操作方法 |
1.乾燥時と水中時のしきい値を設定する。
・「Arduino」では[SELECT]スイッチ、「トレーニング・ボード」では[SW1]と[SW2]を同時に押して
しきい値の設定モードに入ります。
・センサーを空気中に保持した状態で、「Arduino」では[UP]スイッチ、「トレーニング・ボード」
では[SW1]を押して、乾燥時のしきい値を設定します。
・カップに水を6cmほど汲み、センサーを水中に入れた状態で、「Arduino」では[DOWN]スイッチ、
「トレーニング・ボード」では[SW2]を押して、水中時のしきい値を設定します。
・しきい値の設定が完了した後、「Arduino」では[SELECT]スイッチ、「トレーニング・ボード」
では[SW3]を押してしきい値を記憶し、設定モードを終了します。
・しきい値はAVRのEEPROMに記憶しますので、一度設定を行えば電源を切っても設定値を
記憶しています。
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2.水分量の測定
・測定は500mS毎に行われ、表示も同じ間隔で更新されます。
・しきい値の設定に異常がある場合は、[Moisture:Error!] と表示されますので、
しきい値の設定をやり直してください。
・A/D変換の誤差やノイズによりA/D変換値がしきい値を超えた場合は、それぞれ
[DryOvr]と[WetOvr] の表示になります。 (土壌の測定時には影響ありません)
・LCDの右下に表示される水分量の絵図は、下記の値で変化します。
水分量 (%) |
LCDの絵図 |
90〜100% |
[W]の文字 |
80〜89% |
カップに縦8ドットの横線 |
70〜79% |
カップに縦7ドットの横線 |
60〜69% |
カップに縦6ドットの横線 |
50〜59% |
カップに縦5ドットの横線 |
40〜49% |
カップに縦4ドットの横線 |
30〜39% |
カップに縦3ドットの横線 |
20〜29% |
カップに縦2ドットの横線 |
10〜19% |
カップに縦1ドットの横線 |
0 〜 9% |
[D]の文字 |
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3.測定の実例 (水分量は参考値です)
・土壌の硬さや土とセンサーの密着度、並びに土壌全体とセンサー間の水分の行き渡り具合で
かなり数値が変わりますから、水分量のパーセンテージは目安です。
・センサーは土壌に固定して、植物の具合を見て水分量の数値を記録し、散水のタイミングを
見つけるといいでしょう。
・以下は、しきい値を設定した乾燥状態と水中状態、および「種まき培養土」に水分を加えた
場合の測定結果です。

乾燥状態 水分量:0% |

水中状態 水分量:100% |

土:40g 水:0ml 水分量:3% |

土:40g 水:20ml 水分量:25% |

土:40g 水:40ml 水分量:47% |

土:40g 水:60ml 水分量:72% |

土:40g 水:80ml 水分量:91% |

土:40g 水:100ml 水分量:98% |
・Arduino + LCD Keypad Shield 版では、シリアル・ターミナルに測定結果を出力できます。
・「Tera Term」等のターミナルソフトで受信します。
・ボーレート = 9600 , Parity = None , Stopbits = 1 , Databits = 8 (プログラム内で変更可能)
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