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クリスマスイルミネーション「スノーフォール」の製作
Wrote:2010/12/05  K2000

スノーフォールとは?

 クリスマスイルミネーションのひとつ、「スノーフォール」は、
 軒下など高いところにぶら下げて、雪や雫が落ちる姿をLEDで表現したイルミネーションです。

 

 これ、どう見ても簡単に作れそうですけどw、市販品は結構高いです。(モノにもよります)
 てことで、安価なパーツで自作します。

 目標としては、18ピンPIC1コで、白色LEDを32個ダイナミック点灯(8×4)させます。
 しかも32灯すべて、お得意の(?)PWMによる輝度制御を行います。
 



製作開始

 今回使ったパーツはこんなところです。

 ・PIC16F648A x1
 ・TD62083APG(トランジスタアレイ) x1
 ・20MHzセラロック
 ・62Ω抵抗 x8
 ・白色LED x32
 ・3mm角、長さ50cmの木の棒 (\21円) - ホームセンターの木材売り場で購入
 ・ユニバーサル基板、ポリウレタン導線、絶縁チューブ、ハンダ、etc...

 相変わらず私の作りは、ハードウェアの工夫よりもソフトウェアによるところが多いので、
 部品点数も少なく回路は単純です。

 ダイナミック点灯の基本構成で、PIC(PIC16F648A)のポートA0〜A3をトランジスタアレイ(TD62083APG)に接続し、トランジスタアレイの先を各LEDユニット(8コ1組)のカソードに接続します。 PICのポートB0〜B7はそれぞれ使用するLEDに合った抵抗器を通して(私が使用したのは62Ω 1/4W×8本)LEDのアノードに接続し、20MHzのセラロックをA6・A7に接続します。 以上。

 ――とまあ、回路は実に簡単なんですが、3mm角の棒に15mm間隔で白色LEDを32個も噛まして
 ダイナミック点灯配線させるのは、結構面倒くさい作業です。

 あと、何度も言っている通り、私はハードウェアをなるべく単純にしたい派なので
 セラロックも普段は使わず、内蔵のオシレータ(4MHz)ばかり使ってるのですが、
 今回はただのダイナミック点灯ではなく、32灯すべてにPWMの輝度制御を付けるので
 4MHzではさすがに力不足です――ということで、やむを得ず20MHzのセラロックを使いました。
 (ちなみにPWM制御を考えなければ4MHzでも8×6=48灯で全然イケます>ここで実証済み



 まずは3mm角の木の棒を50cmで切断し、15mm間隔でマークを付けます。

 

 このマークした場所に、白色LEDを噛ませます。
 棒から抜けないように、足の曲げ方を工夫して、棒に食い込ませるようにします。

 

 各LEDの配線は、ポリウレタン導線を使います。
 私はいつも愛用している0.26mmを使用。
 8灯×4段のダイナミック点灯(全32灯)になるように配線します。

 次は回路。

 

 

 

 先に説明した回路構成を基板化しただけの簡単な回路です。
 工夫すべきはソフトウェア。

 製作した32灯LEDバーと回路は、もちろんポリウレタン導線で繋ぎ、絶縁チューブで固めます。
 てことで完成です。電源端子には5VのACアダプタを繋げます。

 



 ▼YouTubeのアップ動画。
 


 せっかくなので、あと2〜3本作りたいのですが、
 なんたって配線が面倒なので躊躇してます(^_^;
 こういう時、専用基板を自分で作れるといいよなぁ・・・。
 



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