第一グループの、『Independent科』に属する、カイシャ族の中でも、より進化した生態系のカイシャ族たちは、カイシャ族が『プロフェッショナルビジネスパースン』として目指す理想の生態系です。ここまで進化した『Independent系カイシャ族』はカイシャの利益拡大、カイシャの繁栄、ビジネスにおける自己目的達成や、自己興味の充足、等を願いながら日々他社との競争に打ち勝つ事や、少しでも、自分のカイシャのマーケットでの優位な地位をキープすること等を考えてビジネス行動しています。
『Independent系カイシャ族』が日々の生産的なビジネス行動をするモティベーションとしては、大きく分けると
『自己目的(興味)達成(追求)型』
『カイシャ利潤追求型』
の2つのに分けることができます。
例えば、学生時代から自分が興味をもっていたビジネスのテーマがあり、それをライフワークとして追求し続けたい場合や、『〇〇というカンシャの〇〇〇という製品をもっともっと売りたい』など、カイシャに入るにあたって熱い、情熱をそれぞれの胸にマインドとして抱いているわけです。ビジネスにおける自分の目的が具体的ではっきりしているわけです。
彼らの入社のきっかけは、縁故入社、学校推薦、自己志望など様々ですが、共通しているのは、入社の時に「是非XXでXXの仕事がしたい」という自分の目的、目標つまり『カイシャ生活における自分のビション』がはっきりしており、それを達成するためにあらゆる努力をします。カイシャという舞台を自己実現の場として上手に演じています。
彼らは、自己実現するということに価値を置いています。彼のパフォーマンスに対する会社からの評価、つまり報酬、昇進などについては、彼らは、ほとんどの場合関心がありません。自社の株価には、関心があるでしょう。どちらかというと、経営者の立場で自分のカイシャをみて、そのために自分がどう振る舞うかを考えているわけです。
カイシャへのロイヤリィについては、『自己目的(興味)達成(追求)型カイシャ族』、『カイシャ利潤追求型カイシャ族』ともに、自分のビジネスにおける目的やビジョンとカイシャの目標の方向性が一致している限りは、あります。しかし、ビジネスを遂行しているなかで、『自己目的(興味)達成(追求)型カイシャ族』は、自分のビジョンとカイシャの方向性がズレてきた場合には、すぐに、自分のビジネスのビジョンにより合ったカイシャ環境を探し出し、サッサと新しい環境に移っていきます。見つからない場合には、自分で思う様なカイシャをパッと作っちゃったりしちゃいます。
一方、『カイシャ利潤追求型カイシャ族』は、カイシャブランド信仰者なので、それ程簡単に、かつ積極的には、ロイヤリィをなくすことはありません。いわゆる、『カイシャ人間』なのです。
この『種』は、何かビジネス上つまずいた時に、些細なことで、思いがけず、大きなショックを受けることがあります。そして、自分に対するカイシャの処遇に納得できなかったり、カイシャに裏切られた気分になることが多いのです。あまりにもショックが大きいとカイシャ不信、自信喪失、自己嫌悪などのネガティブなマインドになり、それをきっかけにパラサイト系生態系に変態する確率が多い種です。恋愛といっしょですホドホドにね。あんまり、一方的にカイシャに思い入れをし過ぎないようご注意!