水墨画展


第14回阪本雅城水墨画展
(昭和47年9月7日から12日 大丸東京店5階画廊)
※当時の案内状







推せんのことば     天野 貞祐

人はそれぞれに、自分の哲学をもつべきだと思う。しかしそれは借り物であったりウソであったりしたのでは哲学とは言えない。芸術においても同じことが言えると思う。いかなる画を描くかはその画家がいかなる人であるかということである。要するに画は人なりということになるわけである。

わが阪本雅城画伯は、行業純一、多年この道に精進しつづけている。わたくしは画伯の人となりを信じ、その仕事に愛情をもっている。敢えて大方に推せんする所以である。