。
 いやまぁ、先日SONY DCR-TRV110K(Digital8)を修理したばかりだから現役で稼動可能な似たような機材が3台になってしまった。なんだかなぁ、どうしちゃったんだろう。
 前回は「コンパクトなビデオカメラが欲しい」という正当?な理由がなくはなかったが、今回は「ビデオカメラ一台でデジカメまで含めたい」という微妙な理由。FUJIFILM FinePix40iが大きいのかといえば小さいとしか言えないしねぇ。
 Canon IXY DV M2に必要なルクスは他機種に比べ大きい(24ルクス、他機種は10〜15ルクス程度が多い)。すなわち暗いところに弱いということだ。解像度の高いCCDを使うと光が足りないという問題がでる。実際夜に部屋の中で蛍光灯でビデオ撮影するとGR-DVX600Kに比べ微妙に絵が荒い。
 で、問題のデジカメ機能だが、昼間の野外やフラッシュを焚いての室内の撮影だとFinePix40iと比べ遜色ない程度には普通にデジカメの絵になる。FUJIFILMとCanonの絵の傾向の違いはもちろんあるので好みの問題ではあるが、好みの問題にまで来れたところが嬉しい。ただし、夜の蛍光灯でのフラッシュなしでの撮影では悲しい絵になる。ともかくこの機種は光が必須なのである。FinePix40iはフラッシュなしでも結構ちゃんと写る。
 結局DCR-TRV110K→GR-DVX600K→IXY DV M2の順にどんどん暗いところに弱い機種になってしまっているのは、小さくするとか解像度を上げるとかの要求が感度を犠牲にしてしまうからだろう。悩ましい。
 あ、一つ重要点。GR-DVX600Kは外見がやぼったいけどIXY DV M2は格好良いと思う。こういう点はモバイルツールにおいては重要。あと、微妙に軽いのも嬉しい。
 とはいえ2ちゃんでは悪口多いな。ビデオカメラとしての性能を犠牲にしてデジカメ機能を強化しつつも、現在の単品デジカメには全く及ばない半端な機種だからなぁ。しかもそういうのが売れるってことで、無意味にCCDの画素数だけ多くして性能を悪くする機種が沢山リリースされるのは面白くないだろうな。
 でも、子供の記録のためのパパ向け機材は性能でなく使い勝手の方が優先されるし、そっちがマジョリティ。世の中マニアの何倍もパパがいるからね。パパはカメラを2台も持ち歩きたくないのよ。

2003.12.15

 勤務先の近所の牛丼屋はすき家なのだが、妙にメニューが細かい。トッピング付の牛丼に加え変なセット物が多い(ようだ)。でも、面倒なので私はメニューを見ない。「大盛り・卵・味噌汁」と伝えるのみだ。
 大盛りと卵と味噌汁を単純に足すと500円になるのだが、どうも牛丼セット大盛りだと480円らしい。牛丼セット大盛りは「大盛り・卵・味噌汁・お新香」という内容で、ようは「大盛り・卵・味噌汁」のスーパーセットなのである。で、会計時に500円のときと480円のときがある。
 すき家のメニューはやはりバイトにとっても複雑なんじゃないだろうか。慣れたバイトだと「セット大盛りでよろしいですか」とか聞くし、更に慣れたバイトだと何も言わずセット大盛りを通す。
 イレギュラーな注文をしてるのは私のほうなので500円でも480円でも気にしない。セットにされて嫌いなお新香が盆に入って来るのは20円のペナルティだと思っている。もちろん食ったことはない。
 いやまぁ、それだけ。

2003.12.19

 モバイルDAWマシンとしてHP nc4000を導入したことは書いたか。

 「モンゴロイドが来るぞ! 2003」はソフトシンセだけでどうなるのかという実験として制作した。現在のVSTiでの制作はむしろ昔あった制約が取り払われるといえるくらい融通の利く環境だ。
 使ったのはSteinberg Universal Sound Module、Steinberg vb-1、mda JX16、mda DX10、mda Vocoder、Daichi Laboratory Synth1、christopherg SUPERWAVE P8、LoopAZoidってあたり。

