Gamebuinoを使用したテスト |
● 回 路
・GamebuinoのI2C端子にTSL2561を接続して制御します。
・もちろん、各種のAVRやポートを選択することもできます。
・I2Cのスレーブアドレスは、回路図に記載のように変更が可能です。
・このモジュールは3.3Vのレギュレータを搭載しているので5Vでも動作可能です。
注意.インターフェイスピンは3.3Vまでなので、ポートを3.3V以上の出力に設定しないこと。
・「秋月電子」や「Strawberry Linux」のモジュールを使用する場合は、ピン配置とレギュレータの
有無の違いに注意して接続してください。
注意!
この図面を使用した、いかなる損害にも責任を負いません。
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GamebuinoのI2C端子に
TSL2561モジュール基板を接続。
市販の照度計と測定値を比較。
(机の上で蛍光灯照明にて) |
● プログラム
・テストプログラムでは、センサー内部のタイマーにより周期的な自動取得で変換を行います。
・照度値の表示はAVRのTimerにより400msの間隔で更新されます。
・[B]ボタンを押すと変換の周期が、13.7mS、101mS、402mSで変わります。
・変換の周期が短いほど、測定できる照度値の上限は上がりますが、精度は下がります。
・[A]ボタンを押すと、センサーの利得が1倍と16倍で変わります。
・ただし、テストプログラムでは小数点以下の照度値を切り捨てているので、感度の変更は
意味がありません。
・「Temp」変数に照度値の全桁(Lux * 16,384)を保管してありますから、必要に応じて小数点以下の
計算に利用してください。
・[C]ボタンを押すたびに、LCDのバックライトがON/OFFします。
・Gamebuino用のコンパイルは、グラフィックLCD (Nokia 5110相当)のライブラリが必要です。
(Gamebuino [Arduino]互換の小型ゲーム基板 ページを参照)
・HEXファイルをSDカードに書き込み、「SDカードからのブート」を行う事もできます。
注意! 著作権は放棄しておりませんので、販売や配布目的での使用は絶対にしないで下さい。 (記事の無断転載を除き、個人での使用は可能です。 改変、自作品の掲載、リンクもご自由に。)
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● 実用の課題
・このセンサーは、モニター・ディスプレーなどに組み込んで、明るさを制御する等の用途に
開発されているようで、センサー単体での照度測定の上限が約64,000 Lux (実測値)です。
(室内照明での用途向き)
・したがって、野外で太陽光の明るさを測定すると、すぐに測定オーバーになってしまいます。
・また、センサーのフォト・ダイオードが露出しているため、光りの入射角度によって測定値が
かなり変化してしまいます。
・照度計として組み上げるためには、拡散した光りを集める乳白色のレンズや、光りの透過率を
落として強い光りを測定できるようなフィルターを用意する必要があるようです。
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屋外の日陰で、この様な数値の差が出ます。
照度計にするには、市販品のような
レンズ+フィルターが必要です。
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