ツーペ採寸・型紙の採り方
あなたの想像力を最大限働かして下さい。世界で一枚の型紙が誰でも作れます。
home
用意するもの
(1) セロハンテープ18センチ幅のテープが使いやすい。
(2) 40×30センチ以上の透明ビニール袋・透明ポリエチレン袋を展開して使用する。
(3) 赤の色鉛筆又は水生のペン(落とせる赤のペンならいい)
(4) 黒の油性マジックインキ(落ちないインクが必要)
油性マジックを落とすには消毒用アルコールで簡単に消せます。
(5) メージャー ハサミ
ご本人様だけでは作れないと思いますが、作るのはご本人なので全頭のかつら型紙に禿げの形
等の詳細図を描いてから、もう一枚ツーペ用型紙をつくり、先に作った全頭型紙に合わせる事により
よりご本人のイメージを織り込んだ型紙ができるものと思いますので何度も挑戦して下さい。
型採りは難しくはありません、大切なのは何度も挑戦する意欲です。
注 フロントとバックの中心線は型紙にハッキリと記入して下さい。 |
図面の作成に役立てて下さい→
実例で学ぶ型紙→
女性用の型紙の取り方も男性用も変わりはありません、同じです。
基本的に自由設計なのでご自分の思いを型紙にして下さい、それからです、できるできないは。
男性用はツーペと呼びますが女性用はトップピースと呼び名が変わるだけです。
 |
禿げている状態のイメージ
型紙を作るうえで注意すること。
(1) 想像力を最大限働かせて基本的線引きも大切だが、それにごだわり
過ぎるのも良くない。大胆な線引き感性を大切にする。
(2) 禿げている状態は一様ではないので大胆に、単純に線引きする。 |
 |
正中線を額に直に赤の色鉛筆で書き入れる。
色鉛筆で額に書き込んでもアルコールで拭けば簡単に落ちるので
ハッキリ書き込むこと。
|
 |
額に手をあて天頂方向に押すと額と頭の境にシワがよる、そこが
以前に毛が生えていた生え際である。そこに正中線に直角に水平の線
を赤の色鉛筆で書き入れる。
このクロス十字線が基準点として目安になる。 |
 |
(1)分け目があるスタイルの場合実際の生え際より1cm位あげてかつらの
ラインを決めたほうが自然である。
この位置は額に4本の指をあてたときの幅が目安
(2) 青のラインはかつらのラインの一番高い点が正中線より若干左に寄る
ほうが経験的に、より自然になる。(左分髪の場合)
(3) バックスタイルのような場合は実際の生え際ラインに近いほうが
よいケースもある。基本的には好みで決めること。
(4) 想像力を働かせて最も似合うと思えるところに自然なアール線
を引くこと。
|
 |
一般論として分け目位置は眉毛の一番高いところあたり(青線)が自然で
目の外角(黄緑線)より内側に入らないほうが良い。と言われていますが
顔も頭の形も一様ではないので参考にしてもあまりごだわらないほうがよい。
想像力を働かせて最も似合うと思えるところに分け目線を引く。
|
 |
 |
ラインはできるだ単純に凹凸なく自然な
アール線を描いて下さい。 |
|
 |
既製品のベースの裏側からの写真ですがこのようにラインを
決めると自然にできますので参考にして下さい。 |
 |
ビニールを引っ張らない(引っ張ると変形原因になる)で耳の後ろに
ネジって止めるか、本人が手で持つ。
プレカットの依頼時にはこのような全頭の髪の毛の位置や生え際
の位置・眉毛の位置の詳細な図を書き込んだ形紙が必要です。
それを参考に必要な髪のカットをします。 |
 |
 |
わかりやすく白のテープを使いましたが
実際は透明なセロハンテープで縦・横・
周りと張ってからテープを少し重ねながら
横方向を万遍なく張り、張り終えたら今度
は縦方向に万遍なく張ると丈夫な頭の形を
とることができる。
最低でも2重、できれば3重にして下さい。
仕上がり具合に影響大です、
シッカリ固めて下さい。
また切り取った後にすんなりかぶれるかも
大切です。 |
|
 |
 |
 |
地肌に書いたラインを参考
に油性マジックでラインを
描く。 |
|
 |
油性マジックはアルコールで簡単に消えるので修正を加えながら
作りたいベースラインを慎重に描く。
分け目には PART と記入し、後ろは BACK と記入して下さい。
髪の方向を簡単に矢印で描いて下さい。
書き終わったらシッカリ頭形をとり、丁寧に切り取って送って下さい。
髪の毛の植え方
立て向きに植えたい・・・たて向き(バックスタイル)と記入して下さい。 |
 |
切り取った型紙にサンプルの毛髪束を張り付けて、名前を記入して下さい。
自毛がクセ毛の場合やパーマ毛の場合にそのウェーブカールがハッキリ
わかる長さをサンプルとして採れるならそのままサンプルとしてつけることを
推奨します。具体的サンプルで工場へ指示するのがベストです。
実際の型紙にはフロント F中心線とバック B中心線をハッキリ記入
して下さい。紙の図面にも同様に記入して下さい。
この例では記入してありませんが何本も書き入れるとわかりにくくなるので
あえて記入していませんがはFとBの中心線は重要です。 |
 |
型紙の裏側からの写真ですが微秒なアールラインの変化を
参考にして下さい。既製品のベースラインと比較すると理解
しやすいと思います。(分髪ヘアスタイルの場合)
ただし基本は基本として頭形は一様ではないので想像力を
働かしてベストな一枚のラインを描いて下さい。 |
 |
注文用型紙に必要な最低限の
情報。
細かい指示は図面に書いて下さい。
詳しくは事例で学ぶのページを
参考にして下さい。
|
注 フロントとバックの中心線は型紙にハッキリと記入して下さい。
 |
 |
 |
参考資料
ハーフウイッグラインと
全頭ウイッグライン |
|
 |
プレカット用全頭型紙です。
眉毛の位置・鼻の中心・正中線・後頭突起・サイドの生え際ライン・
後頭部の生え際ライン・フロントの生え際ライン・分髪ライン・
かつらの位置等すべての情報を書き込んで下さい。
それらの情報から想像力でカットします。 |
|