 「ハムラビ仮面 Ver.5」はGM音源を使うという前提で制作した。具体的にいえばAKAI SG01kというマイナーなGM音源である。この音源はかつて一度も録音に使われたことがない。あと、娘の玩具キーボードとして買ったYAMAHA CBX-K1XGの音も録音した。勝手に玩具扱いしてるだけで、本来これは普通の安物XG音源つきキーボードだ。最近はパパが奪いっぱなし。KORG microKONTROLかうまでゴメンな。
 Synth1の優秀さに気づき、目立つ音の大部分はSynth1で作られている。ベースも。

 「HAL-9000-2」を現在録音している。昔、MSXで制作したときのYRM-55 MIDIデータをCMP2MCP.EXEでPC-9801向けレコンポーザのデータに変換し、それをMacCVSで標準MIDIファイルにした。一部データが変だったが、元々7拍子でループさせるなんて変なところだ。概ねオッケイ。ちゃんとCUBASEとCUBASISで読めた。
 「HAL-9000-2」は本物のアナログシンセを筆頭にハードウエアのシンセを使うという前提で録音している。具体的にはRoland MC-202だ。これはもちろんMIDIでは動かないCV/GATEマシンなので、このへんをどうにかしないと厳しいことになる。で、英KENTON社のPRO SOLOを導入した(代金$169+送料$89程)。
 PRO SOLOはMIDIのノート情報をCV/GATEに変換してくれる装置だ。ACアダプターが付属していなかったが、9V〜15Vと大雑把なことが書いてあったので昔のBOSSのエフェクター用ACアダプター(9V、200mA)を使ったらちゃんと起動した。煙も変な臭いもない。
 MC-202とPRO SOLOを接続し、CUBASISを動かすとちゃんと音が出たり出なかったり。ありぃ? 接点復活剤をMC-202とケーブルにスプレーして再挑戦。安定してシーケンスを奏でるようになった。
 でも音が調子外れだ。TASCAM US-122にはチューナーソフトが付いており、それでチューニングしても変だった。チューナーソフトを良く見るとA#と表示されていた。半音もズれてる。
 MC-202のtuneツマミを結構左に回してチューニング。18年も経つとこんなにズれるようになるのね。で、録音を始めた。ときおりMC-202が暴走するが、そっとやり直せばいいので宅録的にはオッケイ。でもライブじゃ使えんなぁ。暴走の原因は不明。CVの電流量とか問題ないのだろうか。

 Roland MC-202は18年前、電子楽器がMIDIの時代に移ったために投売りされていたのを導入。2曲程シーケンサー(ローランドはマイクロコンポーザーと呼んでいた)として使ったが、とてもじゃないが狭い液晶での打ち込み(しかもモノフォニック)に耐えられなかったので、即MSXを導入した。
 オリジナルの「HAL-9000」でもMIDI-SYNCコンバーターを使って単純なバスドラムループで使ってたはずだが、KORG MS-20だったっけ? 忘れた。ともかくMC-202は18年経ってやっとマトモに活用されることになった。
 さて、和音をRoland JP-8000で入れるか。その前にベースパターン決めなくちゃ。

2003.12.22

 monadoが頻繁にフリーズするようになったので、データを退避し、OSを入れ直すべくHDのフォーマットを行ったら、60%付近でカシャカシャといやぁんな音がした。とうとう我が家のIBM DTLA-307045(IBMの信用を深く傷つけた不良率の高いHDDシリーズの一つ)も死につつあるということだ。DTLAにしてはもったほうなのではないかと思うが、ただ単にデータ量が死んでる部分に達しただけかもしれない。
 不良ブロックの拡散が怖いので当然廃棄、中国産SeagateをMasterに変更。

2003.12.25

 「HAL-9000-2」のボーカルを除き録音終了。

2003.12.31

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「読まなくてもいいよ39」
OSTRACISM CO.
OSTRA / Takeshi Yoneki