第X期
 【MRIの検査】

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黎人口肛門


  このころは先生の言い回しからなんとなくがんは消えてきているのでは
ないかと感じ始めていましたが先生から出る言葉は厳しいものばかりで
した。
またこの抗がん剤投与も、もし効果がでないときはこの治療をやめるとの方針でしたが幸い効果を持続できたのでこのまま治療方針を変えないで続けるとの説明がありました。

抗癌剤の投与も5回目を迎えてMRIの検査をすることになりました.。
検査の結果を含めて今後の治療方針の説明がありました。 
【2003/8追記】
現主治医はなぜか撮影写真は一度も見せていただけませんでした。
ですから私達には情報が少なく、少ない情報で最善の判断をかせられた
患者の立場はきびしいものでした。今もその状態にはかわり在りません。     
私: 先生 癌はみえましたか?
先生: みえないが顕微鏡的にどうかわからない。
私: なくなっているということですか?
先生: そのへんを確認するために開腹しょう。目視して残骸を取って病理検査しょう、
その時に転移の可能性のある部位も摘出しょう
私: その時その時に最善と思われる方法をとってきました。
それが最善なら開腹をお願いします。
先生: わかりました。やりましょう。


【苦渋の決断・・・人工肛門の回避】
この時期を前後して人口肛門についてたいへんな葛藤を繰り返していました。妻が前の主治医に相談していて、わざわざ自宅まで先生が訪問していただきましたが考えても考えてもどのようにすることが最善なのか分かりませんでした。
最終決断は今回の現主治医との話し合いのなかで。
私: 先生、開腹してすべての癌組織を摘出することは可能ですか?
先生:  神経や血管、骨盤があって不可能です。
私: 取れない部位いがのこるなら人工肛門にしてもリスクは同じでしょう。
先生: そうです、私もそのように思います。
私: 同じなら生きている間だけでも自然のままがいいです。
先生: わかりました、最大限とれるものは取ります。
私: 絶対に後遺症の残るような切り方だけはしないで下さい、しかし最大限取れるものは取ってください、よろしくお願いいたします。
日本の医者は念のために大きく切る傾向があるようです、それが本当に
正解かどうか素人にはわかりませんが、欧米では最小限にするそうです。
そんな疑問をかかえながら苦渋の決断でした。ゲタは患者家族にあずけ
られます。
手術範囲をお願いするための言葉選びが難しかったです、それに判断するのにはあまりにも情報が少なすぎるし、医師の説明も素人には難しい。
  

黎次第Y期 
開腹手術〜
術後〜退院


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